人間とは恐ろしい生き物だ。
どんなに心を痛めても、日常に追われ、自然とそればっか考えてもいられなくなる。
次から次へ新しい案件を抱える日々には、片付かないそれが根底にありつつも、薄れてゆく。
そんなある日の午前。
いつもどおりの業務、自席でルーティーンをこなしている最中、
机の前にそっと立つ人物現る。
決して忘れることはないが、
直近では接触すら遠のき、進捗を伺い知ることもなくいたのだけど。
６月１３日（火）
「俺のこと嫌いにならんといてな…」と、いつになく偉そばらず、しおらしく。
夢にまでみた…というか、
現実として捉えられるまでに数秒間。
手渡されたものは正しく、
探していた、当てもなく待ち続けた例の重要書類。
私がとあるコピーと共に渡した時のそのままの状態でクリアファイルごと返却された。
そもそもの依頼があった日の日付を入れて渡してあったので、改めて確認すると、
４月７日となっていた。。
記憶が定かでないことをいいことに、「総務の誰かに託したんちゃうかったかな？？？」と手渡し済みを訴えていたけど、
誰か…とは言っても具体的で、信憑性を醸し、今、振り返ると、３月末に他部署へ異動した人のことを言っていて、如何にいい加減か、潔白を装った汚い手口。
こちらも最初の日がはっきりしなかったことから、あえて深くは聞かず、今度、その人に会った時に確認してみます…と、やんわり言いながらも、
絶望時の最後の砦に取っておこうと心に誓い、以降、当人（今思えば被害者だよね）と社内で二回ほどのすれ違いはあったけど、聞かずに、聞けずにいた。
聞かなくてよかったょ。まったく。
事の始まりはウザい依頼者への取り計らい。
結果論だが、私は見誤ったのだ。
元来のポテンシャルは高いほうだと認識しているので、性格はさて置き、それぐらい出来ると思って、他の人たちの場合とは違う、段取りをすっ飛ばしたスピード重視のイレギュラー対応をした。
彼の依頼はいつも面倒だから、何がなんでも優先順位を一番にして、即時対応を要する。
これが間違い。
もう絶対に特別扱いなどしない。
例え「総務はこれやから嫌いや」「杓子定規やのぉ」と言われようが、絶対に。
こんなに苦しいことはなかったと、ことあるごとに言ってやる！
冗談めかして「頑固やなぁ」なんて、言ってくるに違いないけど、
こんな思いはもう、もう沢山なのだ。
ただ一つだけ。
依頼者であるその人が、目下の者（私）に対し恥さらしたくないがゆえ、プライドを貫く為に、
奇跡的に悪用されずに見つかったその書類を、廃棄・処分せずに持ってきたことには相当驚いたけど。
『本物の悪-ﾜﾙ-』ではなかったのが、人として唯一の救い。
最後のやり取りの様子を何も知らない周りの者たちが、どうやら見ていたらしい。
「なに？なに？○○さんと○○さん、何事？」
ってなっていたそうだけど。
そりゃそうだ。
普通でいられるわけがないもの。
きっと目立っていたんでしょうね。
アフターフォローの日からは、まじでキツい１ヶ月半ほど。
いい勉強になった。
出来ることなら、しなくていい勉強だけど。
もう特別扱いをしない。
決して信用しない。
万が一に備え、書類の原本は渡さない。
なんて幼稚な話なんだ。
まじでハズいわ。
気持ち悪っ。
長く絶対に負けられない闘いのたった１つの心の支えに、
（この間のとは別の某通販の）たまに読む星占いのページ。（6/1～6/30）
必要なのは十分な休息です。
ホッと出来る暗示があります。
悩んでいた事が解消するかもしれません。
あるいは大きな予定が終わって、少しのんびりできる場合もあるでしょう。
この時期はしっかりとエネルギーをチャージするのが正解です。
「暇になったら片付けよう」と思っていた用事があるとしても、まずは休養を。
心と身体を休ませるほど運気が上がり、新たな出会いや幸運が舞い込むようになるでしょう。
ただ、何かしらの支払いを忘れていないか、この点だけは注意を。契約の更新なども確認を。郵便物を放置しないで。
ですって。
最初の二行だけで十分です。
絶対に負けられない闘いが終結した翌日はたまたま休日でした。
本当は断捨離中に出た自宅の不要品をリサイクルショップへ売り払いに行こうかなぁ…なんて考えていたけど、
この際だから、少し身体を休ませることとしました。
休みの朝はいつもなるべく早く起きてるんだけど、ほぼほぼしたことのない、なんと！お昼寝もしてみた。
その後はサクッとお出掛け。
レインコート、買いました。
尚、占いに支配されているわけではありませんのであしからず。
おわり