1993年。デビューから5年で活動休止。


キーボード:前田耕陽

ギター:岡本健一

ベース:高橋和也等は俳優やタレントへ転身。


ギター:成田昭次は芸能界引退。


その後、4人が揃うことは無かった。


TV[やすとものいたって真剣です]より(ゲストに前田耕陽と高橋和也を迎え)


海原ともこ

「離れてる時って気にはなるもんなんですか?」


前田耕陽

「だいたい連絡先も知らなかった」


海原やすよ

「(義兄)耕陽さんは誰の連絡先を知ってたんですか?」


前田耕陽

「俺は和也しか知らなかったし」


海原やすよ

「和也さんが次、誰か…」


高橋和也

「僕は全員の連絡先をたまたま知ることが出来て」


海原やすよ

「そんな感じなんですね…」


高橋和也

「だから、最初は昭次と10年ぶりぐらいにやり取りする時に、メールでね」


「昭次、元気?和也だよ」


「でも一週間くらい連絡無いんですよ」


「昭次が会いたくないのかな…っていう思いもあったし、あんまりグイグイグイグイ押しちゃいけないじゃないですか」


「だから、そこは凄い気を使ったところですよね」


「そしたら、一週間後に…」


「和也、久しぶり。元気だよ」(成田昭次)


「ってLINEが来て、うわっ!!っと思って、昭次からLINEが来た!って思って、皆にこの間、昭次とLINEで話したよってって話して」


海原やすよ

「それは昭次さんに後に聞かなかったんですか?一週間あけた理由」


高橋和也

「いや、だから…10年もメンバーと会ってなくて、自分は」

「(その時は)一般の生活をしていたから、いまさら昔のメンバーとどういう風に接していいか分からなかった…っていうか」


海原やすよ

「そこからぐっとどういうふうに入っていったんですか?」 


前田耕陽

「結局、ジャニーさんが亡くなったじゃないですか。それのお別れ会がある時に昭次が来たんですよ」


「健一だけが会えたの、昭次に」


「昭次が耕陽とも喋りたいって言ってたよっていう話を聞いたから…」


「その時は名古屋に住んでるっていうから、じゃちょうど僕も舞台で名古屋行くから、そん時会おうって言ったら、いいよって言ってくれて」


「僕だけ会うのもズルいみたいな気持ちになるから」


海原やすよ・ともこ

「みんなの昭次なのに爆笑


前田耕陽

「で、昭次と会った時に、和也に電話して、今、昭次と居るんだけどって代わったら、和也もめっちゃ喜んでくれて」


高橋和也

「テレビ電話で、うわっーーー!!!ってなってパー笑い


海原やすよ

「で、その時、成田さんはもう会える…会える心境までなってたってことですよね?みんなに」


前田耕陽

「なんかまぁ、でも最初、初めて久しぶりに会った時は、ものすごく恐縮をしてましたね。永らく音信不通になって申し訳ない…みたいな」


「でも、そんなことより会える喜びのほうが強いから、もう、いいんだよむかっそんなことは!って言って」


「無理やりその日にカラオケ連れてって、男闘呼組歌わせました爆笑


海原やすよ

「ある意味、ジャニーさんのそのお別れの会みたいなのをみんな意識してたから、出てくる機会にはなったと思うんですよね」


「で、4人が会ってグイグイとそこまで…」


海原ともこ

「昭次さんも段々段々ちょっと…」


海原やすよ

「嬉しかったんですかね、皆さんと」


前田耕陽

「これが、僕がカラオケ歌わした次の週に岡本も仕事で名古屋に行ってて、そこで昭次と会ったらしいんですよ」


「で、昭次が、実は先週、耕陽とカラオケ行ってさ…って言ったら、健一も、いや、俺とも行こうよ!って話になって」


海原やすよ

「めちゃ歌わされてるやん爆笑


前田耕陽

「それで、健一とも二人で行って、歌ったら、健一が、昭次、まだ全然いけるじゃん!」


「男闘呼組もう一回やろうよ!」って




一年後、2020年8月。


名古屋のスタジオで27年ぶりに4人でセッションすることとなった。


高橋和也

「最初に会った時には、名古屋のスタジオで、みんなでうわっーーー!!!(抱擁)って抱き合って、うわっーーー!!!(抱擁)って、なんか、そういう感じでしたね」


「最初はちょっと緊張しましたよ」


前田耕陽

「大丈夫かなって思いながら」


「でもね、そこで会うまでも何ヶ月かあったから、めちゃくちゃ練習しましたよ。それから」


「俺だけ弾けなかったら恥ずかしいってあるじゃないですか」


海原やすよ

「だって、誰(か)に言われて、やったらいいやん!って言われたわけじゃないってことですよね」


前田耕陽

「そうですね」


海原やすよ

「それが凄くない?周りの人で、どっかの会社の人とかが、やればいいやん!って言ってやったわけじゃなくて、普通にみんなの気持ちが1個になってるから…これまた凄いと思うよね」


高橋和也

「次の日に、耕陽の運転で、男闘呼組の4人だけで、ジャニーさんのお墓参りに行こうってことになって」


前田耕陽

「名古屋から○○○まで4時間半ぐらい」


高橋和也

「山道なんですよ。凄いの」


前田耕陽

「でもね、その4人だけで車に乗ってるっていうのが、実はそんなことって今まで無くて、絶対誰かスタッフが居たりとか、若い時も、4人だけしかこの空間に居ないっていうことが」


海原やすよ

「どんな感じやったんですか?」


高橋和也

「耕陽が運転してくれて…4人でゲラゲラ笑いながら、楽しかったです」


海原ともこ(妻)

「そこらへんから楽しそうやったもん。耕陽さんも。家でもやっぱり」


海原やすよ

「タイミングときっかけね」


前田耕陽

「昭次、もう一回やろうよ!ってみんなで言って、その時はまだね、いやいや、俺は…っていう感じだったけど」


海原やすよ

「それってどれぐらいからなんですか?本当に固まってきて誰がGOを出したんですか?」


高橋和也

「2年前に、健一が、本当に男闘呼組を再結成したいから、昭次、東京へ出て来いよって言って、今の(事務所の)社長さんを紹介して、東京に出て来ても音楽活動が出来るように、健一が一生懸命動いてくれたんですよね」


「でも、凄いやっぱり、大丈夫かなっていう不安もあるわけですよね」


「名古屋で安定した生活を…家族と一緒に東京出て来て、やっぱり芸能界って競争の激しい世界にもう一度行くっていうのは不安もあったんですけど」


「健一曰く、地道に人に見られなくても、ひっそりとしても、地道な安定した人生と、それともう一度ギターを弾いてお客さんの前に立って俺たちと一緒に音楽をやる人生が2つあるとしたら、絶対、昭次にはもう一度ギターを弾いて、お客さんの前に立って欲しかった」


「そういう人生を選んで欲しいっていう思いがあって」


海原やすよ

「そこの決意って、結構…もう一回ってなるけど」


「でも、やっぱりそっちを選んで、みんなとやりたいっていうことやったんですね」


4人の絆があったからこそ実現した再結成ライブ。


と、ナレーションはなっていたけど、全然簡単じゃない。


一人ならばどうにだってなる。

家族の理解も必要になる。


高橋和也

「人生で最高の2日間。なんていうか、こんな奇跡が起こるんだなあっていう」


「願っていれば…。本当にこの4人でもう一度やることは無理だと思っていたので…」


「実現した時には本当に信じられないくらいの思いと、でも待っていてくれたファンを見た時に、夢の中にいるような、そんな気持ちでした照れ


前田耕陽

「本番は2日間だったんですけど、リハーサルの時から楽しくて」


「あそこでこんなことやってたなとかって思い出したりとかするのもあったり、リハの3日目ぐらいからね、本番のテンションでリハーサルずっとやってくれるんで」


海原やすよ・ともこ

「体調大丈夫ですか?持つんですか?和也さんは」←(まさか病気なの??)


前田耕陽

「持ってた」


高橋和也

「テンション下げたくないっていうか」


「昔の勢いのあるステージを見せたいし、本番と同じようにMCやって」


(中略)


海原やすよ

「なんかさ、誇張してくる人いるやん。年いって」


「ねばっこくなって出てきはって、あらららら…みたいな」


海原ともこ

「普通に聴きたいのよ!こっちは。そのアレンジいらんのよ」


海原やすよ

「Woh Wohが激しくウォウ ウォウ言うてみたり…じゃなくて」


「凄い見てた時よりブラッシュアップしてるから、あるねんけど」


「(男闘呼組は)いい意味で変わらへんし」


前田耕陽

「今回のコンセプトも当時やってた音をそのまま再現。キーも下なければテンポもなるべく下げるのやめよう」


海原やすよ・ともこ

「それ凄いですね」


前田耕陽

「歌い方も当時のまま歌って!っていう」


海原やすよ

「男闘呼組さん、テレビに出て歌った時にあの言葉ですよね」


「イケおじって言葉がピッタリはまったというか」


海原ともこ

「耕陽さんはカワおじって言われてるねん」


「イケてるおじさんじゃなくて、カワイイおじさんやねんて」


海原やすよ

「可哀想やな。奥さんが芸人さんなだけでイジられやすくて」


海原ともこ

「すいませんねぇ本当に」


前田耕陽

「いいんです、いいんです」


海原ともこ

「ライブの時にファンの方があたしにも声掛けてくれる人がいてて、耕陽さんが喋るとちょっと笑い起きませんか?ってあたしが聞いてんやん」


「そんなことないです!ちゃんと耕陽もカッコいいんですけど」


うーん…ショボーンって言うてはったウシシウシシウシシ


海原ともこ

「あたしのせいやん!」


海原やすよ

「これアカンよね。芸人さんが奥さんやからって、耕陽さん、イジッていいキャラちゃうからね」


高橋和也

「僕らはでも凄い、メンバーの奥さんが大阪で人気のある漫才師って、めちゃめちゃ誇りですけどね」


海原ともこ

「怖いねん。ほんまに。この4人」

「NGKに見に来るって言い出すから」


海原やすよ

「見たいんだよ、生でってほんまに言ってくれてて」


前田耕陽

「行きますよ。そりゃねぇ」



岡本健一、成田昭次からのVTRメッセージを挟んで…


(中略)


海原ともこ

「楽しいですか?やっぱり、今」


前田耕陽・高橋和也

「楽しいですよ」「楽しいですね~」


(後略)


↑これが、再結成までの経緯。


想像以上にドラマティックだった。。


公演前にON AIRされたこの番組を見て、コンサートに参加した私と友は、


なお一層感慨深く、あとで話すと二人とも同じことを感じていた。


『寝た子起こす』ではないが、


…昭次くんの行く末。


色々あっての引退から、一般人とは真逆の世界でのギャップに、決して打ちひしがれることなく、


強く、強く、自分に負けないで生きて欲しい。


ソロでは、どうやら呼人くんも関わっているらしいし、


そういうベテラン陣にも時には甘えて、相談もして、


大舞台なんかでなくてもいいじゃん。


世間の大半の『イケてないおじ/おば』(笑)たちの一筋の光になってくれないかな。🤔ひらめき電球


私の左隣の席の夫婦だかカップルだかの、おっちゃん(おいでやす小田ふう)ずっとフルコーラス歌ってて、


超ムカついて、ガン見してやったけど、お構い無し。


妻(彼女)も妻(彼女)だわ。

↑注意しろっちゅーの。ニヤむかっ


アンコールで初めて黙ったんですけど?


他者にはマジ鬱陶しいけど、


わからなくもない。←🙅‍♀️完全🆖!!


「あんたの歌、聴きに来たんちゃうねんけど!」


…この人の青春でもあったのだろう。。


とは思うが、許さないよ。パンチ!


っていうね。


混沌とした先の見えない世界の、


それでいて、


我が人生のゴールがうっすらと見え始める社会の、


疲れた大人たちと共に生きようじゃない。チョキ




完了

注意ライブ中に撮影許可出ました。