ケーブルカーに乗り比叡山へ。長さ約2025mと、日本最長の長さを誇る坂本ケーブル。レトロな駅舎が素敵でした。
比叡山は大きく三塔の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)というそうです。
今回は、東塔(とうどう)→横川(よかわ)→西塔(さいとう)の順に参拝することにしました。
境内は爽やかな秋風が吹き、少しずつ紅葉が始まっていました(10月中旬)。
《東塔》
・根本中堂(こんぽんちゅうどう)
御本尊 薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)
延暦7年(788年)、伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)が、一乗止観院(いちじょうしかんいん)として建立したのが始まりとされています。「不滅の法灯(ふめつのほうとう)」と呼ばれる灯火が、1200年以上もの間、輝き続けているそうです。
改修中でしたが、中に入って参拝することができました。
・文殊楼(もんじゅろう)
御本尊 文殊菩薩
延暦寺の山門にあたる建物。堂々とした佇まいですね。
・大黒堂(だいこくどう)
御本尊 三面大黒天
御本尊は、大黒天、毘沙門天、弁財天の三つの顔を持つ、三面大黒天。勇ましい表情が印象的でした。
豊臣秀吉がこの三面大黒天に出世を願い、遂には太閤となったことから、三面出世大黒天とも呼ばれるそうです。
・大講堂、鐘楼(しょうろう)
僧侶が法華経を学ぶ道場、大講堂。
前庭には「平和の鐘(開運の鐘)」があり、50円で撞くことができました。体に響く鐘の音が心地よかったです。
・阿弥陀堂、法華総持院東塔(ほっけそうじいんとうとう)
…阿弥陀堂
御本尊 阿弥陀如来
阿弥陀堂の前には水琴窟があり、澄んだ音色を奏でていました。
…法華総持院東塔
御本尊 大日如来をはじめとする五智如来