昔習っていたクラシックバレエ。
今日は友人のお誘いで、
英国ロイヤル・バレエinシネマの
「シンデレラ」の試写会に行ってきました。
東京って、こういう機会がたくさんあって、
ほんとうに恵まれているな、としみじみ。
当たり前のようでいて、当たり前でない。
実は、シンデレラ、2年連続の鑑賞でした。
主演は、2024年がヌニェスさん、
2025年は前年に仙女を務めていた金子さんにシフト。
▼2024年
シンデレラ:マリアネラ・ヌニェス
王子:ワディム・ムンタギロフ
▼2025年
シンデレラ:金子扶生
王子:ウィリアム・ブレイスウェル
もともと、どちらかというと、
ザ・古典バレエが好きなわたしですが、
10年ぶりにリバイバルされた英国バレエ団のシンデレラ、
フレデリック・アシュトンの振り付けがとんでもない上、
音楽や舞台装置、衣装含めた総合芸術としても見応えばっちり。
間に挟まれる解説も、昨年より詳細化されている印象あり、
作品へのこだわりや思いを感じながら、観ることができました。
わたしは、一幕の、
舞踏会への参加を夢見ながら、
シンデレラが1人ダンスするシーンがいちばん好きです。
遠慮がちに、でも抑えきれない興味・想像に駆り立てられるシンデレラの情感を表すような、特徴的なステップ。
もちろん、義理の姉妹のコミカルなダンスや、
カボチャの馬車の演出、
そして仙女の魔法を表現するプロジェクトマッピングなど、
他にも見どころは目白押しです。
クラシックバレエといえば、
二部の、パーティーの華やかなワルツもやはり欠かせません。
演出上、ありきたりなパーティーシーンを避けるため、
あえて城内でなく庭園を舞台にしたというこだわりも素敵です。
総じて、バレエという総合芸術に対して、
色々攻めのアプローチもあり、
とっても素晴らしい演目だなと改めて思いました。
