私は大学院入試を受けることになった。

 

なぜそんな人ごとのような書き方をしているのかというと、自分自身が本当に大学院に行きたいのかがわからなくなってしまっているからだ。

 

もともと、全くと言っていいほどしたいことがない人間だった。そんな人間が少しばかり勉強ができ、理系科目が得意であったため、理系の大学に通ってしまったのが運の尽きだったのかもしれない。熱量がない人間には、レールを外れるということはできなかった。そして、通った大学学部の用意されたレールというのは院進だったのだ。

 

気づけば当然のように修士に進むと思ってしまっていた。とはいえ就職をしたくなかったという気持ちもあるので、どっちもどっちだったのだろう。どちらも別にやりたいことではないのだ。

 

まあ院に行きたくないという話はここまでにしておき、実際の院試について書くことにしよう。

 

まず、一か月前ぐらいから研究室が休みになった。少しだけ掃除などでいくことはあったが、一か月間まるまる休みだったといってもよいだろう。これでも院試休みは短い方だった。

 

最初はいろいろ遊びに行こうなどと考えていたが、結局あまり行くことはなかった。というのも単純に友達がいないからだ。勉強に励んでいたわけではないといえるだろう。全然勉強しなかったわけではないが、結局過去問と同じような傾向ならできるという程度にしか勉強はしなかった。

 

そして、本音を言えば落ちてしまったほうが強制的にレールを外れることが出来ていいんじゃないか、しかし就活もしてない9月の4回生というのは本当にゴミみたいな存在なわけで、それは避けたいところでもあった。

 

そんな気持ちで迎えた試験当日、友人たちの余裕そうな顔を見て少し焦る。

 

しかし、今までのテストでもそうだったので、いつも通りだと思い、最初に受けた英語では特に予想外ということもなく、想定通りの出来栄えだった。

 

本番ともいえる専門科目、私が選んだ科目はかなり難易度が高かったようだ。正直に言って全くできなかったといってもいい。

最初の30分はテストがほぼ白紙だったレベルだ。そのあと、少しずつ落ち着きを取り戻し、すべてを埋めることこそできたが、正答率を考えると得点率は半分あれば万々歳といえるレベルだった。これを堂々と言っているのは強がっている部分はあるが、まあ落ちていても一切文句は言えない出来栄えである。今後どうしようか。放浪でもするしかないか。

 

口頭試問は予想外に聞かれたことはあったものの、特に何かがあったわけでもなくすぎさった。まあこれは茶番のようなものだと先輩から聞いていたので、こんなもんだろう。

 

以上、これが私が院試を受けてみての感想だ。

合否にかかわらず、いつか見返して笑えることを祈って、