関東大学リーグ1部第13節 早稲田大学×中央大学 | CZOブログ

関東大学リーグ1部第13節 早稲田大学×中央大学

2011/10/1  13:50KO


早稲田大学 1-0 中央大学

【得点】

早稲田 奥井諒



《試合経過》

http://www.wasedasports.com/soccer/111001.php



《試合感想》

土曜日に見てきた試合の観戦記。


中大は2週連続で早稲田は2週間ぶりかな?

お互いほぼベストメンバーでの試合だったと思います。


早稲田は4-4-2。

攻撃⇔守備の切り替えの速さを武器にして前期躍進したチームだと思うんですが、後期になって見た数試合ではまだ前期ほどその切り替えがよくない印象を持っていました。

この日もその印象はあってやっぱり苦しい試合だったなと思います。

決勝点となった得点も深い位置でのスローインを富山選手が受けてやっとこさ上げたグラウンダーのクロスをフリーの奥井選手が決めたもので決して崩したものではなかったしね。


一方の中大も4-4-2。

安柄俊選手・林容平選手の個の強い2トップにシンプルに当てて、早稲田の中盤のプレスを回避したのが序盤ペースを握れたポイントだったのかなと思います。

またSHとSBが連携した両サイドからの崩しも迫力があったなと感じました。

全体的に個の強さが印象的な好チームでしたね。


試合を分けたのは前半38分の早稲田の交代「三竿選手⇒望月選手」だったのかなと思っています。

この時間まで中大が最もチャンスを演出できていたのは右サイドの澤田選手・今井選手のコンビのポイントだったんですが、望月選手が入ったことでそこからのチャンスはほぼなくなったんですよね。

たらればですが、そこからのチャンスから1点でも取れてたら結果は大きく変わっていた様な気がしました。

ただ早稲田もペースを握られた前半からHTを経てペースを握り返したのは見事でしたね。

なんと言うか、2トップに当てたボールに対するセカンドボールの意識が非常に高くなったのが一つと小井土選手をはじめ前線の選手が上手くボールを引き出して収めることが出来ていたのが勝利を引き寄せた部分だったのかなと。

あとは中大が前掛りになってディフェンスの部分で甘くなってきたのも大きかったのかもしれないですね。


と、そんな感想。

早稲田はなんとか優勝争いに踏みとどまりましたね。

苦しいながらも勝てたのは大きいし、2週間空く中で内容的にも勝てるように修正して欲しいと思います。

中大は負けはしたものの後期盛り返せる雰囲気は十分に感じました。

まずはインカレ圏内が目標になるのかな?

とにもかくにも好きな選手が多いので頑張って欲しいものです。



《気になった選手》

早稲田大学

DF 望月理人

左SBで前半途中から途中出場。

トップチーム2試合目の公式戦で押し込まれていた左サイドの建て直しと言う難しいタスクを担っていた訳ですが、対人の強さで見事に火消しをやってのけたのはこの試合の分かれ目だったと思います。

この日は守備面での活躍が印象的でしたが、攻撃が持ち味の選手とのことなので今後一層の活躍に期待したいと思います。


中央大学

DF 今井智基

右SBで出場。

もともとオフェンスの選手のイメージだったんですが、SBでの出場で驚きました。

そしてオフェンダー出身らしくスピードとパワーを活かした突破で多くのチャンスを演出しましたね。

この試合では守備機会が少なかったため守備面の部分をもっと見たかったのが正直なところです。

攻撃面はとても面白いと思ったのでぜひともまたSBをやってるところを見てみたいものです。


MF 澤田崇

右SHで出場。

今年に入ってデビューした2年生アタッカーでほぼノーマークだったんですが、ドリブル突破のキレは素晴らしいですね。

右サイドを深く抉ってのクロスは早稲田にとって大きな脅威となっていた様に感じました。

これからより注目されていく選手だと思うので、自分今から注目していきたいと思います。


FW 林容平

2トップの片方で出場。

しなやかな身のこなしで前を向いて仕掛けるプレイはさすがでしたね。

そこからの仕掛けやポストプレイなど改めて総合力の高い選手だと感じたものです。

FC東京に内定との噂が飛び交ってますが、なんとか持ち味発揮して活躍してほしいと思います。



《試合以外雑感》

・シュミット・ダニエル選手は相変わらずスタンドで熱い。そして大きいから目立つ。

・ウルトラス早稲田も一時期の壊滅的な人数から最近は人数も安定してきたな。