関東大学リーグ1部第13節 筑波大学×駒澤大学 | CZOブログ

関東大学リーグ1部第13節 筑波大学×駒澤大学

2011/10/1  11:30KO


筑波大学 2-1 駒澤大学

【得点】

駒澤大 奥村情

筑波大 上村岬

筑波大 曽我敬紀



《試合経過》

http://www.komaspo.com/3685



《試合感想》

スコア以上に差があったのかなと思います。


やっぱり筑波大の強さ・巧さは飛びぬけていましたね。

筑波大のサッカーはあまり決めごとがなく、その場その場で選手が判断して成り立ってるイメージなんだけど、その判断のイメージの共有が非常に出来てた様に感じました。

良い距離でパスを出して良いタイミングで選手が走りこんでくると言う当たり前のプレイを、何本も連続で出来ているのが強みなのかなと。

そしてそれをするには判断の質とスピード、そして絶対的なスキルをそれぞれが持ち合わせていないないといけない思うので本当に凄いですよね。


一方の駒大。

自分の悪いクセとして、原選手(浦和)・巻選手(湘南)らを擁してた黄金世代と比べてしまうんだけど、どうしても見劣ってしまいますよね。

この日は湯澤選手・山本選手が2トップを組んでいたんだけど、「駒大=大型CF」の先入観を持っていて分かっていても止められない放り込みサッカーを期待してる自分としては得点の雰囲気があまりしませんでした。

最終的には2トップの機動力を生かそうとしてる雰囲気は伝わってくるんだけどなんとも中途半端だったなと。

ただ1人退場した残り10分は全選手が攻守に走り回りロングボールをシンプルに放り込む「これぞ駒澤サッカー」と言うのが見れたのでそこは良かったです。


と、そんな感想。

筑波大をはじめ綺麗なサッカーをするチームが増えた中で、やっぱり駒大には終盤見せた様な泥臭いサッカーで結果を出し続けて欲しいなと言う思いを新たにしました。

そしてそういうサッカーで輝ける選手を輩出して言って欲しいと思います。


筑波大はここ近年の大学サッカーでも最もエレガントなチームだと思うし、今から天皇杯・鹿島戦が楽しみですね。

個人的には筑波大のパスサッカーは鹿島相手でも十分に脅威となると思うし、必ず良い試合に持ち込んでくれるものと確信しています。

そしてあわよくば勝つこともあるなと。

とにもかくにも良い結果を期待したいものです。




《気になった選手》

筑波大学

DF 山越享太郎

左SBで出場。

この日は守備の1対1の強さが目を引きました。

対面の奥村選手も突破力のある選手だと思ってたんですが、ことごとくストップしていたので凄かったなと。

またボールを持った時に長い距離を持ち上がってたのも印象的。

派手さはないけど良い選手ですね。

これからも注目していきたいと思います。


FW 曽我敬紀

左ウイングで出場。

見るたびに圧倒的な突破に驚かされますね。

この日も左サイドを面白い様に突破して多くのチャンスを演出していました。

対面のルーキー大木選手も衝撃を受けたのでは勘ぐってしまいます。

これからも熱いプレイを期待したいですね。


駒澤大学

MF 山崎紘吉

ボランチで出場。

上背はないけど身体能力の高さは抜群ですね。

谷口選手に競り勝った時にはさすがに驚きました。

4年生とのことなのでこれからの進路に注目したいと思います。




《試合以外雑感》

・駒澤陸上競技場のトラックが青くなってた。

・個人的に駒沢公園への新ルート開拓出来たのが熱かった。

・石神選手のチャントが耳に残る。

・退場した肝付選手とその直前に肝付選手と交代した山本選手がロッカールームで顔を合わせた時を想像すると切なくなる。

・秋田監督はピンクセーター。