インカレ1回戦 国士舘大学×関西大学 | CZOブログ

インカレ1回戦 国士舘大学×関西大学

2010/12/18  11:30KO


国士舘大学 2-3 関西大学

【得点】

関西大 金園英学

国士舘大 吉野峻光

関西大 寺岡真弘

国士舘大 蓮沼優

関西大 安藤大介



《試合経過》

後ほど?


《試合感想》

得点経過を見ても分かるとおり、関西大が点を取ったら国士舘大が点を取り返すと言う熱い展開でした。



両チーム4-2-3-1的な感じだったのかな?


関西大は金園選手を頂点にトップ下に藤澤選手が入り、右に中島選手と左に海田選手が入る布陣。

1年生が5人も出てる凄いフレッシュなメンバーだったと思います。

一方の国士舘大は松本選手を頂点に1.5列目に吉野選手、右に岩崎選手と左に蓮沼選手が入る布陣でした。


両チームとも並びが似てるし両サイドに突破力のある選手を置いてる点では似てたと思うけど、エースのタイプが違うことにより攻撃の仕方が違っていたと思います。



関西大のエースは1トップ気味に入った金園選手。

なので、彼の高さ・身体能力を生かすために後ろから長いボールを使っての攻撃を織り交ぜていた印象でした。



逆に吉野選手をエースとする国士舘大は彼が引いてボールを捌くシーンが多く、比較的繋ぐシーンが多かったのかなと。

前線で時間を作ってSBも絡めた厚い攻撃が印象的でした。



ただ最終的には国士舘大の武器ともいえるサイドを深い位置まで抉るようなプレイがあまり出てこなかったので、そこが金子選手不在の影響だったのかなと思っています。

逆に言えば関西大に上手く持ち味を消されたとも見れますが。


まぁどちらも個の強さのある面白いチームだと思います。

結果的には関西大が勝ちましたが、国士舘大も素晴らしいチームでした。


1点目の後にはサンフレッチェ広島を髣髴とさせるような侍パフォーマンスも披露しチームとしての雰囲気の良さも感じられたしね。


ただ残念ながら同点に追いついただけでパフォーマンスをしてしまい負けてしまったので、ナビスコ杯に続いてそういう法則が出来つつあるように感じました。


次にパフォーマンスをする時にはそこらへんも気をつけた方が良さそうですね。


とにもかくにも今後の関西大学の活躍に期待したいと思います。





《気になった選手》

国士舘大学

MF 佐藤優平

ボランチで出場。

ボールを動かしていく中で多く顔を出してくれるので存在感がありますね。

特に2点目の起点となった左サイドの崩しは見事でした。

派手な感じではないけど能力は高いと思うので、これからも注目していきたいと思います。


FW 吉野峻光

FWと言うよりは1.5列目なイメージだったかな?

彼のスタイルでもあると思うんだけど、FWにしても中盤に落ちてボールを動かすシーンが多かった気がします。

ただ本当にチャンスの時にはゴール前にちゃんといるしそこはストライカーらしいところですね。

特に1-1と同点となるゴールではカウンター気味に長いボールを受けた訳だけど、難しいトラップを完璧に止めたのには驚きました。

やっぱり大学サッカー界屈指のストライカーですね。

より大きなブレイクに期待したいと思います。



関西大学

DF 小椋剛

CBで出場。

凄い荒々しいCBだなと。

ボールへのタックルとか「その距離からそんなに深く行くのか」と思わせるくらい激しいものだったし、相手としては嫌なのかと感じました。

今は汚さを感じる部分もあるけど、その汚さが激しさに変わっていったら面白い選手になる気がしたものです。

これからの成長に期待ですね。



MF 岡崎建哉

ボランチで出場。

中盤の真ん中で高いテクニックを武器に攻撃の起点となっていたなと。

一番目を引いたのがそのキープ力で、この位置でボールを失わず起点になれるのは大きいなと思ってみていたものです。

そんなに派手さのある選手ではないかもしれないけど、これからも注目していきたいと思います。