関東大学リーグ2部第13節 東海大学×日本体育大学
2010/9/15 15:30KO
【得点】
日体大 田中優毅
東海大 金井隆太
東海大 坂本勇太
東海大 森淳貴
日体大 渡辺亮太
日体大 渡部賢
東海大 金井隆太
《試合経過》
序盤から連動した攻撃から日体大が田中優毅選手のミドルシュートで先制も、その後日体大の攻守の切り替えの遅さから東海大が得点を重ね3-1と逆転した。
その後、長身FW渡辺選手を投入しパワープレイを試みた日体大が80分・85分と得点し土壇場で試合を振り出しに戻した。
そのまま日体大がひっくり返すかと思われたが、ロスタイムにセットプレイから東海大・金井選手が押し込み4-3とし東海大がシーソーゲームを制した。
《試合感想》
ゴールの経過からも読み取れるように行ったり来たりの非常に見応えのある試合でしたね。
で、その一つの要因が日体大のサッカーだったのかなと。
日体大は3-4-3って言うのかな?
CBからSBまでガンガン追い越していく非常に攻撃的なサッカーと言う印象。
中盤から前線の選手がテクニックが高いので、ボールも動くし非常に見応えのあるサッカーだったと思います。
スタイルとしては広島に近いものを感じました。
特に前半がそのサッカーが冴えを見せていたんじゃないでしょうか?
1-1で折り返したけど日体大のパスサッカーが強く印象に残っていますから。
ただ後半になると打って変わってボールを支配され失点を重ねるんですよね。
見てて感じたのは中盤の「攻⇒守」への切り替えの遅さだったなと。
奪われた瞬間に戻りが遅れてやられるシーンが多かった気がします。
逆に東海大の立場になって言えば、中盤でのプレスは良いし奪ってからシンプルに攻めるようなパスが出せる岩上選手の存在も大きかったと感じています。
結構ハマっていました。
ただそこから日体大は2点差を追いつきます。
しかも前半に見せていたパスサッカーじゃなくて駒澤大のようなパワープレイで。
188cmの長身FW渡辺選手にCBから上がった渡部選手をツインタワーとして、そこに目掛けて蹴るサッカーがまた迫力ありましたね。
前半のサッカーとはまるで違ったけど、あれはあれで十分凄いし武器になっていたように感じたものです。
まぁそんな日体大も最後ロスタイムに突き放されて4-3で東海大に敗れるんですが。
この観戦記の日体大目線ぶりからも分かるように、非常に日体大に魅力を感じました。
この試合も敗れたし現在2部の中位と奮ってはいないけど、それでも上手さと力強さと脆さを併せ持った何とも言えない愛すべきチームだなとね。
一方の東海大は非常に現実的なチームと言う印象。
献身的なプレスと速い攻撃は結果を残してるだけあるなと。
なんだかんだ2部も見て覚えていくと結構楽しいものですね。
《気になった選手》
東海大学
DF 金井隆太
CBで出場。
高さが印象的なCBでしたね。
またこの日はセットプレイの流れから2得点と勝負強さも見せてくれたと思います。
まだ2年生との事なので成長に期待ですね。
日本体育大学
MF 岩尾憲
ボランチと言うかアンカーで出場。
ボールが非常におさまる選手だなと。
また視野が広く大きな展開をしていたのが印象的でした。
ただ地味な選手ですね。
湘南入りが決まっていますが、どんな活躍をするか注目したいと思います。