関東大学リーグ2部第8節 東海大学×朝鮮大学
2010/5/19 15:30KO
【得点】
東海大 岩上祐三(PK)
朝鮮大 金聖基
東海大 堺星哉
《試合経過》
前半31分、東海大・岩上が蹴ったクロス気味FKの混戦からファウルを誘いPKをゲット。それを岩上がきっちり決めて先制した。
前半ロスタイム、CKを190cmの長身DF金聖基が合わせて同点とし前半終了。
後半は朝鮮大ペースで進むもロスタイムにセットプレイで手薄になった朝鮮大ディフェンス陣を一瞬の隙を突くカウンターから途中出場の堺が決め2-1とし東海大が劇的な勝利をものにした。
《試合感想》
雨の中キックオフ後少し経ってから到着し選手を把握するのに思いのほか手間取ってしまったので試合に入り込んだのは前半の終了近くなってから。
東海大は今期2度目の観戦。
前節は尚美学園大学に敗戦でした。
ただその試合で最も印象に残ったのが東海大学の岩上選手。
その印象はこの試合でも変わりませんでした。
やっぱり岩上選手はいいですね。
守備・運動量・テクニックどれをとってもハイレヴェルで東海大のサッカーは彼から始まると言っても過言ではないほどの印象を受けました。
また黄選手と金井選手で組むCBは共に人に強く、ここの真ん中のラインは東海大のストロングポイントな様に感じたものです。
一方の攻撃陣はちょっと迫力不足な感が否めませんね。
2トップの井上選手と早嵜選手はおそらくそれぞれ速さと高さが持ち味の選手だと思うんだけど、それを試合で上手く表現する術においてまだ未熟な感じがしました。
なんと言うかもったいない感じ。
身体的な部分ではやれると思うんだけど、もう一つ迫力が出てきて欲しいなぁと感じたものです。
一方の朝鮮大。
どちらかと言うとこちらの方が個が強い印象。
CBの金聖基選手は高く強く、李永徳選手はカバーリングが良くて人に強い印象で愛称は良さそう。
で、ボランチの洪泰日選手は攻守において質が高く朝鮮大学の心臓的役割を担っていたかと。
また右サイドの金秉文選手も高いテクニックとしなやかな身のこなしで攻撃にアクセントをつけていましたね。
全体的に個の強さがあり好チームだと思ったものです。
ただ最後に結果を分けたのは東海大DF陣の頑張りだったのかなぁと。
結構押し込まれててもシュートまでは持ち込ませる場面は少なかったので、見ていて案外安心してみていられました。
そんな感じなのでゲーム自体は面白みに欠けた部分はあったと思います。
あと私事ですが、ベストヒーローショーのサイン入りサッカーボールゲットしました。
1000円の入場料なのにそんな高級品貰っちゃって恐縮ですが、いい思い出になりそうです。
《気になった選手》
東海大学
DF 黄大俊
でかくて高くて強い選手だなぁと。
CBらしいCBだと言う印象を受けました。
朝鮮大の10番・李晃赫選手が朝鮮大の攻撃のキーマンだと言う印象を受けたんだけど、最終的に彼へのボールを黄選手が跳ね返せてたのが勝利につながったのではないかと思ってます。
DF 元田涼介
広島ユース出身の1年生で右SBで出場。
タイミングのいい攻め上がりで効果的に攻撃に絡めていたなぁと。
また両足共に精度の高いボールが蹴れそうな印象を受けました。
SBとしてこれは大きな武器だと思うので、今後より活躍の機会があるんじゃないかと思いました。
朝鮮大学
DF 金聖基
190cmと一目見て大きいので相当目立つ選手です。
この試合では空中戦で負けなし。
セットプレイから1得点してるし、勝っていたらMVP的な感じだったのではないでしょうか?
ただ身長のわりに打点は低めかなぁと。
あえて100%で競ってないのかもしれないのでなんとも言えませんが。
この試合の4年生で誰がJリーグにいくと思うかと聞かれたら彼の名前を挙げますね。
注目していきたいと思います。
MF 洪泰日
キャプテンでボランチで出場。
読みがいいんですかね?
要所を押さえた守備とセカンドボール奪取率が高い印象を受けました。
またボールを持っても懐の深いキープから確実につなげられるので安心して見ていられます。
派手さはないけどいい選手だなぁと感じました。