J1第6節 湘南ベルマーレ×ジュビロ磐田
2010/4/10 13:00KO
【得点】
なし
《試合経過》
後ほど
《試合感想》
今シーズン勝利した新潟戦以外は全てのリーグ戦を見ている湘南ですが、その中では最も良かったなぁと思いました。
新居選手・中村選手・阿部選手の起動力溢れる3トップは相手に的を絞らせず非常に流動的にボールを引き出し磐田DF陣にとって非常にやっかいな存在となっていた印象。
またこれまでに比べて中盤のプレスが効いていてそういった高い位置でボールを奪えていたのに加え、攻撃も上記の3トップに中盤の選手が追い越したりとスピード感のあるもので、非常に雰囲気を感じさせてくれるものだったと思います。
正直今シーズンの湘南に関してはここまでの戦いぶりを見て「いかにしたら残留できるのか?」と非常に厳しい見方をしていたんですが、この日みたいなアグレッシブなサッカーを見せてくれるならその可能性が見えた気がします。
そういった内容の良さを考えると勝ち点3を加えられなかったのは、今後の戦いを考える上でちょっと痛かったのかなぁと思いました。
一方の磐田。
攻撃パーターンが左SBのパク・チュホ選手の重戦車の様な攻め上がりからのクロスくらいしか、可能性が感じられなかったのが残念な印象です。
この日は不在だった駒野選手が戻れば「Jリーグ屈指の両SB」と言う見方は間違ってなかったなぁって言うのは確認できたんだけど、やっぱり中盤の選手の攻撃への貢献度がいまひとつな印象はこの日も変わらず。
そういった意味では層の薄い左SBに入ってるパク・チュホ選手ですが、中盤での起用ってのもありなのかなぁとも。
例えばボランチとか左SHとかさ。
個人的な印象ではもうちょっと中盤の攻撃面で存在感を出せるような選手がいれば、よりいいチームになると思うんで今後はそこらへんに期待したいですね。
とそんな感想。
試合の方はスコアレスだった訳だけど、案外攻め合ってたし見応えのあるものだったと思います。
そして個人的に湘南の光明が見出せてたのは収穫。
アジエル選手もベンチまで戻ってきたし、ちょっとずつ嫌らしい存在になっていくんじゃないですかね?
今後もこういったサッカーを継続して「やるじゃねぇか湘南」といわし未定って欲しい限りです。
《気になった選手》
湘南ベルマーレ
DF 小澤雄希
湘南待望の正統派左SBじゃないでしょうか?
サイドを駆け上がる様は正にサイドプレイヤーだし、スピードもあってなかなか良さそうな印象。
ただSBのわりには位置が高すぎる気がしないでもありませんでした。
と言うかあんまり守備をしてたイメージがないなぁと。
今後に期待したいところですが、わりと早い時間で交代したのが気になるところ。
負傷じゃないといいんですがね。
FW 新居辰基
もともと感じてた裏へ抜ける動きの質の高さと爆発的なスプリント力でチャンスを演出。
また大きくないまでも相手を背負ったプレイも悪くないなぁと感じました。
これまで典型的なCFWの田原選手に代わり3トップの真ん中に入った訳だけど、彼がこのポジションに入った事により攻撃に動きが生まれて新しい風を感じる事が出来ました。
今後もよりアグレッシブなプレイで活躍していって欲しいですね。
ジュビロ磐田
DF パク・チュホ
とにかく攻撃に入ったときの迫力が凄いなぁと。
しっかりとした体幹を生かして重戦車のようにゴリゴリと上がってくる様は見てて気持ちいいですよね。
攻撃面では現在のJリーグにいる左SBでも屈指じゃないでしょうか?
さすが現役韓国代表だしよくも鹿島が手放しましたよね。
今後もまた見てみたいなぁと思いました。