前回の続きです。


これは7月14日の出来事です。


前日、小児科の先生に脳炎の検査結果を聞き、幸いにも脳炎は発症していなかったため、最悪の事態は避けられました。


NICU(小児集中治療室)の面会時間は19:30のため、残り30分の限られた時間のなかで出来るだけ娘のそばにいた。


まだ点滴での薬の投与ははじまってなかったので 娘の熱も下がっていなかったし状態は変わらなかったです。

『お母さん(私)が帰ったあと すぐに抗生物質を点滴で入れるので 深夜ぐらいから徐々に熱は下がっていくでしょう』


と聞かされていたので 19:30の面会終了の合図で病院を出て、その日は家に帰りました。


自宅に戻ったら さっきまで下の娘が寝ていた跡がそのままになっていたので、それを見てさらに寂しくなりました。


看病疲れか、ずっと気を張っていたのがホッとしたからか、帰宅後は割と早めに眠りにつけましたが入院した娘を思うと心や頭にポッカリと穴が開いた感じでした。


翌朝、目が覚めて、上の娘の離乳食やらを食べさせ、ある程度 落ち着いてから 下の娘の面会に再び病院へ行きました。


NICUについて面会許可をもらって、中に入ると

娘の顔色がだいぶ落ち着いてて(高熱の時は顔が赤かった)、寝息をたてて、穏やかな表情で眠っていました。


それを見た瞬間、もう大丈夫だって確信しました。

私が来たことを知った先生が早速私のもとへ駆けつけてくれ

『今日の朝には37度4分まで下がりましたよ。順調です』


と教えて下さいました。



“あ~薬が効いてる!!良かった”


ホッとしました。


相変わらず、娘の身体には色んなチューブが繋がってて痛そうだけど 生きるための、病気を治すための点滴、そして娘の身体の状態の変化(血圧、体温、心拍など)を監視する大切な装置なんだと思うと 今は本当に感謝で一杯になりました。


病気から入院中に患者側で用意しないといけない物を聞かされていたので それ(紙オムツ、おしり拭き)を渡し 娘に出来るだけ付き添いました。


衣類は衛生上、病院の物を借りることになっていて 娘は可愛いカンガルーの模様が入った服を着せてもらっていました(産後入院した時も着ていた物です)