「はーい♡魔王のネックレスを合成するのねぇ」
「や、やめてくれ。。そいつを手に入れるのにどれだけの苦労を・・・・」
・・・ガチャンッ!
「はーい♡合成成功よぉ」
「魔王のネックレスにMP+2がついたわ。またきてね。チュッ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
「はっ!なんだ夢か」
じゃむは胸元に光るネックレスを触り安堵した。
「大丈夫?だいぶうなされていたわよ」
「あぁ、昔の夢を見ていた」
じゃむは、額の汗を拭い体制を整えた。
横に目をやると、ちゃんハナがスマホで福引きを引いていた。
「つぎはぁラッカラン!ラッカラン!貧乏人はお断りです」
~娯楽島ラッカラン~
アストルティア一気候に恵まれているリゾート地。名物のカジノとコロシアムでは、日々数百億という金が動いている。
「さてと、あいつはたしかコロシアムだったよな。しかし、魔王を倒したってのにコロシアムとはな。根っからのケンカ好きだな。あいつは」
一同は駅をでてコロシアムに向った。
「はーい!今から魔法の聖水タイムセール開始よぉぉ。1本200G!!!!!」
「おお!ちょうどいいぜ。冒険の前に用意しとこうと思ってたんだ。ちょっと買って行くから、先にコロシアムに行っててくれ!」
そう言ってじゃむは、タイムセールの人集りに紛れて行った。
「ふうう。久々に買ったぜ300本もあれば足りるだろ」
いつになく機嫌のいいじゃむは、1段飛ばしでコロシアムの階段を昇って行った。
「うお、すっげぇ人だな。さすがラッカラン名物のコロシアムだ。こりゃ、あいつらを探すのも一苦労だぜ」
そういいながらじゃむは、コロシアムの中をくまなく探し始めた。
「だめだ見つからねぇ。ったく、あいつらどこ行ったんだよ。あっそういやPT組んでたな]
そう言ってじゃむは、ルーラストーンのGPSスイッチを押した。
「あれ、あいつらカジノにいるじゃねぇか」
じゃむはコロシアムを出てカジノに向った。
コロシアムののちょうど反対側に位置するカジノは、ただの賭博場ではなく、ラッカランの観光名所としても多くの人で賑わっていた。
「えっと2階のテラスルームだな」
じゃむはエントランスを駆け抜けてエレベーターにのった。
エレベーターからでてすぐ隣の扉に入った・・・
「いたぁぁぁぁ!」
キングスライムハウスは近い・・・・
とりあえず、メンバーが揃った戦士達。舞台はいよいよレンダーシアへ!