誇りの自己流の翻訳には大きな欠陥が見つかってしまうので改めて検討する必要があります。というわけでこのブログを再び最新記事にしなければなりません(笑)
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
今回のブログは自己趣味なので皆さん、スルーして下さい(笑)
猛勉強のくらいじゃなかったけどプラトンの国家の原典をがんばって読み続けているんですが、ついに、次のような古代ギリシャの詩と出会った。

この詩の訳文として次の2通りあります。
Sweet hope accompanies,
Fostering his heart, a nurse of his old age,
Hope which most of all pilots
The ever-turning opinion of mortals
どうでしたか?私自身、この翻訳はあんまり好きではないと思いますが、意味全然わからないから(;^_^A
ということでもう一つの訳文を読んでみます。
Sweet expectation that nurtures old age,
Fosters and accompanies the heart,
And above all guides the complex
Mind of mortals
これは前のより意味がわかりやすいけど、原典のシンタックスも考慮に入れたらやはり、そのままの信用ができないと思うのでやっぱり自分でやります(←傲慢なやつ)
People whose nurse of old age fosters the heart,
accompany sweet hope which guides the mush-twisted mind
of mortals(看護婦のような老年が心を育つ人間は、すべての生き物の入り込んだ思いを守ってくれるという甘い希望を伴う。)←自信満々の翻訳なのに今見なおしてみたらクズにすぎない(汗)ということで、さあ、もう一度やりなおしましょう
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自己流の翻訳の改訂版(笑)
Sweet hope accompanies him the nurse of old age, which(the sweet hope) guides the much-twisted mind of most mortals.(すべての有限生命体(つまり、生き物)の入り込んだ思いを守ってくれるという甘い希望は、彼に看護婦のように心を育つ老年を伴う)
今回の翻訳はどうでしたか?もっとわかりやすいだろう( ̄▽ ̄)
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やっぱり意味わかんないだろう?個人的な理解は次のようです。
まずは、この文の旨みを絞って読んでみたら、
〇〇性質を持つ人すべては、〇〇を伴う、その伴った◯◯は、生命の有限な人間の複雑な心を守ってくれるという意味です。そして、そういう性質を限定して言ったら次のようです。
看護婦のような老年。じゃあ、なんで老年というやつが看護婦のようなのか?という言うと、これらの対話者によれば、老年というものは、人を苦しめる欲望から救ってくれるものだと思っているので、老年が人を苦しめることはなく、逆に、もっと合理的な生活を導いてくれるものとして捉えているのです。ということで老年ということは、看護婦が病んだ人の面倒を見るように、人の心を育っている。
そのような老年の心を持つ人間全ては、甘いもののような素敵な希望が伴うこと。そして、そのような素敵な希望は、人の入り込んだ心を守ってくれる。
という意味です。
じゃあ、この詩の訳が多様にある理由はおそらく、次のようなことによっているのです。
まずは、その定冠詞のhoiです(いきなりギリシャ語文字をローマ字にしてごめんなさい)
hoiは、男性、複数、主格の定冠詞なんですけど英語のtheに訳される以外にも、文脈によって三人称代名詞として捉えられることもできる。だから一番目の翻訳は、 ←ここもまた、致命的な過ちを犯しちゃいました。 ということで後の分析も全部間違ったものでしたm(_ _)m
his heart
his old age
と、hoiをhisに訳しているわけですが、私はそれが妥当じゃないかなと思うのです。というのも、もしそれが三人称代名詞として理解されるのなら、主格じゃなくて対格のtousにしなければならないし(数はやはり一致していないけど)、kardian(heart)は対格・単数で、geerotrophos(nurse of old age)は主格・単数で数・格も一致していないのでhoiをこの2つの言葉にそのまま付けて理解するのは妥当なやり方ではないと思います。
冠詞はもともと、代名詞そのものなので三人称の代名詞からもっと全般の視点で理解すれば、先行詞のない代名詞として捉えればいいかも。先行詞のない代名詞とは、その先行詞よりもむしろ、明言しない先行詞の持つ性質に重みを置いていることです。
ということで私の理解は、hoiをある性質を持つすべての人間(男性複数によって集合名詞を表す)という、もっと全般的な理解を使っています。
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分析をやり直す!
よ~~~~~~く見てみるとglykeia hoi(ロマナイズのせいでアクセント記号が表現できないけどm(_ _)m)のアクセントは大きなヒントを示唆してくれるはずなのに、完璧にそれを見逃した私なんか┐( ̄ヘ ̄)┌
そのglykeiaにはアクセントを2種類持っているから、あとに来るhoiはかならずencliticそのものです。私の知る限りでは、古典ギリシャ語の定冠詞は絶対、encliticではないし関係代名詞も同じですね。辞書をもういちど引いてみたら答えが出てくる!!!
Attic Greekしか勉強しないせいでその影響であんまり覚えていないものはあるんですが、そう、ここのhoiは、Attic Greekでまれに使われる、正真正銘の3人称代名詞そのものです!そして、ここのHoiは、男性・単数・予格の形で連れてるという意味を表す動詞のsynaoreiと連用される格ということになる。そうだったら文の意味がもっと合理的なものになる!
こういうミスを犯すのは悔しいけど、もっと合理的な分析と翻訳を見つけることができるので楽しかったです(^∇^)
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次は関係代名詞のhaです。二番目の翻訳によると、ここのhaは中性・複数・主格のものとして捉えられているようです。ということで、
And above all
という翻訳を使っている。
この理解は明らかに、haをAttic Greekとして理解するものですね。でも、この詩を作る人はPindarと呼ばれる詩人です。Wikipediaによると、
Although he probably spoke Boeotian Greek he composed in a literary language that tended to rely more on the Doric dialect than his rival Bacchylides, but less insistently than Alcman.
つまり、この詩人はAttic GreekじゃなくてDoric Greekを多用しているようです。これも考慮に入れれば関係代名詞のhaはここで中性・複数・主格じゃなくて、Attic Greekのheeに相当するものとして捉えて、女性・単数、主格の関係代名詞になるわけです。文脈によれば合理的だと思いますが、elpis(hope/expectation)という女性・単数名詞が先行しているからです。
原典の言語が読めないと上のような分析がいっさいできなくて他人の翻訳をそのまま信用せざるを得なかったでしょう?もちろん、他人の翻訳がすごく参考になることもあるんですけど、たまに自力で自分らしい理解にも挑戦することで面白みも増えていると思います(^-^)/
ノートもしっかり書いています!



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今回のブログは自己趣味なので皆さん、スルーして下さい(笑)
猛勉強のくらいじゃなかったけどプラトンの国家の原典をがんばって読み続けているんですが、ついに、次のような古代ギリシャの詩と出会った。

この詩の訳文として次の2通りあります。
Sweet hope accompanies,
Fostering his heart, a nurse of his old age,
Hope which most of all pilots
The ever-turning opinion of mortals
どうでしたか?私自身、この翻訳はあんまり好きではないと思いますが、意味全然わからないから(;^_^A
ということでもう一つの訳文を読んでみます。
Sweet expectation that nurtures old age,
Fosters and accompanies the heart,
And above all guides the complex
Mind of mortals
これは前のより意味がわかりやすいけど、原典のシンタックスも考慮に入れたらやはり、そのままの信用ができないと思うのでやっぱり自分でやります(←傲慢なやつ)
People whose nurse of old age fosters the heart,
accompany sweet hope which guides the mush-twisted mind
of mortals(看護婦のような老年が心を育つ人間は、すべての生き物の入り込んだ思いを守ってくれるという甘い希望を伴う。)←自信満々の翻訳なのに今見なおしてみたらクズにすぎない(汗)ということで、さあ、もう一度やりなおしましょう
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自己流の翻訳の改訂版(笑)
Sweet hope accompanies him the nurse of old age, which(the sweet hope) guides the much-twisted mind of most mortals.(すべての有限生命体(つまり、生き物)の入り込んだ思いを守ってくれるという甘い希望は、彼に看護婦のように心を育つ老年を伴う)
今回の翻訳はどうでしたか?もっとわかりやすいだろう( ̄▽ ̄)
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やっぱり意味わかんないだろう?個人的な理解は次のようです。
まずは、この文の旨みを絞って読んでみたら、
〇〇性質を持つ人すべては、〇〇を伴う、その伴った◯◯は、生命の有限な人間の複雑な心を守ってくれるという意味です。そして、そういう性質を限定して言ったら次のようです。
看護婦のような老年。じゃあ、なんで老年というやつが看護婦のようなのか?という言うと、これらの対話者によれば、老年というものは、人を苦しめる欲望から救ってくれるものだと思っているので、老年が人を苦しめることはなく、逆に、もっと合理的な生活を導いてくれるものとして捉えているのです。ということで老年ということは、看護婦が病んだ人の面倒を見るように、人の心を育っている。
そのような老年の心を持つ人間全ては、甘いもののような素敵な希望が伴うこと。そして、そのような素敵な希望は、人の入り込んだ心を守ってくれる。
という意味です。
じゃあ、この詩の訳が多様にある理由はおそらく、次のようなことによっているのです。
まずは、その定冠詞のhoiです(いきなりギリシャ語文字をローマ字にしてごめんなさい)
hoiは、男性、複数、主格の定冠詞なんですけど英語のtheに訳される以外にも、文脈によって三人称代名詞として捉えられることもできる。だから一番目の翻訳は、 ←ここもまた、致命的な過ちを犯しちゃいました。 ということで後の分析も全部間違ったものでしたm(_ _)m
his heart
his old age
と、hoiをhisに訳しているわけですが、私はそれが妥当じゃないかなと思うのです。というのも、もしそれが三人称代名詞として理解されるのなら、主格じゃなくて対格のtousにしなければならないし(数はやはり一致していないけど)、kardian(heart)は対格・単数で、geerotrophos(nurse of old age)は主格・単数で数・格も一致していないのでhoiをこの2つの言葉にそのまま付けて理解するのは妥当なやり方ではないと思います。
冠詞はもともと、代名詞そのものなので三人称の代名詞からもっと全般の視点で理解すれば、先行詞のない代名詞として捉えればいいかも。先行詞のない代名詞とは、その先行詞よりもむしろ、明言しない先行詞の持つ性質に重みを置いていることです。
ということで私の理解は、hoiをある性質を持つすべての人間(男性複数によって集合名詞を表す)という、もっと全般的な理解を使っています。
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分析をやり直す!
よ~~~~~~く見てみるとglykeia hoi(ロマナイズのせいでアクセント記号が表現できないけどm(_ _)m)のアクセントは大きなヒントを示唆してくれるはずなのに、完璧にそれを見逃した私なんか┐( ̄ヘ ̄)┌
そのglykeiaにはアクセントを2種類持っているから、あとに来るhoiはかならずencliticそのものです。私の知る限りでは、古典ギリシャ語の定冠詞は絶対、encliticではないし関係代名詞も同じですね。辞書をもういちど引いてみたら答えが出てくる!!!
Attic Greekしか勉強しないせいでその影響であんまり覚えていないものはあるんですが、そう、ここのhoiは、Attic Greekでまれに使われる、正真正銘の3人称代名詞そのものです!そして、ここのHoiは、男性・単数・予格の形で連れてるという意味を表す動詞のsynaoreiと連用される格ということになる。そうだったら文の意味がもっと合理的なものになる!
こういうミスを犯すのは悔しいけど、もっと合理的な分析と翻訳を見つけることができるので楽しかったです(^∇^)
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次は関係代名詞のhaです。二番目の翻訳によると、ここのhaは中性・複数・主格のものとして捉えられているようです。ということで、
And above all
という翻訳を使っている。
この理解は明らかに、haをAttic Greekとして理解するものですね。でも、この詩を作る人はPindarと呼ばれる詩人です。Wikipediaによると、
Although he probably spoke Boeotian Greek he composed in a literary language that tended to rely more on the Doric dialect than his rival Bacchylides, but less insistently than Alcman.
つまり、この詩人はAttic GreekじゃなくてDoric Greekを多用しているようです。これも考慮に入れれば関係代名詞のhaはここで中性・複数・主格じゃなくて、Attic Greekのheeに相当するものとして捉えて、女性・単数、主格の関係代名詞になるわけです。文脈によれば合理的だと思いますが、elpis(hope/expectation)という女性・単数名詞が先行しているからです。
原典の言語が読めないと上のような分析がいっさいできなくて他人の翻訳をそのまま信用せざるを得なかったでしょう?もちろん、他人の翻訳がすごく参考になることもあるんですけど、たまに自力で自分らしい理解にも挑戦することで面白みも増えていると思います(^-^)/
ノートもしっかり書いています!


