横浜の三浦番長(監督)が珍しく感情をあらわにして、界隈が盛り上がっております。これまではどんなに「他の監督ならブチ切れ必至やろ…」と思うような、不甲斐ないプレーを再三見せつけられても、感情を殺してきた三浦監督だからこそ、今回のことがここまで騒がれているのです。
問題は……何回だっけ?(笑) たぶん七回かな?大貫の降板後、マウンドをウィックに託したわけですね。このウィックという投手、はじめのころはストライクが入らない、四球して自滅する、投げてみないとわからないギャンブル枠のような投手だったんだけど(そんな枠はそもそも要らないわけだが)、敗戦処理くらいに格下げされてから、地道に頑張ってきたのです。横浜の投手陣は結構あれなので、回跨ぎもしばしば。それでも文句も言わずにこなしてくれ、また投球内容も次第に信頼できるようになってきたんですね。そろそろ勝ちパターン入りか?と思われていたところ、リードで投入されたのです。
が、ストライクの入らない、持病(?)が発動。久々に見る、悪ウィックです。ストライク入らねえわ、甘くなった球をヒットされるわ、こうなるともうどうしようもないのです。三人目をクソボールで四球にしたところで、たまらず三浦監督がマウンドに。交代か……。
三浦監督、最近は明らかに情けを捨てるようになっているのです。勝ち投手の権利目前でも、だらしない投球をしていたら容赦なく交代。というより、ピッチングの内容を見て、って感じだけどね。「もうこれ以上はあかんわ」って判断でしょう。それは見ててもわかる。今日のウィックははっきり言ってどうしようもなかった。良いところがない。制球できてない。
三浦監督がマウンドに向かうと、ウィックは明らかに怪訝な表情をして、何か言うとともに降板を拒否するジェスチャーを示すが……。
ここで三浦監督が一喝!!!!
鬼の形相でウィックに何か叫びながら(チェンジ!!という噂)、拒否の姿勢もお構いなしに向かっていき、「はいお疲れ様!!!」と言わんばかりに腰に手を当てマウンドから降ろす。
三浦監督がここまで怒った顔をするのはおそらく初めてでは……。
「抑えられないこと」に対して怒ったんじゃない、というのがポイント。あくまで、「降板指示に従わない」から「交代っつってんだろ!!」(想像)と。強制的に巨躯の助っ人外国人を、マウンドを降ろす姿は、正直頼もしかった。
ウィックは自分で作ってしまったピンチを自分で処理したかったんだろうけど……あの投球じゃ下げられて文句は言えないでしょ……。
さて、この行為がね。プロ野球というチームスポーツにおいて、監督に造反ってのは、非常に重罪なんですよね。即刻二軍は当たり前、下手すりゃクビになってもおかしくない。まあ、野球に限らずでしょうけど。
責任感ゆえのエキサイトと流してくれるか、「そんな態度は認められない」と処罰されるか。
……どうやら、三浦監督は水に流したようで。まあ、そんなケツの穴のちいさい人ではないのは知っていたけどね。
ウィックのこれまでの頑張りってのは横浜ファンなら知っているし、その態度は反省して、また活躍して欲しいね。……まあ、でもリードで使うのはなかなか厳しい気がしてしまったが……苦笑
その後満塁で渡された坂本が暴投は余計だったけど辛くもリードを保ち、2アウトに。そして佐々木千隼。佐々木千隼の安定感。この投手もまた、敗戦処理を黙々とこなし、回跨ぎもこなし、とベイスターズの生命線として頑張ってくれている投手。この人がいないと、たぶん試合がぶっ壊れてた試合がたくさんある。
そして抑える千隼。たまらん。横浜にはいないタイプの、技巧派です。マウンド上では感情を殺して淡々と投げている千隼が、最後空振り三振でガッツポーズを見せた姿は熱かった。
そして快勝。
鬼の三浦を出さないためにも、最後まで頑張ってほしいものです。