「今日の仕事何?」

何も考えず、とりあえず目の前の椅子に座る。

「だから、今日はパンフレットのデザインを決めるって言ったじゃないですか!」

身長が薬局に置いてあるオレンジ色のゾウくらいしかない副委員長が何も悪いことしてない机をベンベン叩きながら半ギレで答えた。

きっと机は

「オレ・・・何モ悪クナイノニヒドイ・・・。実家ニ帰リテェヨ・・・カアチャン・・・」

とかなんとか思っているに違いないなんて事をオレンジ色のゾウ・・・じゃなかった副委員長の言った事を聞かずに考えていた。

「あ、えっとなんだっけ?」

柔らかい笑顔で聞き返してみる。

するとオレンジ色のゾウではなくサイド・ランス(よこやり)を「M字じゃない!これはM字ハゲじゃないんだぁぁああ」と言いはるM字ハゲなりかけ、いや、M字の若社長の委員長が入れてきた。

「お前、仕事しろ!!」

「だってさ!副委員長!」

と、俺はM字の若社長の喰らわしてきたサイド・ランス(よこやり)を闘牛士のように華麗にそして、この前のテストの白紙の答案用紙のように美しくオレンジ色のゾウに受け流した。

「ちゃいます!先輩の事です!!」

と、なんとその小さな声帯で俺にまた返して来たのだ。

俺は感心して、すかさず言ってやった。

「どうしたのかなぁ?ここは小学生の来るところじゃないよ?迷子になっちゃったのかなぁ?」

と。

それを聞いたオレンジ色のゾウは机の上にあった甘美な音の出る小槌(ピコピコハンマー)で襲い掛かって来た。

俺の運命やいかに・・・






・・・完(俺の運命)