国のリーダーは特に知識一辺倒では危険だと思う。頭の良し悪しと人間の良し悪しはおそらく関係ないから(ある心理学の実験では知性が高いほどずるい人間が多いという結果も出ているらしいが)、頭の悪い悪党が国のリーダーになるよりも、頭の良い悪党が国のリーダーになる方が、戦争や圧政など恐ろしい自体が起きる可能性は高いだろうからである。ヒトラーやスターリンなどがその典型になるだろう。現代では知識やお金が力を意味するから、そればかり追い求める人間は確かに賢く強くなり富を手にする可能性は、平凡な幸せで満足しているような庶民よりもはるかに高いだろう。家庭も顧みず、あるいは持たず、友人も持たず、知識や富の獲得や仕事だけに没頭しているような力ある人間はことに警戒しなければならないと思う。しかしこういう人々は、庶民の目には逆に、個人的な幸福を犠牲にしていると映って尊敬されることがあるだろう。独身者の犯罪率は高いらしいし、やはり歴史上で蛮行を行った人間も、独身者や宦官などアブノーマルな人間が多いから、政財界等の社会のリーダー的立場に立つ人間は、ノーマルな庶民感覚を持った人間がなるべきだと思う。幸せな家庭を築いており、家族サービスもし、友人もおり、友人からも信頼されており、人を思いやったり楽しませたりできるようなことも、高い社会的地位につくための条件にすべきだと思う。知力一辺倒ではなく、優しさや楽しさなど持ち合わせている人間味ある人間が社会のリーダーになるようにすれば、世界は平和の方向にむかうのではないだろうか。そのためには、力ばかり追い求めている人間に欠けている物、すなわち庶民の友情パワーと数の力で、力ばかりを追い求める悪党たちに対抗していくべきだと思う。
