『aster』

あー、もう駄目だ。

厳しいよな、と思う。

上から下までどんな学校の過去問させても国語８割は取れるのに、算数１割なんだから。国語：算数＝６：４の、中途半端なバランス型に結局負けてしまうということ。あのー、国語の６割と８割じゃ、かなり精度が違うと思うのですが、、。あー勿体無い。なんとか、なりませんでしょうかね？平等？そうですよね、合計点勝負。それが一番平等ですよね、わかっております。だけど、ひと言宜しいでしょうか？帰国生は英語だけ長けていたらあんなにもハイレベルな学校に合格なさるのですよ？お忘れではないでしょう。国語は、この国の、自国の、言語なのです。専門家の皆様は、どの科目も読解力が大事大事と言って下さってはおりますが、結局は綺麗事と言いますか、やはり現状は全く入試スタイルに反映されていないようなのです。本音はやはり、算数ですか？算数ができる人が、欲しいですか？わかっちゃいるけど理数寄り、なのでは？配点を見ても、ここは国語80に対して算数120点？こちらは一見騙されましたが算数に傾斜配点あり？算数一科入試は多数あれど、国語一科などお情け程度。国語とはやはり、なぜかやはり、受験界に於いて軽視されているようでございます。ちなみにとばっちりで申し訳ありませんが理科に関しても算数臭い。あちらもこちらも、おもり、てこ、ふりこ、浮力……赤本をめくるたび、本当にウンザリ。電力、水溶液なんかももう少しお手柔らかにお願い致します。詰め込み教育に早々と危機感を覚え、芸術とやらの情操教育を手当たり次第させていたあの頃を思い出しました。そうです、やっぱりそうでした。私はこの様な教育をさせたかったわけではないのです。少なくとも、どんな仕事に就いても文章力こそ役に立って参りましたし、例えば起業したり小さい会社などテンプレなど何もありませんのでHPやメールやDMは一から文章を作成、助成金申請の為の論文のお陰で福祉車両を二台も頂きました。えぇ。確かに、文系は安月給の末路かもしれません。但し、どんな仕事でも社会を支えている。ですから、要は、文系理系の出来が極端な人を、総合点で排除するのはちょっと待って頂きたいという事です。１点の重み？そうですよね。ただし、致命的なんです、算数が。もう本当に、全ての教科の足を引っ張ってチャラにしてくるんです。あぁ、勿体無い。将来この子は研究者ないしまぁ小説家を夢見るかもしれませんが、きっといつの日かビシッと決めて来ますのに。いつか功成り名遂げて恩返しをしますのに。どこか幸運の星の様な学校はないかしら。あの学校は憧れで終わりそう。さて、言い訳はここまで。勉強に戻ります。

合格を、下さい。

文系に、光を。

エッセイ 31