皆さん、ごきげんよう。
私が平成学芸会会長です。

大変ご無沙汰しております。
現下新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)の拡大に加え、同ウイルスの変異種発生という心配な報道がなされています。
先の見えないパンデミック+医療崩壊といった非常時に戦々恐々とした日常に私たちは生きています。
私たち平成学芸会も、この現状を踏まえて本部主催の学芸会活動に加え、不特定多数での学芸会活動を自粛させていただいています。
これは苦渋の決断でもありましたが、それでも「半径500メートルの日常をエンターテインメントに」というコンセプトにご賛同いただいている平成学芸会員&会友の皆さまが、それぞれご自分なりの学芸会活動をこの間に楽しんでくださっていることは何よりの喜びであり、また同時に安堵しております。
この非常時は、まだまだ沈静化する兆しが見えていません。
政府発表や各種の報道内容を踏まえて、引き続き組織的な学芸会活動は自粛させていただこうと考えております。
平成学芸会員、会友、そして関係者の皆さまには今しばらくのご理解とご協力をお願い申し上げます。

さて、そんなうんざりするようなことばかりが報じられる世の中で、久しぶりに明るいニュースが届けられましたね。
「鬼滅の刃」、「千と千尋の神隠し」を抜いて歴代興行収入1位に輝き、実に324億7000万円を突破しました!!
アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)の公開11週目までの興行収入が324億7000万円を突破したことが本日、東宝、アニプレックスから発表され、10月16日の公開から73日間で興行収入歴代1位の「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を19年ぶりに塗り替えました。
私は原作(漫画)はまだ読んでおらず、アニメ&劇場版しか知りませんが・・・。
やはり大ブームになるだけあって、鬼滅の刃は心底面白い!!!

平成学芸会のレギュラー企画に「民話の現場」があります。
これは民話大好き人間である私の持ち込み企画で、民話の舞台となった場所を訪れ、歴史を紐解きその真相に迫り、そしてお話通りの現象が起こるのか否かを我が身をもって現場検証するという企画です。
「鬼退治」という民話のオーソドックスな話題がここまでスタイリッシュ&アクションに彩られた現代的冒険活劇に変じるとは!!
吾峠呼世晴先生はかなり広範な素材を生かしておられるなと感じました。
「鬼滅の刃」は、まさに「民話漫画」と呼ぶにふさわしい!
メッセージ性に富んだその物語の中で迸るセリフの数々は、鋭く私たちに突き刺さります。
きっと小説であっても素晴らしい作品となったことでしょう。
それくらいにストーリーとセリフに深みがあるからです。
ちなみに今日12月28日は竈門禰豆子のお誕生日だそうですよ♪
出典:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編公式サイトhttps://kimetsu.com/anime/news/?id=55949
最高のお誕生日プレゼントになりましたね。

何だか語り出したら止まらない「鬼滅の刃」。
いろんな考察や感想があるのですが、ここではそれを長々とお話することは割愛して、とにかくこの「鬼滅の刃」は一人でも多くの方にご覧いただきたいです。
そしてそのセリフの一言一言に耳を傾けていただきたいのです。
そうすると、観終わった後に不思議とあなたの心に「何か」が残ることでしょう。
それはきっと「芽生え」といえるかもしれません。
そのあなたの心に「芽生えた」ものが何であるのか・・・その答えを出すのはあなた自身です。
※ちなみに業界推しの若手イケメン俳優やアイドルなんかを起用した安易な実写版なんか絶対につくらないでね東宝さん!(笑)

今年も間もなく終わろうとしています。
最後の年越しの瞬間まで「半径500メートルの日常をエンターテインメントにする」という気持ちで過ごしていきましょう。

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