一部引用。

4月8日までに台湾の民間団体が集めた日本への義援金の合計は約101億1000万円に上っている。12日までには130億円に達したとの報道もある。各国の義援金を見ると、3月末の時点で赤十字を中心に米国は約90億円、 韓国は約16億円、中国は約3億4000万円との話もある。  

http://www.j-cast.com/2011/04/12092867.html

「義援金 台湾 アメリカ」でググると面白いほどに「台湾130億、アメリカ90億」で定着している。

この記事のように「台湾は100億以上(総額)米国は90億(赤十字のみ)」という記事をいくつか見た。記事曰く、米国の義援金は3月末で90億だそうだが、3月25日の時点で民間から約160億円集まっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110325/amr11032517000011-n1.htm

よく見ると個人サイトやブログでなければ米国の金額を話す際には必ず「赤十字」という言葉が入る。
(米国からの義援金も赤十字だけならば約90億)

義援金の目的は被災者を救うことなので、それが有効に利用されているならば問題はないとは思うが、渡した額より少なく公表されているというのは、寄付した国の人にしてみれば、あまり気分の良い話だとは思えない。

台湾の人口や経済力で米国並みの寄付額を集めたという事実は十分凄い事だと思うのだが、日本のメディアはそれだけでは足りず「台湾からの寄付は米国よりも多い」という印象操作をしている。

FYIで 2011年5月28日に調べた時の台湾と米国からの義援金詳細(単位ドル)
(http://fts.unocha.org/pageloader.aspx?page=emerg-emergencyCountryDetails&cc=jpn&yr=2011)

台湾: 163,500,000 (1ドル80円として約130億円)
政府機関や地方自治体 = 6,700,000
民間 = 156,800,000 (日本赤十字を経由した Tasa Meng含む)

米国: 351,437,186(1ドル80円として約280億円)
政府機関や地方自治体 = 95,455,028
民間 = 255,982,158

*以下民間の内訳

赤十字:120,000,000(1ドル80円として約96億円)
個人 : 94,525,908
法人 : 25,474,092

その他の寄付団体 : 49,682,324
日本赤十字への寄付 : 6,859,638
その他企業からの寄付 : 79,440,196

台湾の人口を考えれば寄付額は桁外れに大きいと思うし、台湾人は米国人より狂信的に親日だと思う。そこは否定していない。人口や経済規模を考えれば米国からの義援金が少ないというのも否定しない。

が、先の災害で受けた義援金をネタに日本のメディアは意図的に失礼な情報操作をしていると考える。