豊平区平岸1条16丁目
中の島2条7~11丁目
地区公園
広さ :全体で4+
遊具 :5
山 :あり
トイレ:あり(3ヶ所)
水のみ:あり(2ヶ所)
2012年10月~2013年7月 訪問
さて、精進河畔公園の中の島側です。
平岸地域と中の島地域の間を流れる精進川は、開拓以前は豊平川の支流として
流れていたそうで、中の島地域は、本当に豊平川の中にある大きな「島」だったようです。
ここでもリンゴが多く栽培されていました。
明治~大正時代に中の島には遊郭が作られ田舎から連れてこられた娘たちが働かされて
いた、という話を聞いたことがあります。その名残か、私が札幌に来た20年程前には狭い
中の島地域に10軒ほどのラブホがあったのですが、現在は数軒ほどに減っています。
昭和初期に中央区と中の島の間に「幌平橋」が架けられ、また精進川も水門が設けられて
水量を制限したため中の島地域は、ほぼ平岸と陸続きになり、現在に至っているようです。
前置きが長くなりました。公園の紹介です。
精進河畔公園の中の島側は中の島2条7丁目から11丁目まで精進川に沿って作られています。
では7丁目から南に向かって紹介します。
白石藻岩通沿いに新C型のトイレがあります。
ここから南の方に向かって遊歩道が伸びています。
トイレから50mほど歩くと左手(平岸側)に池があります。
昭和初期までこの辺りには氷池があり、農家の冬場の貴重な収入源だったそうです。
池には精進川に住んでいるカモが遊びに来ます。
もう少し歩くと東屋があります。
歩道沿いにはベンチが数箇所にあります。設置されてから10年以上経つので、
いい感じでひなびてきました。
先ほどの池の隣には平岸地域に上る木製の階段が設置されています。
遊歩道の最後は精進川を渡る橋が架かっています。
この場所の車止めはステンのパイプ製。
トイレからここまでの間は10年ちょっと前に整備された箇所で、その前はただの草わらでした。
さて、上記の橋を渡る手前に獣道のような通路があります。
ここを150mほど進むと8~9丁目あたりに広く芝生が広がっています。桜の時期には
多くの人で賑わいます。
この芝生の平岸側には全長20mほどの藤棚が続いています。
その先は斜面にツツジなどが植えられています。
藤棚の反対側は細く精進川の副水路が設けられていて、ここでカモが子育てをしていたりします。
精進川は平成5年ぐらいまではコンクリートで護岸されていて中には入れませんでしたが、
その後、護岸を土の中に埋める工事がされて水と触れ合えるようになり、夏場には子供たちが
たくさん遊んでいます。
この辺りにある車止めはハトさんとリス君。かなり年季が入っています。
この辺りは10丁目付近の精進川の様子です。
川を挟んで両側に遊歩道があります。
こちらの遊歩道にも、2018年9月5日の台風で
木が倒れ、通路をふさいでいました。9月中旬の
訪問の時は、写真のようにまだ撤去されていま
せんでした。
10丁目の最後にはA型のトイレがあります。トイレの奥の方はゲートボールのコートが
あります。5~6年前ぐらいまでは結構な人数のお年寄りがプレーをされていたのですが
今はほとんど見かけなくなりました。
トイレの手前には、直方体型の水のみがあります。
近くの木の根元にベンチがあります。
ベンチの先には精進川の滝があります。落差は1.5mほどですが、なにか和みます。
10年ほど前の夏、この辺りで近所の人たちとBBQをしていたのですが(ほんとは火は使っちゃ
いけないんですがw)、酔ったウチの妻が「滝つぼに入ってみる!」と足を入れたとたん
「ズル~」っと中に落ちていきましたw あわてて上がってきたのですが、「足が着かな
かった」と言うことですから、かなり深いと思います(妻は身長163cm)。
10丁目最後の車止めはゾウさんとパンダ君。中の島側の公園縁は置石が多いです。
精進川の遊歩道は一日中人通りが絶えない憩いの場になっています。
中の島側の場所はこちらから南側の10丁目まで続きます。