今月福岡は人権を守る強化月間らしいです。


その関連イベントで、井原元彦氏の講演が無料で聞けるということで、行ってみました。





井原元彦氏は十年くらい前に「逆説の日本史」がベストセラーになった作家です。

日本史の事象、文化の根本には「穢(けがれ)」への畏怖があるということがテーマで数々の著書があります。

人生で感銘を受けた著書の一つです。(シリーズですが) 日本人は古代から「血」や「死」を嫌ってきました。だから、肉食を嫌い、殺傷を生業とする武士が嫌われ



、中世に至っては、革職人や処刑を執り行う役人、死体を扱う人々は嫌われ、やがて、江戸時代には、そういう人々をまとめて住まわせ、差別の対象にしてきました。


中学生の時の歴史の授業では、江戸幕府は穢多・非人を、庶民の不満を分散させるために設けたとあるのですが、私には上の説の方がしっくりきました。


それが現代に尾を引き、同和問題になっている。



そもそも「血」や「死」を穢と格付たのが、古墳時代に西からやってきた人々ではないかというのです。

縄文時代までは動物を殺して、食料にしていましたから。


そして、同和問題は西日本に顕著に見られるというのです。

殺生を嫌う渡来民が、日本を支配したから、その文化がひろがり、差別対象を生み出したのです。



最後にこんな話も。


ご飯を食べる時、特にお米を作ってくれた農家の人々に感謝するよう、多くの日本人は教えられてきました。


だけど、牛や豚や鶏、そして、それらを屠殺した人々に感謝して食卓につくことがどれくらいあるのか。


食べるもの全てに命があったのに。



それも、やはり日本人の考え方。


私達は知らず知らずに、差別意識を育まれている。だから、差別の問題は勉強しないと気付けないというのです。





人間はみな平等でなければならない。


職業や生まれた場所、民族で差別されてはならない。




改めて考え直しました。