NOといえるバンカー
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今朝の日経新聞に米投資銀行家ケン・モリス氏(元UBSの米州部門トップ)の話が出ていて、同じ金融マンとしてとても共感の持てる話だったので、ここでご紹介したいと思う。
インベストメントバンカー(投資銀行家)というのは、常に目標(リーグテーブルでのM&A順位)と顧客の満足度(M&Aによる結果)と自分の報酬という3つのことを考えながら仕事をしている。これはおそらくどの世界でも同じで、経営者か従業員か成果報酬型かどうかなどで、この3つのプライオリティ(優先度)が変わってくるという辺りだろう。
そして彼はある日、独立を決意し、「NOといえるバンカー」となったのだ。インベストメントバンカーというのは、どうしてもボリュームをしたがる。大型案件、リーグテーブルでの順位。結果、自分の評価も上がり、大きなボーナスを獲得する。しかし一方顧客の満足度がなおざりになっているのも事実。ここで出てきている例が、ヒルトン・ホテルズのトップから、身売りをすべきかどうか?という質問が来て、彼は当時株価が相当に安かったので、「今はすべきでない」とアドバイスをしたとのこと。アドバイザリーフィーをもらうということも習慣としてはあるが、やはり最も大きいのはディール(取引)からのコミッション(手数料)。例えば100億円の案件の3%が手数料だとしたら、100億円のM&Aを成功させて3億円もらった方が圧倒的に身入りが多い。しかしそこで「NO」は「NO」と言ったことで、顧客からの信用を得られたという。
大型M&Aがやはり大きくニュースになり、一見良さそうに見えるが、事実失敗している例も多くある。ダイムラー&クライスラー、AOL&タイム・ワーナーなどがいい例であろう。
これを我々のような個人投資家へのアドバイザーにも置き換えられると思う。顧客は証券会社から「買い」と「売り」を繰り返し提案され、一向に「HOLD(なにもしない)」という提案はされない。唯一される時は塩漬けになって、どれだけ待ってももう戻らないと思い、できれば触りたくない腫れ物に対してだけであろう(笑)。
しかし私はそれではおかしいと思い、このケン・モリス氏と同様に独立をしたのである。いいファンドはいい、悪いファンドは悪いと言えることが大事なのである。目先の収益にとらわれず、中長期の投資を軸に資産運用をしていくという考え方も同様である。私に限らず、世の中、顧客から出発するビジネスであることを忘れないようにしたいものである。
今朝の日経新聞に米投資銀行家ケン・モリス氏(元UBSの米州部門トップ)の話が出ていて、同じ金融マンとしてとても共感の持てる話だったので、ここでご紹介したいと思う。
インベストメントバンカー(投資銀行家)というのは、常に目標(リーグテーブルでのM&A順位)と顧客の満足度(M&Aによる結果)と自分の報酬という3つのことを考えながら仕事をしている。これはおそらくどの世界でも同じで、経営者か従業員か成果報酬型かどうかなどで、この3つのプライオリティ(優先度)が変わってくるという辺りだろう。
そして彼はある日、独立を決意し、「NOといえるバンカー」となったのだ。インベストメントバンカーというのは、どうしてもボリュームをしたがる。大型案件、リーグテーブルでの順位。結果、自分の評価も上がり、大きなボーナスを獲得する。しかし一方顧客の満足度がなおざりになっているのも事実。ここで出てきている例が、ヒルトン・ホテルズのトップから、身売りをすべきかどうか?という質問が来て、彼は当時株価が相当に安かったので、「今はすべきでない」とアドバイスをしたとのこと。アドバイザリーフィーをもらうということも習慣としてはあるが、やはり最も大きいのはディール(取引)からのコミッション(手数料)。例えば100億円の案件の3%が手数料だとしたら、100億円のM&Aを成功させて3億円もらった方が圧倒的に身入りが多い。しかしそこで「NO」は「NO」と言ったことで、顧客からの信用を得られたという。
大型M&Aがやはり大きくニュースになり、一見良さそうに見えるが、事実失敗している例も多くある。ダイムラー&クライスラー、AOL&タイム・ワーナーなどがいい例であろう。
これを我々のような個人投資家へのアドバイザーにも置き換えられると思う。顧客は証券会社から「買い」と「売り」を繰り返し提案され、一向に「HOLD(なにもしない)」という提案はされない。唯一される時は塩漬けになって、どれだけ待ってももう戻らないと思い、できれば触りたくない腫れ物に対してだけであろう(笑)。
しかし私はそれではおかしいと思い、このケン・モリス氏と同様に独立をしたのである。いいファンドはいい、悪いファンドは悪いと言えることが大事なのである。目先の収益にとらわれず、中長期の投資を軸に資産運用をしていくという考え方も同様である。私に限らず、世の中、顧客から出発するビジネスであることを忘れないようにしたいものである。




