すでに忘却の彼方へと過ぎ去った京都検定
の知識を再度発掘し、今年の1級受験に備
えるため「京都検定分野別学習」テーマを
復活させます。

再開1回目は、京都市東山区の養源院。
実際には、三十三間堂の東隣にあり、これ
までも何度も前を通っていましたが、先日
初めて参拝して来ました。


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養源院

元々は、1594年に淀君が父の浅井長政の
菩提を弔うために建立し、長政の法号にち
なんで養源院と命名されたとのことです。

近くには、大阪冬の陣の火種となった方広寺の国家安康の鐘があり、大阪城について
調べた後で訪れると感慨深いです。

というのも、淀君の建てた堂宇は1619年
に焼失し、1621年に淀君の妹で徳川秀忠
の妻である崇源院が伏見城の遺構を移して
再建したからです。以来、徳川将軍家の位
牌所となっています。

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本堂には三つ葉葵の紋が掲げられている

この養源院で有名なのは、伏見城から移さ
れた「血天井」。関ヶ原の合戦に先立って
石田三成軍の攻撃で伏見城が落城した際に
守備に当たった鳥居元忠らが自刃し、その
死骸が数ヶ月放置されて染み込んだ血痕の残る廊下の床板を天井に上げて供養してい
るのだという。

現物は落ち着いた色合いで血天井の生々し
さはさほど感じないが、長い竹竿で「この
部分が倒れた顔で、こちらが曲げていた脚
で‥。こちらには手形も残っています。」
と詳しく説明されると一挙に死者の無念の
想いがのしかかって来る気がしました。(^^;;

気を取り直して、杉戸を観ると俵屋宗達の
有名な「獅子図」「麒麟図」「白象図」を
眺めると、構図が大胆で非常に面白く感じ
た。

杉戸は襖よりよく開閉する場所に取り付け
られるのだそうですが、襖より絵具ののり
が悪いので400年に近く絵が残っているの
はかなり珍しく、よほど厚塗りをしたんだ
ろうという解説を琳派の学習会で聞いたの
で違う角度からも鑑賞することができまし
た。合わせて十二面の襖の「松図」も見れて俵屋宗達の代表作に触れることができました。

養源院は、寺院としてだけでなく、美術分野や今年の京都検定2級の公開テーマであ
る琳派についての学習にも大事になりそうです。