伊藤穣一氏インタビュー--MIT Media Lab新所長に聞く
米マサチューセッツ工科大(MIT)のメディアラボの所長に起用されたIT起業家の伊藤穣一氏(44)のインタビュー記事です。この方のお話を聞くのは初めてなので、どんな方なのか、初めてのトライアルです。

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MIT Media Labは米国時間4月25日、伊藤穣一氏を新所長に任命した。豊かな人脈と幅広い関心で知られる伊藤氏に、自身のMedia Lab参加が持つ意味などについて聞いた。

反対意見・・・

議で反対意見の口火を切るのは本当に難しいと思います。思い切って言い始めるとタイミングを見計らう間にマグマは上昇してきているので、極端な意見の真反対にまた極端意見をぶつけてしまう自分におろおろする自分もまたいます。そんな経験の中で、普通は遠まわしな言い方、自分が思ってもいない方向からの質問という形で言う習慣が付いてしまって、周りはわかりづらいだろうなと反省したりもします。が、時間がないと自分の結論を先に言ってしまうこともありますし、いつも冷静に状況に最適なアプローチを選ぶロジックを自分なりに作っておくことが大事ですね。どうやっても緊急時にはあわててしまうので、普段から意識しておくことが大事だと改めて心に留めました。
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今回の落とし穴は、「集団浅慮」です。英語ではグループシンクと言われます。集団の圧力により、その集団で考えていることが適切かどうかの判断能力が損なわれる状況です。その結果、グループでの意思決定は極端な方向に振れやすくなります。

MIT メディアラボの所長に伊藤氏、石井副所長と二人三脚へ

米マサチューセッツ工科大(MIT)は、メディアラボの所長にIT起業家の伊藤穣一氏(44)を起用すると発表しました。
昨年末にラボの副所長の石井裕氏の講演を聴く機会があり、MITの最先端のラボで、副所長までこなす精力的な人ながら、実は教育に本当に向き合っている本音も垣間見え、見た目と心意気が随分違う人だなぁとそのとき感じました。
ネットやデジタル技術研究の最先端をいく世界でも有数の拠点の所長に伊藤氏が!! これで、石井裕副所長と(55)と二人三脚で更に新しい世界を見せてくれることになるのかも・・・

【SF】 ガニメデの優しい巨人

三部作の二作目である「ガニメデの優しい巨人」は特殊相対性理論で予想されるトラブルの末に太陽系先住種が、この太陽系に戻ってきます。彼らとの協働作業によって前作で提示された回答のモデルが確認され、修正されていきます。その真実に対して、先住種が自分たちの矜持を守り、人類の尊厳を守るために選択する彼らの未来。更に大きな人間万歳!!を感じました。


創元SF文庫(1981/07)
James P. Horgan  [THE GENTLE GIANTS OF GANYMEDE] 1978

【SF】 星を継ぐもの

随分前に読んだんですが、今でも身近に置いている本の一冊です。初めて読んだとき、本当に「人間万歳!!」という気がして、少し気が滅入った時には再読してもう一踏ん張りと思い直して寝るようにしています。


話は、月の裏側で宇宙服を着た人間の死体が見つかるのですが、その死体は何万年も前のもの!?
果して彼らはどこから来たのか?我々人類との繋がりは?ミッシングリングや微小惑星帯、月で見つかった状況と、木星の衛星で発見された太陽系先住種の存在から予測したモデルが提示する答。その中で味わう人間の矜持に思わず人間万歳です。
そして特殊相対性理論で予想されるトラブルの末に戻ってきた先住種との協働作業の中で更に明らかにされる全ての謎。お互いの矜持と尊厳が織り合い選択された各々の未来・・・。全てが心に沁み入って、再び(広い意味の)人間万歳です。
この主人公たちの話は、本書と三部作(現在は更に拡大)を構成する「ガニメデの巨人」・「巨人たちの星」へと続きます。
James P. Horgan 創元SF文庫 ※原書は1977年発刊