和菓子を現代のライフスタイルに合わせ、器とともにスタイ
リングして提供している諸星みどりさんの作品!
キウイ、ミント、山椒、ラズベリーなど和菓子のイメージが
ないハーブやフルーツを使った鮮やかでみずみずしく美しい
和菓子。そしてそれを彩る器やスタイリング。どれも新たな
和菓子の魅力を私たちに気づかせてくれる作品ばかりです。
季節感を「嗅覚」でも楽しんでいただきたくて、旬の果物や
ハーブ、スパイスなどの香りを活かした和菓子作りをしてい
ます。
「視覚」的には、これも日本の四季が身近に感じられるよう、
できるだけ季節感を象徴化した抽象的な色や形のデザインを
心掛けていますね。
和菓子っていろいろなデザインがありますが、小さな立体の
中に季節の風景を切り取り 、抽象的にデフォルメするという
手法は和菓子独特のもの。個人的に大変魅力を感じています。
私にとって和菓子や器は、自分の表現したい和モダン空間の
ツール(パーツ)であるので、それらの技を究めて和菓子や
陶芸の職人になりたいとはとくに思っていないんです。また、
古来からの伝統文化に敬意は払いますが、単にそのまま継承し
ようと思っているわけでもありません。
現代のライフスタイルに合わせ新しい形に変化させた“自らの
和モダンの世界観”を作り、スタイリング提案をさせていただ
ければうれしいですね。
▼「桜かんてん」。桜の花びらを、杏、
クランベリーと一緒に寒天の中に!
▼「紫陽花」(紫蘇&梅酒&キウイの錦玉)。
涼しげな青とキウイの緑のコントラストが素敵!
▼「桃の練切(ねりきり)」。中の桃餡は、白餡に
ピーチリキュール漬けしたドライピーチを練り込んだもの
▼「柿とメープルの羊羹」。メープルシロップの羊羹に、
細かく刻んでブランデー漬けした干し柿を散りばめたもの
▼「夏空(外郎・山椒餡)」。山椒の餡だなんてめずらしい!
▼「柚子の水ようかん」。ゼリーじゃなくて
水ようかんなところがオシャレ!
▼ここで諸星さんがお気に入りの四季
それぞれの和菓子をご紹介。春……「花ごろも」。
桜の花びらを練り込んだ外郎(ウイロウ)生地で
桜餡を包んだ和菓子
▼夏……「夏のはじまり」。
イチの錦玉羹(キンギョクカン)の上に、細かく刻んだ
ミントやレモン風味の飾り寒天を乗せた和菓子
▼秋…「実りの秋の蒸し羊羹」。栗、松の実、胡桃など、
いろいろな木の実を入れて蒸し上げた和菓子
▼冬…「雪中梅」。生のラズベリーを包んだラズベリー餡を
ぎゅうひで包み、フリーズドライのラズベリーを散らした和菓子
自作の和菓子が、日本文化の魅力発見や、人と人を繋ぐ
コミュニケーションのきっかけになればと話す諸星さん。
しきたりや格式などにとらわれず、シンプルに、カジュア
ルに。“ともに時を過ごす人へのもてなしの気持ちを形に
表したモノ” として和菓子や器を身近に感じてほしいと
いいます。














