さてさて!
舞台『友情〜秋桜のバラード〜』2016。
今年の生徒役の方のご紹介にいきたいと思います。
すでに今年は4公演観てますので、その辺の感想もかねて。
昨年同様、稽古場日誌の順にまいります。
トップバッターは、みゆ!
言わずと知れた佐藤美優ちゃんでございます。
私の過去のブログをご覧になった方は、彼女がどんな役者さんかおわかりですよね?
えっ?読んでないって?(笑)
しかたない、もう一度ご説明しましょうかね。
大阪府出身。
東京都在住。
1995年5月30日生まれの21歳。
これまで数多くの舞台に出演し、類い稀な素質でたくさんの方に感動を与えてきた女優さんです。
彼女は昨年に引き続き、この『友情』に連続での出演です。
まず、そこが何よりすごいところ。
この舞台に2度出演するというのは、どういうことかわかりますか。
そうです、2年間もアタマを坊主にしなければならないということです。
男子はともかくとして、女子でせっかく伸びてきた髪の毛をまた切るというのは、すごくつらいことであるし、並大抵の覚悟ではありません。
去年、2度目を経験した田中裕美さん、吉田桃子さんも、わかってはいるけどやっぱりすごくつらいと言っていたくらいです。
それだけ彼女は、今回の出演に関しても、断固たる決意で臨んでいるのです。
しかし、彼女は発想の転換思考の持ち主。昨年の千秋楽後、もう剃らなくていいので少しずつ伸びてきましたが、その間しばらく坊主頭で外出したり、電車に乗ったりしていました(笑)
あえて周囲の人々の反応を楽しんでいたようです。
いくら美優の性格を知っているとはいえ、すごいわな(笑)
でも、人のやらないことをやって、人を魅了するのが、女優さんだと思います。
無理やりまとめた感が若干あるわな(笑)
昨年は、小林明子。
なんと!
今年も、小林明子。
びっくり
じつは私の事前の配役予想、
第一予想は学級委員の高石タカコ。
最終予想はヒロイン・島崎あゆみでした。
同じ役になることは考えていなかったし、昨年の実力を買われて合格した2年目、ヒロインに一番関わりが深いタカコか、もしくはヒロインをやるか。
どちらかで悩みました。
ただ、彼女がそのポジションにきたとして、果たして去年ほどの明子をできる方がいるか不安もありました。
そんな中での同役での発表!
驚くと共に、彼女に適役であっただろうことは今になってみれば容易に想像できます。
昨年は、本当に圧巻の演技でした。
声がよくとおる。
表情がはっきりしていてわかりやすい。
物怖じせず、堂々とした物腰。
嬉しいときのカラダ全体で表現する喜び。
悲しみを、背中で表現できる柔らかさ。
これは、2年目の今年の感想ではありません。
ほかの生徒役の方と同様、初出演の昨年の感想です。
彼女の演技を観ていると、観劇していることを忘れ、思わず自分も舞台の上で彼女と接しているような、不思議な感覚になります。
魅せる芝居を超えて、
感じさせる芝居。
なので、
彼女が笑っている時は、自分でも自然と口元に笑みがこぼれ、
彼女が悲しんでいる時は、思わず感情移入して目の前が曇ってきます。
当たり前のようでいて、難しいことです。
特に、エピローグを歌っているときの彼女は、あゆみを悲しむ気持ちの中に仲間がいる喜びがあり、この舞台に立っている幸せが十二分に滲み出た様子がはっきりとわかります。
さて。
あらためて小林明子という役柄について、私なりに説明します。
明子は、クラスの女子の影のリーダーでいじめっ子。
基本的にお祭り女で、目立ちたがり屋。
自分の意見は必ず通す。
アタマもいい。
みんなが納得して有無を言わせないような発言をする。
幸子をターゲットにし、周囲にも同調させることで、自身のクラスの地位を確立している。
自分に不利なことはせず、良い面だけをみんなに見せている。
森山信一など、面倒なことにはなるべく関わらない。
おそらく、性格はわがまま。
そんな役です。
この舞台で彼女は、そんないじめっ子をいかんなく発揮する姿が見どころの一つ。
そして。
そんな明子がお面を外し、自分の弱い部分をさらけ出す場面が後半に2つ出てきます。
果たしてそれはどんなことか。
クラスの雰囲気がガラッと変わる、感動の瞬間です。
ぜひ、お見逃しなく。
余談ですが、舞台の上の時と、降りた時で、ぜんっぜん雰囲気が違うのも美優の魅力です。
本人はめっちゃ人見知りと言ってるけど、
めっちゃ人なつっこいです!
ロビーで彼女を見かけたら、ぜひぜひ声をかけてあげてくださいね
みゆ、今年もいてくれてうれしい❣️❣️
また観に行くぜ
がんばれよ〜
舞台『友情〜秋桜のバラード〜』公式サイトはこちらになります。