海外で 前に進む・振り返る

海外で 前に進む・振り返る

海外在住歴約17年、現在は家族5人で在クアラルンプール。
歳を重ねて感じるあれこれ、海外生活、子どものこと。
前に進みながらも振り返る日々を綴ります。

 

 もうすぐ終わる一時帰国休暇

 

こんにちは。

もうすぐ戻るのですが、一時帰国中です。

 

東京にまず立ち寄って、その後地元に移動して実家滞在。

歳を取れば取るほど、実家長期滞在が色々な意味で難しくなってきますね。仕方がないことなのですが、なかなかこの変化していくことの寂しさに慣れません。。

 

今回の一時帰国でやらねければならないこと、やりたかったこと、やろうと思っていたこと、、、いくつかありました。

今日はその中で一番ストレスが大きかったことについて。。

 

 

 銀を売却する

 

唐突感がありますが泣き笑い

本当に読んだままで、銀を売却する、というタスクがありました。

2011年に事情があり、純銀地金1キロのインゴットと呼ばれるバーを何本か購入。

こういうものです。

 

当時の購入価格は記録によると、126.310円/キロ。

 

今更ながら、購入時以前の銀価格推移をみてみると、

 

2009年 最高店頭小売価格:57.10円/キロ

2010年 最高店頭小売価格:82.90円/キロ

2012年 最高店頭小売価格:129.80円/キロ

(田中貴金属工業さんのウェブサイトからの情報)

 

。。。ネガティブ

そうなんです、価格が高騰してきた時に、その年のほぼ最高店頭小売価格でわざわざ購入。

その後、、、翌年から100円以下となり、2018年には最高店頭小売価格は65.10円/キロに。

 

私は株とか投資とか全く疎く、銀を購入する、なんて当時(も今も)全くピンと来ておらずで、ただただネガティブでした。

なので購入後は、価格の推移情報も一切目にせず、忘れることにし、実際これは特技かもしれませんが、忘れました泣き笑い

 

でも。

銀を持って海外に出たり戻ったりはできないので、実家で預かってもらっていました。

小さな箱なのにどっしりと重たい。

当然、「これは一体何びっくりマークはてなマーク

となり、中身が何なのか話さないわけにはいかず、かくかくしかじか、、、と説明。

そうしたら、父が価格推移を気にしてしまって、「100円切ったぞー」「70円切ったぞー驚き」と余計な情報を親切に入れてきてくれました。

そこで思い出すのですが、それを聞いてもできることは何もなく、またしばらくして忘れる(しかない)。

 

そうこうしている内に、月日の流れるのは本当に早いですね。

気付けば13年が経過。

 

親切な父がまた、「おーい、銀の値段あがってるよー」と教えてくれて、良い知らせだったのでやっと情報確認。

本当に価格がこの13年でようやく上向きに上がってき、7月8日には店頭小売価格180.2円を記録!

これはもう今売却するのが良い、と判断、一時帰国中に対処することに決めました。

 

 

 実際の手続き

 

売却する、と決めたのはいいのですが、なんせ実物の金属を売る、ということで、価格をみて、よし今日売ろう!

という風にはいきません。。

 

どのような方法があるかというと、私が売却したお店では、

 

①店頭に持ち込む

②宅配でお店に送る

 

の2通り。そして、そのお店の刻印の入った地金限定です。

①は完全予約制。予約をして持ち込んだ日のレートで売却。

②はネット登録、その後送られてくる書類を同封して宅配で送る。午後3時までに到着したものは同日の価格、それ以降の到着は翌日の価格が適用され、価格連絡を受けてから売却するかどうかを連絡する。

 

というものでした。

価格の推移をみながら、というのができるのは①なのかなと最初思ったのですが、多分「あ!今日は価格がいい!!」となっても当日予約なんてのは取れなくて、せいぜい取れる予約日は3日後以降とかなんだろうなーという勝手な予測を。

そして、お店はセキュリティ上、完全施錠しているのでインターホンで名乗ること、というような情報が。

これをみたら、キャリーケースを片手におどおどとインターホンで名乗っている間に、ひったくり暴漢に遭う自分の図がぼわーっと浮かんできて、即却下泣き笑い

 

ということで、②に決めました。

ネット登録して、書類が届くまでに思ったよりも時間がかかりました。

そして旅行に出ている不在中に届いたので再配達に更に時間がかかり、それから荷造りをして、集荷依頼をして集荷に来てもらうまでにも時間がかかり。

結局、最初のネット登録から10日後にようやく発送。

 

その時既に、180円/キロ超えという価格は幻。

登録だ、発送だ、ともたもたしている内にも着々と価格は下がっていき💦 もう売却もやめてしまいたい気持ちになりましたが、何とか気を持ち直して発送。

荷物が到着した日に、きちんと受取連絡のメールがあったのにはほっと、安心しました。

到着翌日には買取価格が到着日の価格での計算で通知があり、承諾の可否をネットで登録してください、とのこと。

迷わずに承諾で登録。

もうとにかくこの一連のあれこれから解放されたい一心で。

買取価格は、161.810円/キロ。

 

2日後に無事入金され、13年間実家に預かってもらっていた銀の売却が終了しました。

 

126.310円/キロで購入したものを161.810 円/キロで売却できたので、単純にみると、少し利益が出てはいるのですが、13年間現物を持ち続けて、父も巻き込み、自分自身は13年の間はほぼ忘れてはいたとはいえ、購入時のネガティブストレスと、売却時の価格の推移をみながらも売却したいタイミングでは売却は実際問題としてできないというストレスとどんどん価格が下がっていくのを毎朝目の当たりにする変なドキドキ、お店に到着する日の価格がどうなっているんだろう、という気持ちの悪いドキドキ、、、、こういうことを全てひっくるめると、利益よりも、もう忘れてしまいたい一件、というのが正直なところです。

 

ただ、あまり一般的ではない経験をしたなというのはプラスでしょうか。何事も経験、ということで!

 

読んでくださってありがとうございました照れ

 

海外生活約17年の会社員。

現在家族5人で東南アジア在住。

体調の悩みも増えてきた

団塊ジュニア世代です。