階級: 2段

成績: 1・2・1


<本記事の感想>
直近の対局で気になる点があったものを取り上げてみました。
不要な振り込みやオリ手順の甘さがあったので、守備力も向上が必要と感じています。


オリ打ちを絶対しないように慎重に1牌ずつ選んでいく必要があり、終盤では聴牌確保も意識して戦っていきたいです。


<1回戦> 1
① 東2局3本場  (攻撃面)

ここで1s対子落としとしたが、それでは3シャンテンに戻していることになる。
1s雀頭で筒子1メンツ、萬子と索子で各1〜2メンツで仕上がりそうであり、9mがあることからタンヤオ確定には移行できないため、この打牌は反省。

打牌の選択肢について考えたい。
パターン1: 萬子1メンツ固定(仮)
この場合は、47sの2度受けもしくは、どれか対子の重なりによる最終シャボ待ちになる想定。
2mや4mでのリャンメン・3メンチャン変化も考慮し9m切りとなる。

パターン2: 赤5p使い切り
この場合は1p受けを嫌い2p切りとなる。
赤5sがあるが、ドラの発が1枚も見えておらず、後々勝負するのであれば自身の打点がないと見合わないと考える。
1p3枚のロスはあるが、入り方次第で萬子か索子のどちらを2メンツにするか猶予ができるのも大きい。

赤5sがあるため、最終14p待ちの平和になった場合は、赤5p切りリーチでも良いと考えているため、ここではパターン1の9m切りを正解としたい。

② 東2局4本場  (攻撃面)

2着目の下家が親番のため、ここは是が非でも上がりを阻止したいところ。
ここは東、混一色の3900を狙って鳴き。


積極的な鳴きが功を奏してチャンタ付きの満貫出上がり。
相手の手の進み具合が遅かったために成功したが、鳴きすぎによる守備力低下には気をつけたい。

③ 東3局  (守備面)

七対子の一向聴で回っていたが、なかなか聴牌できずオリを選択(1s対子落としの時点から)。
この時の打牌について考察。
対面の打3sにより下家への振り込みはないが、序盤に打2sとしていることから、真ん中もしくは上の索子は持っていそうと判断できる。

生牌で切りづらい西を1枚だけ落としておくのはありだったかもしれない。
しかしこの牌が混一色やダマの七対子に刺さらない可能性がなくもないため、なんとも言い難い。

オリる時は振り込まないかつ鳴かれる可能性が低い牌を選んでいきたい。
そのためには相手の手配構成の読みが必要になってくる。

③ 東4局  (守備面)

オリている場面で、対面は萬子混一色気配。8mは前巡に上家の捨て牌だが、清一色、赤の12000だった場合は見逃しも考えられる。
前巡であわせ打ちしておくべきだった。

オリは1牌の選択で変わるため、要注意してオリに徹底したい。


終盤の打9pについての反省。
対局中に9mの気持ち悪さ(対面が混一色ぼためということもあるが)もあり捨てられずいたが、この9pもよく見ると違和感があり実際には下家に鳴かせることになってしまった。

中張牌の手出しの多さやリャンメン外しなど、トイトイを目指していてもおかしくない捨て牌のため、8pワンチャンスのこの9pも捨てずに回る選択肢を選べるようにしたい。


この半荘は手配に恵まれて大差の1着で終了。
攻撃時の打牌や、鳴かせないオリについて素早く決断できるように実践と反省を繰り返して身につけていきたい。


<2回戦> 2
① 東1局  (攻撃面)

起親の下家5巡目、2枚目の中に対して鳴きを入れて1500のポンテンを取った。
結果的にすぐ下家から打3pのリーチが入り上がれたついでに、下家の攻撃を防げることができた。

最近、安い仕掛けはしないよう心がけているが、親番の時は連荘することで大量得点に繋がるため、この中に反応できたこと、1500で折り合いをつけられたことは良かった。
7pの雀頭があるため、中を落として4sにくっつけば復活もあり打点も見込めるが、他家が攻めてきた場合に危険牌だらけになり詰まってしまう可能性もある。

点数状況によるが、フラットな時はとにかく上がりを目指すように打っていきたい。
(だからといって中を1鳴きして、打点向上の可能性を見ないことはないようにする)

② 東3局  (攻撃面)

牌効率としてはメンツ固定の7p切りが最大。
しかし123の三色ができなければリーチのみの愚形になってしまう。
筒子の123を固定するためには、1p切りが良いと考える。浮いている3pと亜リャンメンの47pで123確定できるため。

③ 南1局  (守備面)

親番で迎えた南1局の振り込みについて。
上家が中の後付けで2副露したのち、7mで振込。自身には不要な牌だが、良形でもないため68sの塔子落としにより回る必要があった。
愚形塔子落とししていることから、良形もしくは
トイトイの塔子完成している場合がある。
微差ではあるがトップ目でもあるため、無理に攻め込む必要がない状況であった。

④ 南4局  (攻撃面)

トップと2100差で迎えた局面、平和ドラ1の2000点聴牌。ツモればトップだが下家から出上がりで2着確定の上がりとした。
ラス目の下家が南ドラ3の満貫確定であり、振り込みで4着落ちの可能性もあったためリーチしなかったが、ある程度押しそうな気がするためリーチしても良かったかもしれない。

着順を意識したリーチ判断はまだまだ経験不足もあり知識不足もあるため、経験を積むことによって基準を作れるようにしたい。


最終結果はこの通り100点足らずで2着で終了。
オーラスのリスクを考え、勝負強さが足りなかった半荘だった。

<3回戦> 1
① 東3局1本場  (攻撃面)

赤5mを出ない形にするため打1mとしたが、牌効率は打4s。
その時の受けは245m、7pとなり赤5mが出る形になるのは2mツモで聴牌取りした時のみ。
さらに5mをツモった時に役なしドラ1のカン7p待ちでリーチするかと考えたら、即リーチはせずに8p切りとしそう。
であれば一層、この時点で1m切りではなく、カン7p外しも一つの手と考える。4sを残しておくことで25s369sの受けもあるため。

巡目や相手の捨て牌状況からも、自分の打ち方であればカン7p外しが良かったと考える。

② 南1局  (守備面)

下家のリーチに対して、上家の3p押しに反応できず、跨ぎの2pで放銃。
十分系であれば跨ぎは危険であり、ここは完全安牌の西もしくは中筋の4sを打つべきだった。

オリている時の他家の攻め状況をきちんと把握しケアする必要がある。

③ 南3局  (守備面)

トップ目の親番、混一色へ移行するタイミングでの放銃。上家の最終手出しが7pのため跨ぎでの放銃になる。
トップでもあるため、極力放銃を避けた戦い方を身につけたい。

それには鳴きに対する警戒度の低さが要因と考える。鳴き時点でのシャンテン数や鳴きなしの牌にも目を向けて、警戒していく必要がある。

④ 南4局  (守備面)

2巡前から799pの形で持っていたため、危険な7pを先に切っておくべきだった。
自身は25pの入りでリーチ手順のため、799p全てが不要。
今回のような切り遅れがあるため、どの牌が誰に対しての安牌なのかを終盤は把握しておく必要がある。

⑤ 南4局1本場  (守備面)

ラス目の親からリーチを受けてからの聴牌。
絶対に振り込めない局面で、赤5mも手放したくない状況。
結果的には8mを切っていたら親への放銃だったので、5m切りで正解。
しかし平和ドラ1では3万点に足らないため、西入で続行となるため、ここはリーチをしておくべきだった。
打赤5m → リーチ
打8m → ダマテン
といった基準になる。


結果的には西入後に上がることができトップ。
オーラスの打ち方次第では、通常トップもあったため反省としたい。

オーラスの条件戦では特に経験や技術力に差が出てくるため、打つ頻度を多くし慣れていきたい。