宝物への物語 -6ページ目

宝物への物語

ブログの説明を入力します。

行くぜ

背中にゃ追い風
正面からは向かい風
だからよ
飛べるんじゃねぇか
ふん
ツラに雪崩れる黒髪を
風に遊ばせ荒野を渡る

大罪人だとお上の触書は
御大層に唱っちゃいるが
貌が売れりゃあ
好都合ってなモンだ

口に銜えた草笛で
奏でる唄は舶来の
遠い未来の哀愁の調べ
枯葉。。
コイツはオレの空蝉の唄

腰には朱鞘の二本差し
オレにとっちゃあ
世渡りなんて
斬り付けながら進むモノ

あぁ。そうだよ
テメェのココロを刻んでんだよ
いいモンでも
悪りぃモンでも
掛かって来いや

天上天下唯我最強ってな
速度をアゲテ景色を流し
納得ズクならスベテ良し
スミからスミまで
喧嘩上等ってな

流れ流れて砂の道
風と砂塵が道連れだ
終わりゃぁ独りで
サッサと消えて
次の荒事狩るまでよ

ん?
涙かい?
別嬪さん。。
こんな夜中に峠の端で
闇を見つめて
俯いてちゃあ危ねぇだろうが

仕方ねぇ。。
お話頂戴仕ろうかぃ

女の涙は恐えぇモンだが
碧い目をした尼さんが
秘密の想いを解き放ち
夜を通して
明けた朝

板間で眠るこのオレに
託し預けた十字の証は
朱色のギヤマン御禁制

困ってる奴が居るってか
オメェさんの大事な御人だってか

はは。。
仕方ねぇ。
一宿一飯その恩義
そして。。
狸寝入りのコノ頬へ
心を籠めた優しい口づけ

此れで行かねば男が廃る

おぅ。

流れてやるよ
その場所へ。。

其処でイイ唄刻んで来るぜ

で。。
何処なんだい。。
アンタの想い人
ソイツの名前と居る場所だ。。

天草。。
島原。

ふん。
喧嘩上等
朱の色の華

アンタの想い
ソイツに
必ず
唄って来るぜ。

今しか無ぇよなぁ。。

生きてんのは此の世だからな

永遠は無ぇ。

だから。。

華は綺麗なんじゃねぇか

任せとけ。

オレに任せとけ。

行くぜ。。。