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宝物への物語

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~ 紅泥の華~(ヨルノイキモノ)


熱い想い苦しい
甘い迷い美味しいね。。
腐臭が漂う奈落の底は
何が起こるか解らない
目隠しの綱渡り。。

君と貴女と僕と彼
探り合う。。
指と指とが絡み合い。。
微熱の首を舌で咬む
僕らの愛は熱い泥。。

誰が決めた訳ではなく
僕達は何時か紅い泥濘に。。
翼を捥いで飛び込んで行く。。
藻掻いても。。
滑りの棘は。。
こんなにも優しくて。。。

夜の幕。。
紅く
風の音。。
碧く
時騙しの黒沈香
瞳の中
揺れて混ざる。。
さぁ
恐れと憂いに髪をほどいて。。

背中に。。
静かに。。
覆い被さる吐息は

紫に。。。

視線でコロされそう
自分勝手な瞳達。。
嵐の様な呼吸の中で
奇跡を起こす夜の獣。。
串刺しの口移し。。。

僕と貴女と彼と君
忘れたい過去と未来が絡み合い
噛み切る様に奪う唇
僕らの愛は熱い泥

誰が決めた訳ではなく
僕達は何時も茨の中に
傷を求めて駆けて行く
足掻いても。。
懺悔の祈りは。。
あんなにも遠くて。。。

夜の幕。。
緩やかに。。
風の音。。
響く。。
曝け出される予感の甘味に
身体の芯
捻れて擦れる
ほら
切なさと喜びに声が伴い

背中に。。
静かに。。
覆い被さる影に。。

紫に。。

紅い雫に呪われて。。
紅い瞳に焦がれて燃えて
紅い涙を啜って育つ
吐気がするホド愛おしい。。
紅に狂った血の艶の華。。

僕らの夜は。。
僕らの夜は。。

神をも恐れぬ。。。

カリソメノキワミ。