「蛇飼いたい」「蛇を飼うために家を建てた」
3年前くらいから蛇図鑑なるものが家に増え始め、幼稚園の娘はボールパイソン、コーンスネークなどの単語をよく発するようになった。
夫は蛇が飼いたいらしい。
しかし世間では外来の蛇が逃げたというニュースが度々報じられる。
理由はだいたいヒューマンエラーである。
家の鍵をかけ忘れるタイプの人間たちには無理ではないか。
さらにエサはどこに置くのだ。冷凍庫は嫌だ。なんか嫌だ。
何度も何度もケンカ話し合いを重ねた。
結論、絶対に蛇は飼えない、せめて飼うのならば娘が独立し個室が空いてからだ。
だが先日。
大きな紙袋を手に「怒らないで!怒らないで!」と叫びながら夫が帰ってきた。
黙々とケージをセットする夫。
あらわになるドット柄・隠れミッキー模様の紐状の塊。
・・・・
怒鳴り散らす自信があったので、心を落ち着かせるため何も言わず就寝した。
しかし夢の中で怒鳴り散らしてしまい、それでも怒りがおさまらず起き抜けにキレる。起キレ。夫まさかの逆ギレ。起キレ逆ギレ。
昼過ぎまでかかったが、少しずつ落ち着いたので紐状の塊を覗く。


