誰もが幸せになれるはずなのに、そうでない人がいるのはどうしてか。

そこには「脳機能」が深く関係していることがわかりました。

一般的に知られている「脳科学」のことです。

 

 

私たちの「脳」は素晴らしい機能を持っています。

この脳の発達が人類をここまで進化させてきたのです。

しかもまだまだ解明されていない機能もたくさんあり、

むしろ解明されていない部分の方が多いのです。

これらが解明されることでますます可能性は広がります。

 

 

そうした素晴らしい機能を持つ私たちの「脳」ですが、

この「脳の持つ特性」が、

私たちの幸せを遠ざける結果となっていることも事実です。

 

つまり、幸せになるのがあたり前なのに、

自分自身によってそれを妨げていたということなんです。

 

 

驚かれたでしょう。

「まさか、そんなことあるわけがない」と

思われたのではないでしょうか。

 

そう、まさにその「まさか、そんなことあるわけがない」

という判断そのものが脳の持つ特性のひとつなんです。

 

 

コンピューターを例にするとわかりやすいかも知れません。

脳は、思考や言動や行動 (習慣) 、

そして生命維持に必要な中枢のコントロールを行なっています。

コントロールの際に必要なのが過去の経験や知識となります。

 

コンピューターではOSと呼ばれているものです。

したがってその時点で行なわれる判断は、

あくまでそれまでに培ってきた知識や経験に基づくものです。

その時点の知識量と経験量によるコントロールとなります。

 

 

つまり、コンピューターのOSのバージョンが

古いものと新しいものではやれることは違ってきます。

使えるアプリケーションや導き出す結果にも差が出ます。

 

ですから、経験や知識の豊富な人とそうでない人とでは、

脳の行なう判断には違いが出てきます。

 

 

一般的に考えれば、年齢を重ねた人と若い方の違いという結論となりますが、

実は必ずしもそうではありません。

そこには、脳機能のひとつの特徴でもある

「環境を変えることを嫌う」という習性が深く携わっています。

 

脳は使い慣れたもの、これまでの環境や習慣を

“居心地のいい場所” として認識します。

 

ですから、なかなか新たな可能性を見出すことができないのです。

みなさんにもそのようなことはありませんか。

「なかなか最初の一歩が踏み出せない」という経験が。

 

これらは性格の問題ではないんです。

「自分は消極的だ」とか「慎重派だ」とかということではありません。

 

「脳が勝手に判断している」ことに他なりません。

つまり、脳に依存した判断をしているだけなんです。

 

ここからが大切な部分ですが、

「脳に支配されている人」と「脳をコントロールできている人」とに

大きく分けられます。

 

 

世の中の9割以上の人々が「脳に支配された人生」を送っています。

成功者と呼ばれる人や、自分の想い通りの人生を送っているごく一部の人は、

「脳をコントロールしている人」なんです。

 

 

世界の経済全体の96%を、

世界人口の1%の人々が動かしているという事実があります。

 

もちろん、お金がすべてではありませんが、

「脳をコントロールする」ことが

自分の人生を思い通りに生きることのひとつの根拠となる数字なんです。

 

これまでどうしても一歩が踏み出せなかったのは、

意気地がないとか、度胸が足りないとか、やる気がないとか、

そんなことではまったくありません。

 

ただ単に脳が勝手に “居心地のいい場所” や “ 楽な方” を

選択しているに過ぎません。

 

ですから性格や生き方の問題ではないんです。

ましてや自己嫌悪に陥る必要なんてないんです。

 

 

大丈夫、誰もが「幸せになるため」

「自分の思い通りの人生」にすることができます。

「脳をコントロールする」ことさえできれば。