「自分は、自分より不幸な人に比べて幸せだ。」
「自分は、自分より幸せな人に比べて不幸だ。」
上の二つの文は、言葉のルールをなぞっただけある。…はずだ。
しかしなぜか、ある感情が沸いてしまう。
二つの文を並べた時に比べ、片方の文を単独で考えると、その感情が強くなる。
「私よりももっと不幸な人がいる。」
「俺よりいい思いしているヤツがいる。」
などと文を変形すると、「ある感情」は更に増大する。
変形した文章は、元の文章と全く同じ意味でない事が原因なのだろうか。いや、そうとは考えにくい。
「変形した」とここで呼んでいるものこそ日常的な文章であり、それを分析したものが最初の文章だ。
分析した事によって、言葉のルールをなぞっただけである事に気付くのだ。
そして、それは当然の事と結論付けることが出来る。。
…だからなんだ、というと、結論はなんでもない。
しかし、この文章を読んだ人も、読んだ事によって、何某かの感情が沸く…、のではないかと思う。




