日と月はあるのに、星が欠けている理由

私が毎年、初詣に行く北野天満宮には、

本殿前に三光門と呼ばれる中門があります。




これです。






三光とは日、月、星なのですが、

じつは三光門は「星欠けの三光門」と呼ばれています。


なぜかと言うと。



日。





月。





の彫刻があるのですが、

星の彫刻は「ない」のです。



三光門なのに…。




理由はかんたんで、星は空にある本物の星、

北極星であったと伝えられているそうです。


平安時代は、北の天満宮の場所は現在とは異なり

千本丸太町に位置していたそうで、

帝がそちらに向かってお祈りをされる際、

ちょうど三光門の真上に北極星が輝く位置関係だったようです。



この話しを知って、

この門はまるで人間の象徴のようだなと思いました。



たとえば私は女性として生まれたのですが、

肉体は女性ですし、女性性の方が強いのですが、

男性性というものも兼ね備えています。


私の中にオッサンが住んでいるのはわかりやすいですし、

他には小１男子なんかも(笑)住んでいますが、

いかにも女性らしい女性、

オッサンの欠けらもないような女性でも男性性は持っています。


自分が表現できない男性性は、男性の中に見出す。



男性ならば、女性の中に女性性を見出す。


なので、多くの人が異性を求め、

異性に憧れさえ感じるのは自然なことで、

自分が持っている要素、表現できない要素を、

他の人間の中に求めるのです。



男性は日、女性は月。

それは地上にあり、門にも彫刻として彫られています。



そして星は天空に。


地球の軸をずっと伸ばして行った先に北極星はあり、

私たちが地上から見上げると、

ずっと変わらぬ位置にあるように見え、

夜道に迷った時にも目印になってくれます。



日と月、男と女を兼ね備えたこの私。



それらが宿る肉体を遠く離れた天空に、

動かぬ星が見える。

その星は、この地の軸を伸ばして行った先にある。



地上ではいろいろなことがあります。


自分にありながら欠けているものを異性に求めて、

なかなか見いだせなかったり、

見つけたと思ったのに破れたり。



また地上の男女が見出しあって結ばれて、

完全な存在になったような気がすることもあるでしょう。


多くの場合、それは幻だと言われますし、

長く連れ添っても、長年の間には、

なぜだか女性がたくましく、男性がしなやかになっていったり。


それもまた、だれもがどちらの要素も持っているから、

強まったり、弱まったり、入れ替わったりするのでしょうが。


この地上には完全とは遠い、いろいろなドラマがあります。


完全ではないから、エネルギーが動き、

変幻していく、それこそがこの地上の醍醐味とも言えます。



しかし３つの光があり、

そのひとつは遠い天空に、

この地の軸を伸ばしたずっとずっと先に、

変わらずある。


そのことを忘れないこと、

この地に欠けた星に祈ること、

そうすることが、

この地の変幻自在を楽しむ極意だと思いませんか？



地上での苦しみや、

また逆に満たされたゆえに、

自分を見失いそうになる時も、

欠けた星のことを忘れなければ、

宇宙との調和の中にいる。

大きな間違いは犯さない。


そう思いませんか？










ちなみに、この三光門には、

すごくわかりにくいけど三日月の彫刻もあるそうです。


さすが学問の神様、哲学的。

こんど訪れた時に見つけられたら、撮影してきます！

ヘブンなあろまてらぴーサロン
☆Heavens Berry★ヘブンズベリー京都




↓LINEスタンプ「ばにゃにゃんニャンコ」発売中。
イラストをクリックしてね♪




営業時間　
11：00～19:00（最終受付）
定休日:不定休

090-3678-2669
（施術中は電話に出れないのでメッセージをお入れくださいm(__)m）


メニュー

ご予約はこちらのお申込みフォームからどうぞ


所在地　


京都市下京区

□ＪＲ京都駅より徒歩20分
□ＪＲ京都駅より嵯峨野線に乗り換え1駅　丹波口駅より徒歩12分
□ＪＲ京都駅より市バスに乗り換え　京都水族館前下車　徒歩5分

□駐輪場があります。
□近くにコインパーキングがあります。


※現在仮店舗にて営業中のため、全メニュー1000円引きにさせていただいております。
　詳しい場所はご予約時にお伝え致します。