甲状腺の細胞は、ヨウ素(ヨード)を原料としてホルモンを作っている
食物に含まれるヨウ素を選択的に取り込んで
甲状腺ホルモンを合成し、分泌している
また、放射性ヨウ素も食物中のヨウ素と同じように
甲状腺に取り込まれる
アイソトープ(放射性ヨウ素)治療は
このように取り込まれた放射性ヨウ素によって
甲状腺の細胞数を減らすことで甲状腺の腫れを縮小し
併せて過剰に分泌されている甲状腺ホルモンの量を減少(正常化)させる治療法
持病であるバセドウ病の治療として選択した「アイソトープ治療」
前日に服用した検査薬
甲状腺にどれくらいアイソトープが取り込まれるか摂取率を測定し
担当医師の診断のもと投与量を決定
治療用のカプセルを服用する
薬の効果が明確に現れるのは数カ月先
ホルモン値が安定するには
個人差もあるが概ね6カ月~1年
また、甲状腺の細胞数が減りすぎて
甲状腺機能低下症になる場合もある