てんノート -Heavenly Sounds-

悲しいのは苦しいのは
自分だけだと思っていた
気にかけてくれない
手を差し伸べてくれない
全部 誰かのせいにしていた
でも
違うんだ
たった少し
ほんのひと掬いでいい
小さな 小さな勇気で
変われるはずなんだよ
悲しみも
苦しみも
忘れてしまう程の
たくさんの出会いがあるよ
叫べ 叫べ
誰かがきっと
その声を聞いてくれるはずだから
伸ばせ 伸ばせ
誰かがきっと
その手を掴んでくれるはずだから
きっと
誰が見たってありきたりで
誰が聞いたってありふれたことで
それだって構わないから
もっと もっと
僕らしい生き方をしたいよ
そんなの
ずっと前から
分かってた気持ちだけど
今の僕は何だか
『ひとつ』だって
そんな気がするから
だから
確かめてみたかったんだ
便利になっていくのが
いいことなのかというと
きっとそうでもないのでしょう
この口で
この耳で
この目で
その口で
その耳で
その目で
そんなやりとりなら
こんなふうにはならなかったでしょう
そんなやりとりなら
こんなふうには…
指先を恨むことがあるのです
この指先がおかしければ
動かなければ
或いは
この手になければ
この手がなければ
あんなコトバで
君を傷付けずに
済んだのかもしれません
ごめんなさい
ごめんなさい
届かないと分かっていても
この口でただ
呟き続けるのです
こんにちは
久しぶり
元気にしていますか?
あれから何度も
あなたとの夢を見ました
とても幸せそうに
あの頃のように
あなたとぼくが笑っていました
今でも
あなたは笑えていますか?
誰かと肩を並べて
心の底から
笑えていますか?
あなたとの物語
あなたとの帰り道
あなたとの日々を
忘れたことはありません
ぼくの胸の奥で
輝きながら息をしています
あなたさえ幸せなら
ぼくはこのままでもいいのだけれど
出来ればまた
あなたと笑いたいな と思い馳せながら
青く澄みゆく空を見上げて
ぼくの身体も
ちゃんと息をしています
息をしています
僕が 本当の自分を
ありのままに曝け出していたのが
君はおかしくて仕方が無かったの?
こいつは頭がおかしい
いつか傷付くことになるとも知らず
なんて馬鹿な人間なんだ と
そんなふうに思いながら
僕の隣にいたっていうの?
今まで どんなものと戦って
どんなことに苦しんで
どれほどの傷を抱えていたか
それすら忘れられるような
誰もが僕を知らない世界で
やっと
やっと
怖がらなくていい
泣かなくていい
自分が自分でいられるような
安心できるような そんな場所に
出逢えたと思っていたのに
なんだ…
なるほど
僕は初めからずっと
ただの
独りぼっちだったんじゃないか
僕が
死んでさ
ニュースにでも出ていたら
君は腹を抱えて
大笑いでもするんだろうか
ざまあみろ とでも
呟くんだろうか
それなら僕は
そいつを楽しみにして
簡単に死ねそうだよ

