日光金谷ホテル滞在記: 2日目夕食編(2016年3月) | オンナひとり気まま日記

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大好きなラグジュアリーホテルや、外で見つけた美味しいものの話がメインです。日々の徒然の他、脱線話も色々。

日光金谷ホテル2日目の夕食は、看板料理の虹鱒を頂きます。

奥日光中禅寺湖は、明治末期にトーマス・グラバー(幕末に活躍したスコットランド出身の武器商人で、長崎のグラバー園の人)が鱒を放流して以来、鱒の養殖が盛んだそうです。

場所は同じ本館ダイニングルームですが、今回は入口近くの席でした。


明治後期から昭和まで使用されていた食器類。陶器は、白地に赤や青の日本的な絵柄が映えて素敵。


日光と言えば、見ざる、聞かざる、言わざる…ですが。
こちらは、「見ます、聽きます、言ひます、よいホテル」。
うん、良いものなら、積極的に見て、聞いて、言う方がそりゃよろしいね。


さて、前日はフルコースディナーを頂いたので、この日は虹鱒ディナーを。
こちらはメインの虹鱒のお料理が3種類から選べます。
フライだと、私がタルタルソースは苦手なので、二人でソテーとムニエルを頂くことにしました。


前菜の日光湯波と海老のサラダ仕立て。
湯波はツルリとした食感が、洋風のサラダ仕立てのエビや野菜のピクルスともなじみます。


パンはバゲットと、レーズン入りの黒糖パン。


ハート型の可愛い器の中身は、オニオングラタンスープ。


オニオングラタンスープは、舌を火傷しそうなくらい熱々のとろけるチーズと甘い飴色玉ねぎの組み合わせ。
定番ですが、やっぱりしみじみ美味しいです。


虹鱒のソテーは多めの日本酒でフランベし、醤油、砂糖、バターで味付けした、初代料理長考案の一品だそうです。
醤油ベースの甘辛味で、かなり和風寄りの味。

フランス料理の素材が入手しにくかった時代の賜物ですね。
日本人には親しみやすいですが、外国の方には和食のエッセンスを感じてもらえる味かも。

お味は既にしっかりついてますが、別添えのソースも持ってきてくれます。


ムニエルの方も醤油の風味が隠し味になったリッチなバターソース。たっぷりのアーモンドが香ばしくていい感じ。
レモンを絞ると、酸味も加わり爽やかです。


サラダは香り高いシェリー酒ドレッシングで。


デザートとコーヒー。
デザート盛り合わせは、カスタードプリンとバニラアイス、フルーツです。


昔ながらのバニラアイスとプリンといった感じですね。
バニラビーンズの香りムンムン!ってのではなく、プレーン、シンプルな昔から馴染みの味。


主役は虹鱒ですが、それ以外のお料理もクラシカルながら、普遍的なもののよさを実感させてくれるコースです。

日光金谷ホテル滞在記は以上です。