よく死ぬ気でやれ、なんて事を言う人がいる。
特に、自分よりも高い地位に就いている人に多い。
一体、何が言いたいのか意味がわからない。
いや、日本語としての意味はわかる。
一切の失敗も許さない、といったようなニュアンスを受け取れる。
そんなだから、部活動中に子供は死ぬし、収益効率重視の企業で働く大人は心を病み自殺する。

死ぬ気で取り組んだとして、彼らのように文字通り死んだら何が残るのか?

今日の事だけを考えて、今日の成果だけに執着していれば死んでも構わないなんて、よく他人にあたかも正しい事かのように、叱咤激励という言葉にすり替えて物が言えるな、と驚愕してしまう。
多分、結果を求めての発言だと思われる"死ぬ気でやれ"。

自らが滅んで得られる結果に価値があるのだろうか?

こういう無神経で旧時代的な精神論を引きずっている人間の話は、話としては滑稽だが、身近にこのような傾向の思考の人間がいるとなるとほとんど悲劇ですらある。

ハラスメントという言葉が広く認知されて、もはや当たり前に配慮がなされなければならない時代に、カミカゼを要求する神経は本当に理解に苦しむ。