難しい話ですが、顕在意識(意識と表現することが多い)と潜在意識とを説明しておきます。
私たちが感じたり考えたりしたと理解しているときが顕在意識です。其れ以外の時が潜在意識です。私たちの多くの生命を維持している活動は潜在意識です。
脳科学的に意識は未だ解明されていません。但し私の経験では、意識には言語化が必要です。言語化した時に、その言語に関する行動を伴う場合と、伴わない場合があります。その際に必ず情動(得体の知れない感情=多分内臓感覚)を伴う必要があります。情動を伴わないと、言語を出力とした反射になってしまいます。強い情動を生じるときには、強く意識したことになり、弱い情動を生じたときには、弱い意識になり、反射に近くなります。
受けた情報を言語化した時と、言語から新たな概念を作ってそれを言語化する(思考。ただし未だ反射=潜在意識です)と同時に情動を生じる場合も意識に入るようです。
あくまでも私の経験からの説明ですが、コンピューターの機能(脳内での情報処理に相当)は言語を利用した反射になります。この機能に情動を伴うと意識になると考えられます。
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