本題に入る前に、
まずは、5日の日曜日(日本時間で6日月曜午前)に、
アメリカ・インディアナ州インディアナポリスで開催された、
スーパーボウル・ペイトリオッツvsジャイアンツ戦。
そのハーフタイムショウに登場したマドンナのステージが、
すごかったですね。
すでにYoutubeにもアップされていました。
※2回ほど貼ったものが削除されたので、再度別にアップされてたものに変更しました。
また何かあるかもしれないことを、ご了承ください。
小林幸子?(笑)と思うようなステージ奥からの登場で、
「ヴォーグ(Vogue)」のド派手なステージから始まり、
続く「ミュージック(Music)」の流れで、
ゲストに昨年の年間2位の人気者、LMFAOが登場し、
「パーティ・ロック・アンセム(Party Rock Anthem)」との
マッシュアップで大いに会場を沸かせ、
昔チアリーダーをやっていたというマドンナが昔を思い出したように、
最新曲、「ギミ・オール・ユア・ラヴィン(Gimme All Your Lovin')」で、
フィーチャリングされているニッキー・ミナージュとM.I.A.とともに、
歌い踊り。
最後はゴスペル隊にシー・ロー・グリーンも加わった、
「ライク・ア・プレイヤー(Like A Prayer)」で聴かせ、
忽然とステージから消えるというステージ。
今はこういうのが、すぐに動画で見れるというのが、
すごいなあと思わされます。
素晴らしかったです。
さて、前置きが長くなりましたが、
来週2月12日(日本時間で13日(月)の午前)に、
ロサンジェルスのステープルズセンターで開催される、
第54回グラミー賞授賞式。
開催まですでに1週間を切っておりますが、
今年もブログでは、ノミネーションステージの紹介とともに、
主要4部門の受賞予想なんかをまたまたしてみたいと思います。
「グラミー賞オフィシャルサイト」
日本では、今年もWOWOWでジョン・カビラ、滝川クリステルのナビゲートで
放送されます。
「WOWOW 第54回グラミー賞授賞式」
まずは、昨年11月30日にロサンジェルス・ノキアシアターで行われた、
「第54回グラミー賞ノミネーションコンサート」から。
まずは、ガガ様です。
レディ・ガガ最新アルバム「ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)」からの、
5枚目のシングルナンバーでもある、最新ナンバー、
「マリー・ザ・ナイト(Marry The Night)」
ドクロスタイルでのパフォーマンスでわかせてくれています。
ガガ様は、このほかにも、カントリーグループ、シュガーランドとのコラボで、
「ユー・アンド・アイ(You And I)」を披露しています。
続いては、昨年末から今年にかけて、
Billboard Hot100でNo.1を独占していた、
リアーナの最新ナンバー。
暮れに発売されたばかりの最新アルバム、
「トーク・ザット・トーク(Talk That Talk)」からの
ファーストシングル、
「ウィ・ファウンド・ラブ feat. カルヴィン・ハリス (We Found Love)」。
さらに、今回の新人賞にノミネートされている、
ミシシッピー出身のペリー3姉弟の3人組カントリーグループ、
ザ・バンド・ペリー。
アルバム「ザ・バンド・ペリー(The Band Perry)」に収録されている、
「インディペンデンス(Independence)」と、
トム・ペティのヒットで知られる、「フリー・フォーリン(Free Fallin')」の
メドレーをさわやかに歌いあげています。
さて、今回第54回グラミー賞の話題といえば、
最初知らずに、ノミネーションリストを見ていて、あれ?と思っていたのですが、
今年は受賞カテゴリーが109から78に削減され、
いわゆる男性女性の区別というのがほとんどなくなってしまったり、
ルーツミュージックやハワイアンなどの部門が削減されたりと、
ずいぶんシンプルにおり、一部には批判も高まっています。
また、今回のノミネートメンバーの中では、
カニエ・ウェストの7部門ノミネートを筆頭に、
アデル、ブルーノ・マーズ、フー・ファイターズが6部門、
リル・ウェインとスクリレックスが5部門など、
ガガ様は3部門にノミネートされています。
毎年そうですが、
グラミー賞は、ヒットの規模やアーティスト人気とは異なり、
審査員であるNARASメンバーの投票にかかっており、
あくまで作品性が問われている賞なのです。
言い方を変えれば、その年の審査員のお気に入りというか、
気分で変わってしまう感じでもあるのです。
それでは、主要4部門のノミネート紹介と予想を。
今回もはっきり言って、渋好みで難しいです。
☆最優秀レコード賞
◎「ローリング・イン・ザ・ディープ(Rolling In The Deep)」アデル
▲「ホロシーン(Holocene)」ボン・イヴェール
○「グレネイド(Grenade)」ブルーノ・マーズ
・「ザ・ケイヴ(The Cave)」マムフォード&サンズ
・「ファイアーワーク(Firework)」ケイティ・ペリー
動画が見当たりませんでしたが、ノミネーションでは、
新人賞にノミネートされている、キュートなニッキー・ミナージュが、
プレゼンターをつとめていました。
今年の最優秀レコード賞も、なんとなく作品性で選ばれた面々がそろってますね。
でも、おそらく今年はこの賞は、昨年最も売れたアデルで堅いんじゃないかと思われます。
ブルーノ・マーズは昨年もちらちらとノミネートされ、一部受賞も果たしてますが、
アルバムがノミネートされた今年は主要メンバーの一人となりました。
新人賞にもノミネートされた、ウィスコンシン州出身のボン・イヴェール。
この曲は聴くほどに味わい深く、独特の声質と相まって、
受賞することがあれば、とんでもないヒットに結びつきそうです。
☆最優秀楽曲賞
・「オール・オブ・ザ・ライツ(All Of The Lights)」カニエ・ウェスト
▲「ザ・ケイヴ(The Cave)」マムフォード&サンズ
・「グレネイド(Grenade)」ブルーノ・マーズ
○「ホロシーン(Holocene)」ボン・イヴェール
◎「ローリング・イン・ザ・ディープ(Rolling In The Deep)」アデル
最優秀レコードと似たようなメンバーで、カニエ・ウェストのみが異なりますが、
ここもアデルがとってしまいそうな。
ただ、楽曲ということでは、よりボン・イヴェールの味わい深さが支持されるような
気もします。
最優秀レコードでは印が回りませんでしたが、昨年新人賞にもノミネートされた、
マムフォード&サンズは、昨年の新人賞以降、人気も急上昇しており、
この曲も十分に受賞候補の一つに挙げていいものと思います。
☆最優秀アルバム賞
○「21」アデル
▲「ウェイスティング・ライト(Wasting Light)」フー・ファイターズ
・「ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)」レディー・ガガ
◎「ドゥー・ワップス&フーリガンズ(Doo-Wops & Hooligans)」ブルーノ・マーズ
・「ラウド(Loud)」リアーナ
プレゼンターに、ケイティ・ペリーが登場です。
さて、このノミネーションのところで、会場座席のブルーノ・マーズに
インタビューされてましたが、
アルバム賞は悩むところですが、あえてアデルを2番手にして、
バラエティに富んだ素晴らしい作品集である、ブルーノ・マーズに
本命を打ちました。
実はどれも素晴らしいアルバムで、どれがとっても不思議でない賞ですが、
ソングライターでもあり、プロデュース力にも優れ、
他アーティストとのコラボでも力を発揮しているブルーノに、
今回は期待したいと思います。
☆最優秀新人賞
◎ボン・イヴェール
・ニッキー・ミナージュ
・J・コール
○ザ・バンド・ペリー
▲スクレリックス
昨年の最優秀新人賞で、ダークホースのエスペランサ・スポルディングが、
受賞したのは、まだまだご記憶でしょうか?
ああいう例もあるので、よほどの本命でもいない限り、新人賞予想は難しいです。
当時の新人賞メンバーである、ジャスティン・ビーバーの活躍はいうまでもなく、
さらに今回の主要部門にノミネートされているマムフォード&サンズや、
先ごろ来日して人気急上昇のフローレンス・アンド・ザ・マシーンなど、
それぞれに今年成長を遂げています。
今回のメンバーも、主要2部門にノミネートされている、
ボン・イヴェールがグラミーの雰囲気的に強そうな予感がしますが、
グラミーでは圧倒的強さを誇るカントリー部門の急成長株、ザ・バンド・ペリーや、
DJリミキサーとしては初の新人賞ノミネートを果たした、スクレリックスなども
思いがけず受賞というケースも考えられます。
もちろん、売上げ人気実績では、
昨年のBillboard Hot100年間8位のニッキー・ミナージュや、
アルバムが初登場1位を記録したラッパー、J・コールの方が上だし。
ここも何が起こるかわかりません。
この新人賞ノミネートのプレゼンターで、ブルーノ・マーズが登場した後、
ステージ上で、今回のグラミー・ホールオブフェームに名を連ねた一人、
80年代からのラップ・ヒップホップの祖とも言われる、
グランドマスター・フラッシュがDJで登場。
当時の仲間でもある、フューリアス・ファイブのメリー・メルに加え、
後輩ラッパーのコモン、ルーペ・フィアスコ、
そしてこの日のノミネーションコンサートのMCでもあり、
来る授賞式本番でも司会を務めるLL・クール・Jがステージに上がり、
彼の代表作「ザ・メッセージ(The Message)」をパフォーマンス。
客席ではニッキー・ミナージュがノリノリです。
さて、本番のステージには、今回の本命の一人、アデルが、
久々のステージに上がります。
昨年声帯を痛めて、ツアーをキャンセルして手術、治療につとめ、
ようやく調子が出て来たらしく、復帰後初のステージになるとのことです。
今回はホールオブフェームの一人でもある、
ブルース・スプリングスティーンがEストリート・バンドとのライブで登場するほか、
新作が発表されるポール・マッカートニーといった御大も登場。
さらに、リアーナ、コールドプレイ、テイラー・スウィフト、フー・ファイターズ、
ブルーノ・マーズ、ケリー・クラークソン、ジェイソン・アルディーン、
ニッキー・ミナージュらがライブで登場の予定です。
司会はLL・クール・J。
最後に、今回のノミネーションコンサートのハイライトのひとつ、
アッシャーが大ベテランのR&Bシンガーソングライターの、
ヴァレリー・シンプソン、ソングライターのマイク・ストーラーと、
ピアノ・キーボードで奏でるステージ。
昨年8月22日に相次いで亡くなった、
ヴァレリーの夫であり、ソングライティング、デュオパートナーでもあった、
ニコラス・アシュフォード。
そして、ソングライターチーム「リーバー&ストーラー」の、
ジェリー・リーバー。
彼らをしのんで、
アシュフォード&シンプソンの代表的作品の一つで、
マーヴィン・ゲイとタミー・テレルの大ヒットナンバー、
「ユア・オール・アイ・ニード(You're All I Need To Get By)」。
ベン・E・キングとリーバー&ストーラーの共作曲である、
「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」のステージ。
ヴァレリーの声が全く変わらないのには驚かされます。
ほんとにニコラスの他界は残念でなりません。
ということで、次回のブログでは、ニコラスをしのんで、
この夫婦デュオが、80年代に自ら大ヒットさせたナンバーを
紹介したいと思います。
グラミー・ノミニーズ2012/オムニバス
¥2,548
Amazon.co.jp
まずは、5日の日曜日(日本時間で6日月曜午前)に、
アメリカ・インディアナ州インディアナポリスで開催された、
スーパーボウル・ペイトリオッツvsジャイアンツ戦。
そのハーフタイムショウに登場したマドンナのステージが、
すごかったですね。
すでにYoutubeにもアップされていました。
※2回ほど貼ったものが削除されたので、再度別にアップされてたものに変更しました。
また何かあるかもしれないことを、ご了承ください。
小林幸子?(笑)と思うようなステージ奥からの登場で、
「ヴォーグ(Vogue)」のド派手なステージから始まり、
続く「ミュージック(Music)」の流れで、
ゲストに昨年の年間2位の人気者、LMFAOが登場し、
「パーティ・ロック・アンセム(Party Rock Anthem)」との
マッシュアップで大いに会場を沸かせ、
昔チアリーダーをやっていたというマドンナが昔を思い出したように、
最新曲、「ギミ・オール・ユア・ラヴィン(Gimme All Your Lovin')」で、
フィーチャリングされているニッキー・ミナージュとM.I.A.とともに、
歌い踊り。
最後はゴスペル隊にシー・ロー・グリーンも加わった、
「ライク・ア・プレイヤー(Like A Prayer)」で聴かせ、
忽然とステージから消えるというステージ。
今はこういうのが、すぐに動画で見れるというのが、
すごいなあと思わされます。
素晴らしかったです。
さて、前置きが長くなりましたが、
来週2月12日(日本時間で13日(月)の午前)に、
ロサンジェルスのステープルズセンターで開催される、
第54回グラミー賞授賞式。
開催まですでに1週間を切っておりますが、
今年もブログでは、ノミネーションステージの紹介とともに、
主要4部門の受賞予想なんかをまたまたしてみたいと思います。
「グラミー賞オフィシャルサイト」
日本では、今年もWOWOWでジョン・カビラ、滝川クリステルのナビゲートで
放送されます。
「WOWOW 第54回グラミー賞授賞式」
まずは、昨年11月30日にロサンジェルス・ノキアシアターで行われた、
「第54回グラミー賞ノミネーションコンサート」から。
まずは、ガガ様です。
レディ・ガガ最新アルバム「ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)」からの、
5枚目のシングルナンバーでもある、最新ナンバー、
「マリー・ザ・ナイト(Marry The Night)」
ドクロスタイルでのパフォーマンスでわかせてくれています。
ガガ様は、このほかにも、カントリーグループ、シュガーランドとのコラボで、
「ユー・アンド・アイ(You And I)」を披露しています。
続いては、昨年末から今年にかけて、
Billboard Hot100でNo.1を独占していた、
リアーナの最新ナンバー。
暮れに発売されたばかりの最新アルバム、
「トーク・ザット・トーク(Talk That Talk)」からの
ファーストシングル、
「ウィ・ファウンド・ラブ feat. カルヴィン・ハリス (We Found Love)」。
さらに、今回の新人賞にノミネートされている、
ミシシッピー出身のペリー3姉弟の3人組カントリーグループ、
ザ・バンド・ペリー。
アルバム「ザ・バンド・ペリー(The Band Perry)」に収録されている、
「インディペンデンス(Independence)」と、
トム・ペティのヒットで知られる、「フリー・フォーリン(Free Fallin')」の
メドレーをさわやかに歌いあげています。
さて、今回第54回グラミー賞の話題といえば、
最初知らずに、ノミネーションリストを見ていて、あれ?と思っていたのですが、
今年は受賞カテゴリーが109から78に削減され、
いわゆる男性女性の区別というのがほとんどなくなってしまったり、
ルーツミュージックやハワイアンなどの部門が削減されたりと、
ずいぶんシンプルにおり、一部には批判も高まっています。
また、今回のノミネートメンバーの中では、
カニエ・ウェストの7部門ノミネートを筆頭に、
アデル、ブルーノ・マーズ、フー・ファイターズが6部門、
リル・ウェインとスクリレックスが5部門など、
ガガ様は3部門にノミネートされています。
毎年そうですが、
グラミー賞は、ヒットの規模やアーティスト人気とは異なり、
審査員であるNARASメンバーの投票にかかっており、
あくまで作品性が問われている賞なのです。
言い方を変えれば、その年の審査員のお気に入りというか、
気分で変わってしまう感じでもあるのです。
それでは、主要4部門のノミネート紹介と予想を。
今回もはっきり言って、渋好みで難しいです。
☆最優秀レコード賞
◎「ローリング・イン・ザ・ディープ(Rolling In The Deep)」アデル
▲「ホロシーン(Holocene)」ボン・イヴェール
○「グレネイド(Grenade)」ブルーノ・マーズ
・「ザ・ケイヴ(The Cave)」マムフォード&サンズ
・「ファイアーワーク(Firework)」ケイティ・ペリー
動画が見当たりませんでしたが、ノミネーションでは、
新人賞にノミネートされている、キュートなニッキー・ミナージュが、
プレゼンターをつとめていました。
今年の最優秀レコード賞も、なんとなく作品性で選ばれた面々がそろってますね。
でも、おそらく今年はこの賞は、昨年最も売れたアデルで堅いんじゃないかと思われます。
ブルーノ・マーズは昨年もちらちらとノミネートされ、一部受賞も果たしてますが、
アルバムがノミネートされた今年は主要メンバーの一人となりました。
新人賞にもノミネートされた、ウィスコンシン州出身のボン・イヴェール。
この曲は聴くほどに味わい深く、独特の声質と相まって、
受賞することがあれば、とんでもないヒットに結びつきそうです。
☆最優秀楽曲賞
・「オール・オブ・ザ・ライツ(All Of The Lights)」カニエ・ウェスト
▲「ザ・ケイヴ(The Cave)」マムフォード&サンズ
・「グレネイド(Grenade)」ブルーノ・マーズ
○「ホロシーン(Holocene)」ボン・イヴェール
◎「ローリング・イン・ザ・ディープ(Rolling In The Deep)」アデル
最優秀レコードと似たようなメンバーで、カニエ・ウェストのみが異なりますが、
ここもアデルがとってしまいそうな。
ただ、楽曲ということでは、よりボン・イヴェールの味わい深さが支持されるような
気もします。
最優秀レコードでは印が回りませんでしたが、昨年新人賞にもノミネートされた、
マムフォード&サンズは、昨年の新人賞以降、人気も急上昇しており、
この曲も十分に受賞候補の一つに挙げていいものと思います。
☆最優秀アルバム賞
○「21」アデル
▲「ウェイスティング・ライト(Wasting Light)」フー・ファイターズ
・「ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)」レディー・ガガ
◎「ドゥー・ワップス&フーリガンズ(Doo-Wops & Hooligans)」ブルーノ・マーズ
・「ラウド(Loud)」リアーナ
プレゼンターに、ケイティ・ペリーが登場です。
さて、このノミネーションのところで、会場座席のブルーノ・マーズに
インタビューされてましたが、
アルバム賞は悩むところですが、あえてアデルを2番手にして、
バラエティに富んだ素晴らしい作品集である、ブルーノ・マーズに
本命を打ちました。
実はどれも素晴らしいアルバムで、どれがとっても不思議でない賞ですが、
ソングライターでもあり、プロデュース力にも優れ、
他アーティストとのコラボでも力を発揮しているブルーノに、
今回は期待したいと思います。
☆最優秀新人賞
◎ボン・イヴェール
・ニッキー・ミナージュ
・J・コール
○ザ・バンド・ペリー
▲スクレリックス
昨年の最優秀新人賞で、ダークホースのエスペランサ・スポルディングが、
受賞したのは、まだまだご記憶でしょうか?
ああいう例もあるので、よほどの本命でもいない限り、新人賞予想は難しいです。
当時の新人賞メンバーである、ジャスティン・ビーバーの活躍はいうまでもなく、
さらに今回の主要部門にノミネートされているマムフォード&サンズや、
先ごろ来日して人気急上昇のフローレンス・アンド・ザ・マシーンなど、
それぞれに今年成長を遂げています。
今回のメンバーも、主要2部門にノミネートされている、
ボン・イヴェールがグラミーの雰囲気的に強そうな予感がしますが、
グラミーでは圧倒的強さを誇るカントリー部門の急成長株、ザ・バンド・ペリーや、
DJリミキサーとしては初の新人賞ノミネートを果たした、スクレリックスなども
思いがけず受賞というケースも考えられます。
もちろん、売上げ人気実績では、
昨年のBillboard Hot100年間8位のニッキー・ミナージュや、
アルバムが初登場1位を記録したラッパー、J・コールの方が上だし。
ここも何が起こるかわかりません。
この新人賞ノミネートのプレゼンターで、ブルーノ・マーズが登場した後、
ステージ上で、今回のグラミー・ホールオブフェームに名を連ねた一人、
80年代からのラップ・ヒップホップの祖とも言われる、
グランドマスター・フラッシュがDJで登場。
当時の仲間でもある、フューリアス・ファイブのメリー・メルに加え、
後輩ラッパーのコモン、ルーペ・フィアスコ、
そしてこの日のノミネーションコンサートのMCでもあり、
来る授賞式本番でも司会を務めるLL・クール・Jがステージに上がり、
彼の代表作「ザ・メッセージ(The Message)」をパフォーマンス。
客席ではニッキー・ミナージュがノリノリです。
さて、本番のステージには、今回の本命の一人、アデルが、
久々のステージに上がります。
昨年声帯を痛めて、ツアーをキャンセルして手術、治療につとめ、
ようやく調子が出て来たらしく、復帰後初のステージになるとのことです。
今回はホールオブフェームの一人でもある、
ブルース・スプリングスティーンがEストリート・バンドとのライブで登場するほか、
新作が発表されるポール・マッカートニーといった御大も登場。
さらに、リアーナ、コールドプレイ、テイラー・スウィフト、フー・ファイターズ、
ブルーノ・マーズ、ケリー・クラークソン、ジェイソン・アルディーン、
ニッキー・ミナージュらがライブで登場の予定です。
司会はLL・クール・J。
最後に、今回のノミネーションコンサートのハイライトのひとつ、
アッシャーが大ベテランのR&Bシンガーソングライターの、
ヴァレリー・シンプソン、ソングライターのマイク・ストーラーと、
ピアノ・キーボードで奏でるステージ。
昨年8月22日に相次いで亡くなった、
ヴァレリーの夫であり、ソングライティング、デュオパートナーでもあった、
ニコラス・アシュフォード。
そして、ソングライターチーム「リーバー&ストーラー」の、
ジェリー・リーバー。
彼らをしのんで、
アシュフォード&シンプソンの代表的作品の一つで、
マーヴィン・ゲイとタミー・テレルの大ヒットナンバー、
「ユア・オール・アイ・ニード(You're All I Need To Get By)」。
ベン・E・キングとリーバー&ストーラーの共作曲である、
「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」のステージ。
ヴァレリーの声が全く変わらないのには驚かされます。
ほんとにニコラスの他界は残念でなりません。
ということで、次回のブログでは、ニコラスをしのんで、
この夫婦デュオが、80年代に自ら大ヒットさせたナンバーを
紹介したいと思います。
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