なでしこジャパン、女子サッカーワールドカップドイツ大会優勝
おめでとうございます。
優勝までの逸話をいろいろ聞いていると、ここまでの道のりは平たんではなかったし、
本当にぎりぎりのところでみんな頑張っていたようですね。
自分にとっても、勇気をもらえたそんな出来事ですね。
今回の曲は、以前から用意していたので、直接は関係ないのですが、
本当に、今回紹介するのにぴったりな曲になったかもしれません。
ということで、前回の続きで、
現在最高の人気を誇る歌姫の最新ヒットナンバーです。
レディー・ガガ「ジ・エッジ・オブ・グローリー」
彼女の話題やPVも、いろいろなタイミングでブログに登場していますが、
正式に曲紹介となるのは今回が初めてですね。
先ごろ、「MTV Video Music Award Japan 2011」出演を含め、
11日間という長期での来日音楽活動を展開した彼女。
この曲は、今年の5月にリリースされたばかりの、
彼女の3枚目のアルバム、
「ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)」からの3枚目のシングルで、
アルバムタイトル曲であるファーストシングル同様、
ロック色が強いハードなサウンドに、
生と死の狭間のギリギリの状況で生き、愛することを歌った、
強いメッセージ性をもったナンバーです。
そして、前回のケイティ・ペリーの曲でのケニーG同様、
この曲にも、アメリカのポップミュージック界で長く活躍し、
ブルース・スプリングスティーンのバックバンドである、
Eストリートバンドのサックスプレーヤーとして知られた、
「Bigman」こと、クラレンス・クレモンズが参加し、
彼らしい印象的なサックスを聴かせてくれています。
、
①そのBigmanも独特の存在感で登場しているPV。
最初の2枚のシングルのようなお金の掛け方はしていないものの、
80年代的な作りと、ガガの印象的なダンスが見られます。
②そして、ライブそのものはみることができなくても、
TVなどでずいぶんと見かけることの多かった、
「MTV Video Music Award Japan 2011」でのパフォーマンス。
この曲と、「ボーン・ディス・ウェイ」の2曲が見られます。
あのパンダメイクも見られますよ(笑)
☆Lady Gaga "The Edge Of Glory" from the album "Born This Way"
2011年Billboard Hot100 最高位3位
(7/23付現在6位でチャートイン中。最高位は初登場時のもので今後アップの可能性あり)
There ain't no reason you and me should be alone
Tonight, yeah, baby!
(Tonight, yeah, baby!)
And I got a reason that you're who should take me home tonight
(Tonight)
I need a man that thinks it's right when it's so wrong
Tonight, yeah, baby!
(Tonight, yeah, baby!)
Right on the limits where we know we both belong tonight
>> あなたと私が孤独でいる理由なんてないわ
>> そうでしょう、今夜は?
>> (そうでしょう、今夜は?)
>> でもあなたが今夜私を家に連れていく理由ならあるでしょ
>> (そうよ今夜は)
>> どんなに間違ってたってそれを正しいと言い切れる人が必要なのよ
>> そうでしょう、今夜は?
>> (そうでしょう、今夜は?)
>> 私たち二人とも今夜はギリギリのところにいるのがわかるの
It's hard to feel the rush, to brush the dangerous
I'm gonna run right to, to the edge with you
Where we can both fall far in love
>> この胸の高まりを抑えて、危険をさけようだなんてできないわ
>> だからそれが正しいと信じて走るのよ、あなたとギリギリのところに向かって
>> 私たち二人が恋に落ちていく場所へと
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment of truth
Out on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge, the edge, the edge, the edge
The edge, the edge, the edge
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge with you
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そして真実の瞬間をつかもうとしているの
>> 栄光の果ての反対にいても
>> あなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> 私はギリギリの、ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そしてあなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> あなたとこのギリギリのところにいるのよ
Another shot before we kiss the other side
Tonight, yeah, baby!
(Tonight, yeah, baby!)
I'm on the edge of something final we call life tonight
(Alright! Alright!)
Put on your shades, 'cause I'll be dancing in the flames
Tonight, yeah, baby!
(Tonight, yeah, baby!)
It isn't hell if everybody knows my name tonight
(Alright! Alright!)
>> 私たちが別の場所でキスする前にもう一回ね
>> それが今夜なのよ
>> (それが今夜なのよ)
>> 私たちは今夜人生の最後と呼べる何かの淵に立っているのよ
>> (そうよ、そうでしょう!)
>> サングラスをかけてね、だって私、炎の中で踊るんだから
>> それが今夜なのよ
>> (それが今夜なのよ)
>> もしみんなが今夜私の名前を覚えていてくれるなら、それって地獄とは呼べないわよ
>> (そうよ、大丈夫よ!)
It's hard to feel the rush, to brush the dangerous
I'm gonna run right to, to the edge with you
Where we can both fall far in love
>> この胸の高まりを抑えて、危険をさけようだなんてできないわ
>> だからそれが正しいと信じて走るのよ、あなたとギリギリのところに向かって
>> 私たち二人が恋に落ちていく場所へと
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment of truth
Out on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge, the edge, the edge, the edge
The edge, the edge, the edge
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge with you
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そして真実の瞬間をつかもうとしているの
>> 栄光の果ての反対にいても
>> あなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> 私はギリギリの、ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そしてあなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> あなたとこのギリギリのところにいるのよ
I'm on the edge with you
I'm on the edge with you
(You, you, you...)
>> あなたとこのギリギリのところにいるのよ
>> あなたとこのギリギリのところにいるのよ
>> (あなたと、あなたと、あなたと…)
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment of truth
Out on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge, the edge, the edge, the edge
The edge, the edge, the edge,
I'm on the edge of glory
And I'm hanging on a moment with you
I'm on the edge with you
(with you, with you, with you, with you, with you)
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そして真実の瞬間をつかもうとしているの
>> 栄光の果ての反対にいても
>> あなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> 私はギリギリの、ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> ギリギリの、ギリギリの、ギリギリの
>> 私は栄光の淵にいるの
>> そしてあなたと共にいる瞬間に飛び込もうとしているの
>> あなたとこのギリギリのところにいるのよ
>> (あなたと、あなたと、あなたと、あなたと、あなたと共に)
この曲が書かれるきっかけになったのは、昨年の9月、
彼女の最愛の祖父である、ジョセフ・ジャーマノッタさんが、
88歳で亡くなり、ショックを受けていた時に、
その生と死の狭間こそが、人生での真実の瞬間だということを
心に感じたことだったということです。
それゆえ、彼女自身がかなりギリギリの精神状態で書かれたことも
示されているし、その分、生への強い欲求も描かれているんじゃないかと
そんな気持ちがこの歌詞から感じられます。
1986年、ニューヨーク州のイタリア系実業家の娘として生まれ、
4歳でピアノを弾きこなし、11歳でジュリアード音楽院に合格するも、
当時は音楽に興味がなく、通常のカトリック系女子高に通い、
14歳でクラブでのパフォーマンスを始め、ソングライティングも始め、
17歳で飛び級でニューヨーク大学の芸術学部に通います。
大学を休学し、ストリップダンサーとして働きながら、
ソングライターとしてレコード会社と契約し、
多くのアーティストの曲作りにかかわっていました。
その曲作りとパフォーマンスの実力をエイコンに認められて、
エイコンのレーベルと契約し、2008年にデビューを果たします。
レディ・ガガという彼女の名前は、そのダンサーやシンガーとして、
クラブでパフォーマンスする姿を見ていた当時のプロデューサーが、
クイーンのフレディ・マーキュリーをほうふつとさせていて、
彼らのヒット曲「レディオ・ガガ」からつけたという話があります。
(これは、昨年12月31日にこの曲を取り上げた際にも書きましたね)
2008年発売のファーストアルバム「ザ・フェイム(The Fame)」が、
いきなり大きな話題を呼び、
「ジャスト・ダンス(Just Dance fear. Colbie O'Donis)」や
「ポーカーフェイス(Poker Face)」が、全米No.1ヒットに、
「ラブゲイム(Love Game)」「パパラッチ(Paparazzi)」も
Top10ヒットとなり、世界的にも一大ブームを引き起こします。
このアルバムからの曲がベースとなった2010年のセカンドアルバム、
「モンスター(The Fame Monster)」からも、
「バッド・ロマンス(Bad Romance)」
「テレフォン(Telephone feat. Beyonce)」
「アレハンドロ(Alejandro)」とTop5ヒットを連発させます。
彼女のライブやショーイベント参加時に必ず話題となる、
独特のファッションや、パフォーマンスは多くの支持者を呼び、
昨年のグラミー賞でも一緒にパフォーマンスを行ったエルトン・ジョンを始め、
多くのアーティストともつながりを持つこととなります。
その成果が表れたのが、この3枚目のアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」。
曲の配信に先駆けて、あのグラミー賞での繭の中から登場するパフォーマンスでも
話題となった、アルバムタイトル曲「ボーン・ディス・ウェイ」は、
配信開始3日間で46万を越えるダウンロードの記録を作って、
Billboard Hot100でも当然のように初登場で1位となり、
6週間No.1をキープしました。
セカンドシングル「ジューダス(Judas)」は、
スケールの大きいPVで話題となり、Hot100最高位は10位。
そして、この「ジ・エッジ・オブ・グローリー」は、
アルバム発売直前のシングル曲ということもあって、
初登場で3位を記録し、現在も6位でチャートイン中です。
アルバムも発売初週で100万枚を越える大ヒットとなっていて、
日本のオリコンアルバムチャートでも初登場1位となりました。
昨年ライブでも来日を果たしている彼女ですが、
今年の来日は色々な意味で大きな話題となりました。
全身緑色の衣装とヘアーで臨んだ来日直後の記者会見に始まり、
あのパンダメイクにもびっくりさせられ、
「徹子の部屋」や「SMAP×SMAP」といったバラエティー番組にも出演。
そこで驚かされたのが、彼女のプロ意識の強さとそれ以上に、
彼女自身が非常に清純で、あまりにも献身的な人柄であるということ。
およそ、芸能界で生きていくには生真面目で清潔すぎる人で、
それがファンのみならず多くの彼女に触れた人を引き付けると同時に、
この先の彼女を心配してしまう要因でもあると思ってます。
「ボーン・ディス・ウェイ」という曲で示された、
彼女自身の生き方への信条やメッセージとともに、
この「ジ・エッジ・オブ・グローリー」という曲には、
そんな彼女自身の色々な意味での「ギリギリさ」が感じられ、
これまで以上に彼女に魅かれることとなったのです。
その「ジ・エッジ・オブ・グローリー」にサックスでゲスト参加している、
クラレンス・クレモンズが、このアルバムで参加し、
PVにも登場しているという話題を聴いて、
相変わらず元気でやっているんだなと思っていたのですが、
ご存知の方もいるかと思いますが、
約1か月前の6月18日に、脳卒中の合併症で69歳で亡くなられました。
その1週間前に脳卒中で倒れ、レディー・ガガからも彼を見舞うメッセージが
動画配信されていましたが、本当にショックな出来事でした。
実は今年のサマーソニックで来日予定もあったんです。
もちろん、偉大なサックスプレーヤーとして、
ソロ名義でも何枚かのアルバムを発表しているものの、
彼の活躍の多くは、ロック界を中心とした多くのミュージシャンとの共演で、
その一つとして、ブルース・スプリングスティーンのバンドとして、
多くの伝説を残している、Eストリート・バンドのメンバーとしての活躍があげられます。
ボスの代表的アルバムであり曲である、「明日なき暴走(Born To Run)」には、
彼のまさしく相棒としてジャケットに収まるこの写真は、
多くのロックファンが見かけたことでしょう。
そして、この曲のサックスは、まさしく彼でないとあり得ないと思ってます。
1988年にアムネスティ・コンサートの一環として、東京ドームでライブをしたときに
一度だけボクも彼らのパフォーマンスを見ました。
本当に楽しみにしていって、心酔できたライブでした。
自分にとっても大事なこの曲は、また別の機会に取り上げたいと思ってます。
昨年3月16日のブログでとりあげた、彼名義での全米Top40ヒットである、
「フレンド・オブ・マイン(You're A Friend Of Mine)」
で、ジャクソン・ブラウンと共演している時も、
Bigmanが自ら決してうまくはないボーカルをとりながらも、
やっぱりその真骨頂をサックスで示しており、
すごい存在感を示しながらも、決して一番前に出ることなく、
いつも誰かの相棒として、多くのミュージシャンに慕われた彼。
きっと、ガガにとってもそんな気持ちであったんじゃないかと思います。
Bigmanが最後に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのを感謝し、
彼の冥福を祈りたいと思います。
今年前半のミュージックシーンは、
ことアメリカに関しては、このガガとケイティ・ペリーの大活躍。
シングルについては、年間No.1候補と言われるイギリスのアデルの、
「ローリング・イン・ザ・ディープ(Rolling In The Deep)」が大きく目立っていて、
いずれにしても、ダンスナンバーが圧倒している状況は、
昨年以上のように思われます。
また、このクラレンス・クレモンズのように、
70年代から80年代、90年代にかけて印象的な活躍をしてくれた、
多くのミュージシャンが、この半年の間に他界しています。
ミック・カーン(Japan)、ジェリー・ラファティ、
ゲイリー・ムーア、ネイト・ドッグ、ロレッタ・ハロウェイ、
フィービー・スノウ、アンドリュー・ゴールド・・・
日いちにちと、彼らが想い出になっていってしまうのが、
本当に残念でなりません。
今年後半が、なでしこたちの活躍のように、
輝かしいものであることを願いたいですね。
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