※被災地の状況やライフライン復旧など、状況は以前と比べ改善しつつありますが、
 いまだ不安の多い毎日かと思います。
 震災関連の各種情報リンクは、もうしばらくの間、
 継続して載せていきたいと思います。
 新たな情報がありましたら、加えていきたいと思います。

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さて、前回に引き続いての「ヒットチャートの話」ですが、その前に…。

前回の①では、「何書いてんだ、こいつ?」ってくらい、誤字脱字記載ミスの嵐。
一番肝心なクリストファー・クロスの初登場順位の記述すら間違ってましたから(泣)。
おまけに前後関係が全く取れない文の書き方もしていて、
O型のずぼらな正確な自分でもほとほとあきれてしまいました。

大幅に修正は入れましたが、もしかしたらまだどこかに間違いが残ってるかもしれません。
大変失礼しました。m(_ _)m


①で、Billboardのヒットチャートをノートに書きうつしたり、
印刷されたチャートのファイリングをしたりなんて話を書きましたが、

実はこういった作業、もっと前からよくやっていたんです。


やはり、そのきっかけはラジオで音楽を聴くという、
ボクの原点なところから始まってるんですよね。

当初は自宅にあった、家庭用ラジオを借りてラジオを聴いていたのだけど、
この当時からだったか、ラジオカセットレコーダー、いわゆるラジカセが、
ブームになってきていて、当時の音楽を録音して聴けるという、
そんな機械があるんだと、中学生心に憧れて、
中一の秋だったか冬だったか忘れたのですが、
なけなしの貯金をはたいて、父と電気屋さんに行き、
「これ音質いいよ。」
なんて色々見ながら選んだのが、このラジカセでした。

星に手をさしのべて~僕のMusic Life-ラジカセ


ナショナルの「MAC18」というラジカセ。

スピーカーは1スピーカーだけど、当時のラジカセとしては大口径の、
18cmコーンを使ったスピーカーで、音量も大きく音もクリア。
何も持ってないくせに、オーディオ通ぶってた頃でもあったので、
このラジカセで、多くのラジオ番組から音楽のエアチェックをしたものでした。
他が意外にシンプルな構造だったこともあり、1回修理に出した以外、
20代のころまで結構長く使ったラジカセでした。


そのころ、ヒットチャートの番組を聴いていると、
色々な音楽が聴けて、エアチェックも楽しいというところから、
ラジオでも好んで聴いていたのは、ヒットチャート番組でした。

中でも記憶によく残ってるのは、

◎ニッポン放送の「ロイ・ジェームスの不二家歌謡ベストテン」
 おそらく最初に意識して毎週聴いていたヒットチャート番組だったかもしれません。
 高校の途中くらいまで聴いていたかな。
 ロイさんは、ロシア系の東京在住の外国人タレントだった人で、
 この番組では比較的まじめな感じで番組進行してたと思ったけど、
 江戸っ子のべらんめえ調で、結構毒舌な人だったはず。
 しばらく聴かなくなって、大学生のころに亡くなる少し前まで、
 番組をされていたらしいですね。

◎FM東京「コーセー歌謡ベストテン」
 結構長い時期聴いていたヒットチャート番組。
 現在はTOKYO FM「カウントダウン・ジャパン」となってますね。
 当時の司会だった作曲家の宮川泰さんと、アシスタントの丸木陽子さんが
 音楽にかぶせずにカウントダウンを紹介する数少ない番組でした。
 ちなみのこの番組に続いて放送された「ダイアトーン・ポップスベストテン」も、
 洋楽カウントダウン番組の草分けだった番組で、よく聴いてました。

 1時間という番組枠の中で、10曲全曲DJにかぶせずに紹介し、
 さらにゲストコーナーまであるという、かなりタイトな編成。
 当時の曲が3分前後であったとはいえ、全曲フルコーラスをかけるのは、
 とても無理で、でも曲のエンディングがちゃんと聴こえていた。

 それは、1曲をフルコーラスっぽく聴かせるために、
 たとえば2番とか、途中カットして曲つなぎしてたんですよね。
 この曲つなぎを自然に聴かせるというのが、
 すごい技だなと当時妙にわくわくしてたものでした。
 だって、当時の放送曲の音源はリールテープでの編集でしたからね。
 テープを切ってつないじゃうんですよ。
 自宅で上のラジカセのポーズボタンを使って、
 自分もやってみたことがありますが、なかなかうまくいかないものです。
 中には、渡辺真知子「迷い道」やドリカム「サンキュ」など、
 あり得ないところで繋いでいて、苦笑したこともありますが。


他にもいくつか番組は聴いていましたが、
こういったヒットチャート番組のランキングを、
当時は何の疑問も持たないというか、どういう仕組みで作られているかを、
全く気にしないで、チャートだけノートにつけていたんですよね。
そもそもそれが、ボクのヒットチャート好きの原点なんです。

こういった番組に入ってくる曲は、
どんな曲でも普通に受け入れていた自分ですが、
とはいえ、やはり気に入った曲、好きな曲が上位に来ると、
普通にうれしかったものです。

が、そこで疑問に思うことは、

なんで、番組によってこんなにランキングが違うの?

というのが、ノートにヒットチャートをつけていくうちに、
不思議に思うのは、当然の話です。
だいたい当時のこういった番組のランキングは、
シングルレコード売り上げと、番組リクエストを集計してと、
謳っている番組ばかりなので、違って当然と言えば当然。

でも、よく考えると、そのレコード売り上げって何を使ってるの?とか、
リクエストの集計って妥当なの?という疑問もわいてくるのも当然でした。

「コーセー歌謡ベストテン」なんて、当時化粧品CMからのヒットソングが、
注目される時代だったにもかかわらず、提供会社コーセーのCMソング以外、
資生堂とかカネボウとかのCMソングは絶対入ってきませんでしたからね。
不公平というか、それだけでもデータとしては信用ならんもので、
そういったことに気づくにつれ、冷めた目でチャートを見るようになって
いくのでした。

ところが、レコード売り上げに関しては、それを専門に集計している
会社があったのです。
それが、あの有名な「オリコン」。

この「オリコン」のチャートをそのまま放送してくれる番組って、
当時は意外と少なかったんです。
それを、好評日付より早い金曜の早朝に放送してくれた番組がありました。

文化放送「走れ歌謡曲」

ご存じの方も多いはず。
いわゆる長距離トラックドライバー向けに放送される、
現在でも放送されている老舗の深夜番組。
現在は完全に演歌中心の番組のようですが、
当時はもう少しニューミュージックも含めた、
普通の音楽番組だったと思います。
ニッポン放送の「オールナイトニッポン」聴いた後にたまに聴いてたのですが。
番組が早朝3時~5時の放送で、金曜の4時頃だったか、
よくそんな時間帯まで起きてて平気だったなと思うくらい、
この時間に発表される「オリコン」の最新チャートが楽しみでした。


ちょうどそのころ、この時間帯に聴く「オリコン」のヒットチャートで、
気になることがありました。


「キャンディーズvsピンクレディー」

ヒットチャート上の成績から言うと、当時は日の出の勢いの、
ピンクレディーが、2曲目の「SOS」からずっとNo.1を続けていたのに対し、
ヒットチャート上では圧倒的に不利な状態にあったキャンディーズ。

その彼女たちが、ピンクレディーに負けまいと思ったのかはわからないけど、
音楽的に変わってきたのが、勝負かけてきてるなあというのが、
ラジオを聴いていて感じられるようになっていたんです。

「やさしい悪魔」での吉田拓郎作品と大人っぽさへの開眼。
「アン・ドゥ・トロワ」や「わな」での、サウンドアレンジの巧みさ。
その少し前の解散発表。

それでも、「オリコン」1位というのはなかなか彼女たちにとっては、
高いハードルだったのですが、
最終シングルだったこの曲で、初のNo.1を獲得することになるのでした。


「微笑がえし」




言ってみれば、過去のヒットシングルのフレーズをつないだりしつつ、
悲しいお別れにならないよう、明るく作り上げた分かりやすい曲で、
ヒットは当然と言えば当然なのだけど、
それでも、このヒットを後押ししたのがファンの存在。

この曲を1位にするという目標をかかげて、「全キャン連」と呼ばれた人たちが、
団結して、レコード売り上げ、そしてリクエスト番組への働き掛けをし、
見事に達成できたこと。
ラジオでこの曲がNo.1と聴いた時には、「やったな」と思ったものです。

とはいえ、よく考えると、これって後に「組織票」といわれる、
特定アイドル、アーティストのファンが集中して投票やリクエストを増やす、
「悪しき慣習」の原点になったことでもあるんですよね。

さらに、発売する側にとっても、同じ曲を複数ジャケットで出してみたり、
おまけ的な特典を付けてみたり、音楽以外のところでアピールする傾向が、
どんどん強くなっていくきっかけだったようにも思います。

音楽的には後期、大きく成長した感のある彼女たち。
コーラスは最後まであまりうまくなかった印象もあるけど。
彼女たちは、このあと潔く、グループとしては一度も再結成せず、
(シングルとしては、この後、あの涙のラストナンバー「つばさ」が、
本人たちの意思と関係なく発売されてしまったけど)
「普通の女の子」に戻るはずが、
ソロ歌手復帰し、その後普通の主婦になった藤村美樹を除き、
あとのふたりは、ともに多くのドラマで活躍する女優として大成功しました。


ご存じのとおり、先日メンバーの一人だったスーちゃんこと、
田中好子さんがガンで亡くなられました。
一人の人間として、社会貢献もたくさんされていた田中さん。
まだ50代でのお別れは、本当に残念でなりません。
心からのご冥福を下り乗りします。


そして、ライバルとして、キャンディーズの後輩ながら、
早い時期からヒットチャート上での成功をおさめたピンクレディー。

2枚目の「SOS」から、10枚目の「カメレオン・アーミー」まで、
連続No.1の記録を持ち、当時としては破格のレコード売り上げを
誇っていた彼女たち。
この記録、1976年末から1978年待つという、たった2年間で
達成されたすごい記録と言えるのだけど、
意外にも早くその人気に陰りがでてきたのが、翌1979年。

この年、「波乗りパイレーツ」のB面でビーチボーイズと共演したり、
アメリカ進出も果たすなど、音楽的にも成長を遂げた年。
ところが、そのアメリカ進出のきっかけとして、
Billboard紙のHot100で、日本人アーティストとしては、
2組目のTop40入りを果たした「Kiss In The Dark」も、
「オリコン」では、19位がやっとという成績。

さらに、これまでのいくらか子供っぽい感じの曲調から脱出した、
「マンデー・モナリザ・クラブ」のリリースなど、
彼女たちの音楽的成長、そしてやりたい音楽と、
ファンとの乖離が明確になったことで、セールスがガタ落ちし、

解散時のラストシングルとなったこの曲でも、
「オリコン」46位という、大ヒットには至らない結果となってしまいました。


「OH!」




ピンクレディー後期のころから思っていたのですが、
特にアメリカ進出を果たし、色々な経験が、
確実に彼女たちの実力を高めていたと思います。
にもかかわらず、その作品にもう一つの輝きがなかったのは、
デビュー以来の作詞作曲コンビである、阿久悠、都倉俊一コンビから
一時期はなれたことが原因だったからかとも思えるのですが、
(当時は洋楽カバーのシングルも多く出していて、それも影響していたか)

しかし、彼女たちのラストシングルにこの作詞作曲コンビは復活し、
彼女たちへの、そして彼女たちからの想いをこめて作られた曲。

その結晶が、この「OH!」だったと思います。
詞が決してラストシングルであることを示唆する内容ではなく、
でも、ラストシングルにふさわしい詞と曲の壮大さ。

うちの母もこの曲については絶賛してましたが、
ボクも、彼女たちがもっとも成長したところでラストを迎えられたことを、
本当に素晴らしいことだと思った曲でした。

それは、たとえセールスという結果は伴っていなくても、
確かな記念碑になっていると思います。


彼女たちは、その後何度か再結成し、そのうちの何度かのタイミングで、
シングル曲も発売しています。
つい先日も、震災後の省エネチャリティーライブを開催し、
ファンとともにある変わらない存在でありながら、
音楽的にも大きく成長した二人を見せてくれています。


ヒットチャートが絶対的な存在でないことは、ここ数年洋楽邦楽にかかわらず、
より顕著になってきているし、ヒットチャートの信頼性自体を、
あまり気にされなくなる時代もやがてやってくるのだと思います。

音楽が個々人の趣味の範囲だけで楽しまれる時代。

でも、大小のライブステージの存在、カラオケで誰もが歌える曲の存在、
そして、広い世代で共有できる曲の存在。

音楽でどこかつながっていることを証明するための存在として、
まだまだヒットチャートの番組には活躍してほしいし、
ボクもまだまだ追いかけていきたい。

そんな存在なんです。
ボクにとっての、ヒットチャートって。



昨日、ブロガーさんの友だちとカラオケに行ってきました。


星に手をさしのべて~僕のMusic Life-カラオケ1


星に手をさしのべて~僕のMusic Life-カラオケ2


めったにカラオケ行かないもので、耳で聴いて確実に覚えてると思ってる曲も、
なかなか歌えないものなんですよね。


「わな」歌おうとしたけど、あんなに口が回らないとは。
「ドリカムメドレー」なんて、なんて無謀なの選曲しちゃったんだろ(恥)


でも、楽しかったよ。
みんなで同じ歌歌えるって、本当に楽しい。


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