昨日の記事でもちょっと触れましたが、
今日6月10日用の記事を用意してありました。

今日、6月10日は「時の記念日」。

ウィキペディアによると、

「1920年に東京天文台と生活改善同盟会によって制定された。
 日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・
 合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を
 広めるために設けられた。記念日ではあるが国民の祝日ではない。」

とあって、その由来は、日本書紀に旧暦の4月25日(現、6月10日)に、
日本で始めての水時計が鐘を打った日だからということでかかれてます。

これも日本由来の記念日だったんですね。


だから、海外とはあまり関係ないのですが、
そんな「時の記念日」には、この曲を紹介しようと思います。


カルチャー・クラブ「タイム」


以前「英国襲撃」シリーズの第1弾で、彼らのアメリカでの最初のヒットとなった、
「君は完璧さ(Do You Really Want To Hurt Me)」を紹介しましたが、
この曲に続いてリリースされたシングルで、
アメリカでは、前作よりひとつ上をいく、最高位2位まで上がった曲です。



①オリジナル盤のPV。直接貼りができないので、リンク先からご覧ください。

Time (Clock Of The Heart) PV



②この曲のロングバージョンにあわせて、そのPVを編集してロングにしたPV。
 先日のデュラン・デュランもそうでしたが、何度もお味映像が継ぎ足しで出てくるので、
 ちょっと間延びの印象。




③で、やはりこの曲も、ヘレン・テリーとのからみがすばらしいライブバージョンも
 貼り付けておきます。



☆Culture Club "Time (Clock Of The Heart)"
from the album "Kissing To Be Clever"
1983年Billboard Hot100 最高位2位


Don't put your head on my shoulder
Sink me in a river of tears
This could be the best place yet
But you must overcome your fears

>> 私の肩にもたれかからないで
>> 涙の川に私を沈めてほしいの
>> まだここは居心地のいい場所かもしれないけど
>> あなた自身の恐れを克服しなくては

In time it could have been so much more
The time is precious I know
In time it could have been so much more
The time has nothing to show

>> この時、もっと色々やれていたかもしれない
>> 時が大切なものだってわかっている
>> この時、もっと色々やれていれば
>> 今は何も見えてこない

Because time won't give me time
And time makes lovers feel
Like they've got something real
But you and me we know
They've got nothing but time
And time won't give me time
Won't give me time

>> なぜって時はいつまでもあるわけじゃない
>> 時は恋人たちの予感を作り上げ
>> 何か本物をつかんだ気になるの
>> でも、あなたと私、二人にはわかっている
>> ただ時が過ぎただけなの
>> 時はいつまでも続かない
>> 時はもう戻らない

Don't make me feel any colder
Time is like a clock in my heart
Touch we touch was the heat too much
I felt I lost you from the start

>> 私をこれ以上凍えた気持ちにさせないで
>> 時は心の時計のよう
>> 私たちのふれあいがあまりに熱すぎたから
>> はじめからあなたを失った気持ちになってしまった

In time it could have been so much more
The time is precious I know
In time it could have been so much more
The time has nothing to show

>> この時、もっと色々やれていたかもしれない
>> 時が大切なものだってわかっている
>> この時、もっと色々やれていれば
>> 今は何も見えてこない

Because time won't give me time
And time makes lovers feel
Like they've got something real
But you and me we know
They've got nothing but time
And time won't give me time
Won't give me time

>> なぜって時はいつまでもあるわけじゃない
>> 時は恋人たちの予感を作り上げ
>> 何か本物をつかんだ気になるの
>> でも、あなたと私、二人にはわかっている
>> ただ時が過ぎただけなの
>> 時はいつまでも続かない
>> 時はもう戻らない

In time it could have been so much more
The time is precious I know
In time it could have been so much more
The time has nothing to show

>> この時、もっと色々やれていたかもしれない
>> 時が大切なものだってわかっている
>> この時、もっと色々やれていれば
>> 今は何も見えてこない

Because time won't give me time
And time makes lovers feel
Like they've got something real
But you and me we know
They've got nothing but time
And you know time won't give me time
And time makes lovers feel
Like they've got something real
But you and me we know
They've got nothing but time

>> なぜって時はいつまでもあるわけじゃない
>> 時は恋人たちの予感を作り上げ
>> 何か本物をつかんだ気になるの
>> でも、あなたと私、二人にはわかっている
>> ただ時が過ぎただけなの
>> 時はいつまでもあるわけじゃないってわかるよね
>> 時は恋人たちの予感を作り上げ
>> 何か本物をつかんだ気になるの
>> でも、あなたと私、二人にはわかっている
>> ただ時が過ぎただけなの



時をただいたずらに過ごすことで、
今をやり過ごそうとしている恋人たちのむなしさ、切なさ。

そんな気持ちが深く込められていて、
美しいメロディとともに、彼らの曲の中でも特に好きな曲です。

ボーイ・ジョージの女心(…だよね^^;)の描写って、
かなり鋭いですよね。
この曲では特に女性の立場に立って歌っている気がします。

そして、音的にも、60~70年代モータウンサウンドが意識されていて、
彼の歌い方も、昔ながらの黒人的哀歌なヴォーカルスタイル。
もちろん、スタイルだけじゃなく、心までどっぷりという感じです。

「ソウル」って黒人が生み出した音楽スタイルのひとつではあるのだけど、
その魂の部分は、肌の色の差異なしに、誰もが納得できる気持ちの深さを
表現できているんじゃないのかなって思ってます。

「優しいソウル」シリーズの中に入れているわけではないのだけど、
入るに十分な曲であり、シンガーなんじゃないかな。

80年代半ばまでの短い期間の中で、こんなソウルミュージックをたくさん
残してきている彼らの曲は、これからも折を見て紹介していきたいと思います。


今、与えられている時間、大事に生きていきたいですね。



キッシング・トゥ・ビー・クレヴァー(紙ジャケット仕様)/カルチャー・クラブ

¥2,600
Amazon.co.jp