頭蓋骨を持ち上げて踊ると・・・ハラショー！

バレエ日記　　　　　

嗚呼。書きたい事を書けるって素晴らしい。
さて、気が狂うほど好きな、バレエのことばかり書きます。

年末、公演を終えてから、さっそくバーレッスンを見直し、センターレッスンも見直し
姿勢作りを１から始めることにしました。
You　tubeなどで、色々バレエの動画を検索していると
プロのバレリーナや、海外のプロダンサー養成を目的としたバレエスクールの
レッスン風景では、さすがといった感じですが、意外と姿勢が整っていない
ダンサーが多いことに気がつきました。
それだけ難しく、意識しないとすぐに身体にあらわれてしまうといったことなのでしょう・・・

だからといって力を入れれば、鎖骨から下が固い印象になってしまいますし
首から肩にかけて、おかしな筋肉がついてしまいます。
バレリーナならではの、すんなりとした首から肩にかけてのライン。
すっきりとしているのに、力んでいないデコルテ。
先ず、これを手に入れなければどんなヴァリエーションも美しくありません

最近のレッスンは、バーレッスンはトレーニングのために全てポアント。
センターでは脱ぐこともあれば、履いたままの事もあり、時にはブロークンを履きます
（ブロークンとは、つぶれたポアントのシャンク（芯）を抜き、
ソールも削った立てないトゥシューズの事

週一回受けているヴァリエーションレッスンでは、ロミオとジュリエットより
第一幕の　ジュリエットのヴァリエーション　マクミラン版に取り組んでいます。



初めての挑戦だったのですが、マクミラン版はとくに演劇性の高い作品で
このヴァリエーションはオフバランスが多く、ポアントでのバランスの取り方が難しい・・・

バーレッスンで、アラベスク・パンシェの後、第一アラベスクでバランスを取る時間があるのですが、
この時一番心配なのは、ポアントで立った軸足がカチコチになっていないかどうか・・・

オフバランスにつなげるために、軸足がカチコチのまま、バランスを取る癖がついていると
パフォーマンスが上がって行きません

だいいち・・・ポアントで、アラベスクの形をとっているというのに
軸足を力まないで立つこと自体、恐ろしく難しいのですが・・・
先生曰く、フルポワントでバランスを取るときに一番意識するのは
頭蓋骨を持ち上げることだそうです。

以前、ピケターンでマネージをして、シェネにはいるレッスンの時頭蓋骨もっと上に上げて」と
注意された事があるのですが・・・

バーレッスンで真剣にアラベスク・パンシェをしたり、戻って第一アラベスクにした時
アン・ドゥオールや、体のスクエア、アラベスクに上げた膝を伸ばして
足首から下も上向きにラインを整えて・・・と考えていると
ついつい頭蓋骨が持ち上がっていない状態に。

その事を思い出し、先生の導くままに頭蓋骨を持ち上げて、バランスを取ると普段より長く、
落ち着いて、余分な力も抜いて、フルポワントのままバランスが取れました。

これができると、先生から掛け声がかかるのです。
「ハラショー！！」（ロシア語で素敵！の意）

嬉しい！ﾟ+｡:.ﾟヽ(*´∀`)ﾉﾟ.:｡+ﾟ

ジュリエットのヴァリエーションレッスンは、２月まで続きます。
だいたい３ヶ月スパンで、ひとつのVaに取り組み、レパートリーを増やしていきます。

今回、先生の主宰する発表会でSwan　Lakeの３幕を上演する事になったそうで
婚約姫を踊らない？とお声をかけていただいたのですが、去年の公演で
ちょっと懲りてしまったので、もっと練習をつんでから・・・と断念する事にしました

２月以降に何を踊るか、考えなければならないのですが
実力以上のVaだと、消化不良になってしまうので、次回は何回か踊った事のある
ドン・キホーテの１幕より　キトリのソロを躍らせていただこうと思います。



先生も懸念していたのですが
「ゆうこさんは、海賊とかドンキを振られることが多いでしょう？」と

実はその通りで、元気ではつらつとした振り付けが似合うスパニッシュ系な私・・・

でも本当は、オーロラや、ジゼルが好きなのです。
死ぬ前に踊りたいのは、「Rose　Adagio」なのです・・・



控えめで、気品溢れるHartのオーロラ姫。
涙が出そうなほどに素敵です。
憧れます・・・

プライベートの日記を再開致します！

アメブロさんただいま♪

さて、今日からプライベートの日記を再会することにしました。

お仕事のことは、書けそうな内容をかいつまんで、ちょこちょこと書いていきたいと思います。

本題のプライベート日記。

手始めにバレエのことを！！

昨年、舞台復帰しました。

まだその事を書いていませんでしたー・・・

オデットのバリエーションと、オディールのバリエーションを早着替えで

２曲踊ったのですが、自分的に結果は散々でした。

公演の直前までお仕事でものすごく忙しく、睡眠時間は１日２時間くらい。

あとは、メールを打っているか、運転しているか、打合せをしているか、搬入物の手配を

しているか・・・というような状況の下、リハーサルにはほとんど参加できず。

あの難しい振り付けを踊りこなすのは、私には無理だったのです。

でも、何名かの大切なお友だちや私のバレエの先生が観に来てくださいました。

バレエの先生にいたっては、なぜか泣いていた・・・（笑）

「ゆうちゃーん。なんだか涙出てきちゃったよぉぉぉぉぉ」といって

大好きなロクシタンのハンドクリームをくださったのでした。（バラのフレグランスの！）

本当は、もっと先生にレッスンをみてほしかったのだけれど

全く時間がなく、踊りこみできず、当日を迎えたのでした。

オデットのソロは、自己評価するかぎりアームスの動きが早い。

全体的に姿勢が間違っている。頭を吊り上げて踊れていない。

シソンヌの着地から、ブーレしてアティテュードバランスでは

度々お腹が落っこちている。

最後は、舞台の対角線が狭いのでマネージのピケ・アン・ドゥダン、シェネにしたのだけど

後半全然顔がついてない。

おまけに、最後のポーズで前の脚が、アン・ドゥオールできてない。

オディールのソロは、先ず姿勢がなってない。論外。

振り付けが体力的に厳しいのもあるけれど、疲れるとさらにアン・ドゥオールを

忘れてしまっている。

静止した時、着地の時、バランスの時の軸足が、アン・ドゥオールできてないと

意外と目だってしまう。

膝が前を向いてしまうと、それだけでバレエの美しいポーズは崩れてしまうものだと

実感。

もう一度、バーレッスンからやり直し。

そもそも、正しいプリエとタンデュはバレエを続ける限り、永遠の課題・・・

舞台が終わった次の日から、最低でも朝、自宅でバーレッスン。

クラスレッスンは週に２回以上受けることにしました。

そんな私を見て夫は、「ねぇ・・・何になりたいの？」と聞いてくるのでした。

えぇっと・・・なりたいものには既になったので、まかり間違ってもプロや先生に

なりたいわけではありませんのよ。

ただ単に気が狂うほどバレエが好きなだけです。

上手になりたいと思うのは、自然の摂理だもの。仕方ありません。

と応えると、「大変だねー。頑張ってね。ﾌﾍﾍ」といって、お風呂場へ消えていきましたとさ・・・

というわけで、今年も地道に好きなバレエを頑張って、周りの友人を大切にし

健康で穏やかな１年を過ごしたいと思います！

お知らせ

新年早々あわただしく・・・お知らせをさせていただきます。

実は、２０１１年のウェディングプロデュース　お申し込みを既に締め切りとさせていただきました。

ありがたいことに、春は昨年のうちにご成約をいただき、既に本年の秋のお問合せを

頂戴しております。

まだご相談中の段階ですが、現在海外にお住まいのお客様のため、

お打合せがほぼメールでの対応になることや、もしご成約いただいた場合

ご本人に代わり、会場さんや各セクションとのお打合せに、膨大な時間を割くことになるだろう・・・

そして、私自身がそういうお仕事の仕方を好むこともあり、集中してお手伝いさせていただきたいという

気持ちから、誠に勝手ながら、今年はこれ以上、ご予約をお受けしないことにさせていただきました。

昨年は、多くのお問合せや、とても素敵なご結婚式のお手伝いをさせていただき

本当に幸せでした。

何件か、雑誌や新聞社さんからの取材依頼も頂戴しました。

ありがたいことです。

ですが、私自身は本当にお客様の代理人に過ぎず、取材をお受けするような立場でもなく

気の利いたことも何もいえませんので（笑）、誠に恐縮ですが全て辞退させていただきました。

本音を言えば、結婚式はお客様にとってとてもプライベートなことですので

私の名前を売るために・・・とか、もっとお仕事を請けるために・・・とか

宣伝になるような行為と、お客様のプライベートをつなぎたくありません。

お客様のプライベートを切り売りするようなことを、どうしてもしたくないのです。

取材は、私のようなプランナーではなく、お客様に直接されたほうがよいように思います。

中には、新郎・新婦の取材をしたいので紹介してくださいという、お問合せもありましたが

そういった場合は、ご本人様の了解を得られた際には、喜んでご紹介させていただきたいと

思っております。

回りくどいですが、これから先もずっと変わらない、私の決意表明でございました。

それにしても寒いですね～・・・

今年は趣味のバレエにも、更に熱を入れて頑張って行きたいです！！

藤田優香