最近のテーマは、

「やりたかったことを素直にやる」

これが妙にしっくりきていて、心が軽い。



昨日はスマホの突然死という大事件があったわけだけれど、

それを引きずることもなく、今朝は携帯ショップへ。

手続きは時間がかかりそうだったので、親にお願いして、

私はまる1日、携帯なしで過ごすことになった。



すると、不思議な感覚があった。




あぁ、スマホに縛られていたんだな。

自分を見失っていたんだな。




連絡が来るか来ないか。

返信が早いか遅いか。

そんな些細なことに振り回されていた自分が、

今日はまるで別人のような静けさで過ごしていた。



本屋に寄って、気ままに漫画を立ち読みして、

ただゆっくり歩く。

この「まったり感」を味わうのは、いつぶりだろう。



思い返せば、彼女と過ごす時間もいつもそうだった。

特別なデートをしようとか、派手なプランを立てるよりも、

ただその日を、その空気を、一緒に感じていた。



店にふらっと入り、

カフェでのんびり涼み、

車の中で昼寝したりもした。



傍から見れば「普通」のカップル。

でも、あれでよかった。あれが楽しかった。



いつしか私は、

「もっと彼女を楽しませなきゃ」

「特別なデートを考えなきゃ」

そう肩に力を入りすぎていたんだと思う。



気に入られようとして、

本来の自然体の自分をどこかに置き忘れていた。



聡くて優しい彼女のことだ。

その変化に気づいて、胸を痛めて、距離を置いたのかもしれない。

そう思うと、ふっと肩の力が抜けていく。



ブログや本でいろんな人が言っていた言葉が、

静かに胸に落ちてくる。



「あなたはあなたのままでいい」



うん。
もしかしたら、みんなが好きだったのは、
力の抜けた“まったりした自分”だったんだろうな。



そう思うと、不思議と笑顔になる。

作り笑いではなく、自然にこぼれる穏やかな笑顔。




「それでいいんじゃない?」
そんな声が、自分の中から聞こえた気がした。




彼女とまったり歩いた街の景色を思い浮かべながら、

これまでの思い出がたくさんつまったスマホに、心の中でそっとお礼を言った。



「お疲れさま。いろいろ思い出させてくれてありがとう。」



帰り道に、ふと浮かんだ考えがある。



また、一人であの居酒屋に行こうかな。



彼女と一緒のときも、一人のときも、
そして復縁したあとも、
きっと変わらず足を運ぶ“秘密の居酒屋さん”。



そんな場所で、また静かに一歩ずつ歩いていこうと思う。