ヒッチハイク記8 佐賀県・鹿児島県 | 心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

「”物理学的”心理学」を習得し、数々の悩みを素早く解決し、多くの人生を劇的に良い方向へと導いてきた心理のプロフェッショナル。

こんばんはやや欠け月

久しぶりのヒッチハイク記の更新ですチューリップ紫

ハートセラピー体験セッションを受けていただいた方が、感想をブログにアップして下さいました。
ご本人の許可を得て、載せさせていただきます。
もしセッションを受けるかどうか迷っていらっしゃる方は、是非一度、見てみてください^^

前回の「ハートセラピー体験セッション お客様の声 その2(http://ameblo.jp/heart-messenger/entry-11231687094.html)」でご紹介した、若林尚美さんの旦那様です。

若林泰孝さん(30代)のブログ
http://ameblo.jp/wakabayashi-yasutaka/

泰孝さん、どうもありがとうございました^^
これからもよろしくおねがいします虹



2月26日(日) ヒッチハイク27日目

昨日、大阪の知り合いのお友達であるお姉さんに泊めてもらい、今日は一気に鹿児島県に行こうと思っていた。

その前に昨日の佐賀県唐津駅近くで行われたスナックでの飲み会で知り合った、青年会議所の方のツテで、「FM唐津」という地元のラジオに出演させてもらう事になった。

「12時半までに建物に来て」

と、FM唐津の社長である森田さんに言われ、それに合わせてお姉さんの家を出た。

昨日深夜5時半に寝たにも関わらず、私の為に早起きしてくれ、唐津名物「唐津バーガー」を食べに連れてってくれた。

移動式の車の屋台。
休みの日には行列が出来る位人気の食べ物だった。

そこで一番たくさん具が入ったハンバーガーである、「スペシャルバーガー」をごちそうになった。
チーズ、たまご、ハム、パティが入っていた。
手造りなので、マクドナルドのようなジャンキーなものではなく、なかなか美味しかった。

車の中で一緒に食べて、FM唐津まで送ってもらい、お礼を言って別れを告げた。

FM唐津が入ったビルの一階は長距離バスも含めたバス停になっていた。

FMからつにお邪魔して、森田さんに自己紹介してさっそく13時からラジオに出させてもらった。
地元のみ聞こえるものだったので、その場に唐津に居る人にしか届かなかったみたいだけど、

「ヒッチハイクするきっかけは何ですか?」
「目的地はどこなんですか?」
「困った事はなかったんですか?」
「ヒッチハイクの旅で得たものはなんですか?」
などなど、色々質問していただいて、私がそれに答える感じでした。

初め、森田さんにどれくらいの時間、出演させてもらえるのか聞いたところ、
「どれくらいでも」
という答えだったので、1時間、2時間ださせてもらえると思ったところ、
15分で終わってしまった。

あれっ?
と思いながら、FMからつのみなさんにお礼を言って、ラジオ局を後にした。

今日は、大阪で気功をやっている友達が鹿児島に住んでいる方を紹介してくれる予定で、その方の家に泊まりたいと思っていた。

ラジオが始まる前にその方から連絡が来て、
「泊めることは難しい」
というお返事をいただいた。

と、いうことで、本日の宿がなくなってしまった。

チーン・・・・

唐津から鹿児島は車で4時間はかかると言われた。
昼のうちからヒッチハイクしてたらなんとかなるやとろうと、張り切って始めた。

ビルから10分位歩き続け、車が止まれる3つの交差点付近で、
紙に「佐賀」と書いて立って待ち続けた。

ここはあまりにも車の流れ的に地元の人しかいないから、一度佐賀市にいって、鳥栖まで乗せてもらえる人を探し、鳥栖から長距離トラックで鹿児島まで行ってみてはどうか?とラジオ局の方々にアドバイスをもらっていた。

鳥栖は九州の物流の中心地。

会社の倉庫が多くあり、九州のどの県にも行く場所にある為、トラックがそこに集まっていた。

待つ事20分。
一台の車が止まってくれた。

少年野球の試合帰りのお母さん達の車だった。
女一人ということで、反射的に止まった、と言っていました。

4人のお母さん達が乗っていて、色々質問された。
「どこから来たの?」
「危なくないの?」
「親は知ってるの?」

お子さんがいらっしゃる分、親の気持ちになって質問されていらっしゃったんでしょう。

ちなみに両親には言っていません。
いつ言おうか、それとも敢えて何もなかったことにする方が無難な気がします。

私が1万円でヒッチハイクしてるというと、一人のお母さんが500円下さった。
ちなみに所持金約3000円。

500円増えたー!!イェーイキラキラ

他にも、ちゃんとご飯食べなさいよ、とコーヒーをくれたり、カロリーメイトやパンをくれた。

本当にありがとうございました!!

私が鹿児島県に行きたい旨を伝えると、
「今日は日曜日だから倉庫も閉まっているんじゃない?」という話になり、
高速に乗って鹿児島県に行く方が無難だという事になった。

ということで、
高速道路が近くにあり、かつ高速道路に乗るであろう観光客が集まりそうな場所を探して下さった。

唐津市厳木町にある「風のふるさと館」という所で降ろしてくれた。
そこには、農家で獲れた産地直送のみかんやお茶、トマト、饅頭などの厳木町名物が並んでいた。

少年野球のお母さん達は、ここで九州の南の方に行く人を見つけてみて、いなかったら別の場所まで移動してくださると言ってくれた。

車のナンバープレートを見ながら、止まっている車を見てみた。

熊本ナンバー発見!!

さっそく声をかけてみた。

「鹿児島県まで行きたいんですけど、途中まででも良いので乗せてって下さいませんか?」

「え?鹿児島?」

「はい。ヒッチハイクで旅してるんです。」

「えー!?!?すごいなぁ・・・・ちょっと待ってて。」

家族連れのお父さんに声をかけてみた。
奥さんと家族会議をした結果、OKをいただいた。

途中の高速道路のパーキングエリアで降ろしていただくことになった。

少年野球のお母さん達の車に戻って事情を伝え、お礼を言って別れる事になった。

次に乗せて下さったのが、
有限会社岩根建築(http://www.iwane-k.com/)の社長さんである岩根さんご一家でした。

この日は、たまたまご家族で熊本から来られて、イカの刺身を食べに来た帰りだったそうです。

お子さんが3人いらっしゃって、みんな人懐っこく、利発そうで可愛かった。
特に長女の楓ちゃんは、私になついてくれた。

「女一人でのヒッチハイク」ということで、岩根ご夫妻が関心を持って下さって、色々私の話を聞いて下さりました。

お父さんが、
「お姉さんは大物になるかもしれないから、武勇伝たくさん聞いてサインももらっときー!」
って私の事を大げさに褒めて下さいましたww

家族にすごく優しい方である半面、建設会社の社長業もこなされ、すごく頭がキレそうな方でした。

奥さんの春代さんも、女性らしい柔らかい雰囲気を持ちつつも、私に岩根建築の宣伝を頼んで下さるしっかり者でした。笑
お二人とも素晴らしい方でした。

春代さんもブログを書かれています。
良ければ遊びに行ってみてください^^
http://iwanekentiku.blog19.fc2.com/

鹿児島県に向かう高速道路でかつ大きいパーキングエリアということで、福岡県の広川サービスエリアに降ろして下さった。
ここで見つからなかったら、また別のサービスエリアに連れてってくださると申し出てくれた。
ありがたい・・・

長女の楓ちゃんと一緒に、駐車場で鹿児島ナンバーの車を探した。

何台か発見したけど、人がまだ帰ってきていないか、声をかけても人がいっぱいで乗せられない、と断られてしまった。

見る車も無くなって来そうになった所・・・

鹿児島ナンバーの車発見!!

家族連れ・・・
また乗せられないって断られちゃうかも。と思いながらも、お父さんに聞いてみた。

「すみません。鹿児島県まで行きたいんですけど、途中まで乗せてってもらえませんか?」

「えーと・・・ちょっと満員で場所がないんよねぇ・・・」

「わかりました。ありがとうございました。」

「どこから来たの?」

「東京からヒッチハイクしてるんです。」

「ヒッチハイク!?!?」

ヒッチハイクって聞いた事あるけど、実際に見たのは初めてーっていう人が大半で、ほとんどの人は驚いてくれた。

生まれたばかりの赤ちゃんと、お父さんのお母さん、赤ちゃんからするとおばあちゃんも一緒だった。
奥さんと相談してみると申し出て下さり、奥さんの帰りを待った。

数分後、奥さんと家族会議をした結果、
一番後ろの席で良ければ、乗っても良い、ということになった。

ありがとうございます!!!!

岩根ご一家に挨拶して、写真撮影をし、お礼をいって別れた。

次に乗せていただいたのが、川畑家ご一家。
奥さんのご実家が福岡県にあり、野菜が獲れたから取りにおいでと言われ、取りに行った帰りだったみたいでした。

車内では奥さん目の前にいらっしゃったので奥さんとたくさん話をした。
教師をされていて、今年赤ちゃんが生まれたので、仕事を休んでいらっしゃった。

母乳を与えているので、食べ物に気を使っているのであまり甘いものは食べられず、友達からたくさんもらうんだけど食べられないから、と私に下さった。

旦那さん会社員をされていて、最近は毎日10時11時と深夜遅くまで仕事続きで疲れている感じだった。

お互いの話をしているうちに、今日泊まる所は?という話になった。

「今日泊まる所がないんです・・・良ければ泊めていただけませんか?」

「えー本当??」

奥さんと、旦那さんのお母さんは、別々で暮らしていた。
お母さんは鹿児島市内で独り暮らしされていた。

お母さんの家なら一人だし、とお母さんに聞いてくれた。

お母さんが私に向かって色々話しかけて下さったが、
声が高くて聞き取りにくかったのと、車が大きくて一番前と後ろで距離があって、ほとんど聞こえなかった。

でも、すごく優しそうな方だったので、何度も「聞こえないです」と言えず、頑張って聞こえてるふりしながら話しのつじつまが合うように受け答えした。

あの時、噛み合っていなかったらごめんなさい。

お母さんは快く承諾して下さった。
今日の宿、確保ーーー!!!!!!

野宿じゃなくて良かった・・・・
ありがとうございました。

広川サービスエリアで乗せてもらったのが、4時。
鹿児島県のお母さんの家に着いたのが8時を回っていた。

川畑さんご夫妻は私とお母さんを、お母さんの家の前で降ろして下さりそのまま自宅に戻られた。

お母さんは鹿児島市の市営住宅に住んでいた。
最近建て替えられたということで、綺麗で、しかも広かった。
これで家賃1万5千円。

東京じゃ考えられない値段と広さ。

羨ましい・・・・

お母さんがチラシずしと煮物を出してくれた。
一緒にご飯を食べた後、せっかく鹿児島に来たんだから、と温泉へ連れてって下さった。

地元でも有名な温泉。
名前は忘れてしまったけど、そこまでタクシーで行った。
お母さんは今、派遣の家政婦さんをされている。
それまではずっと介護師をされていた。

人のお世話をするのが好きだとおっしゃった。

笑顔が素敵で、柔らかい雰囲気の、可愛いお母さんだった。
自分の家のお風呂には入らずに、毎日温泉に入りに来るそうです。

源泉を毎日つかっているからか、とても50歳を過ぎたようには思えなかった。
温泉の水もめちゃくちゃ柔らかくて浸かると自分の肌がすべすべするのにびっくりした!

東京の臭い水とは全然違う!!!

お母さんは旦那さんを数年前に亡くされていた。
一人でも、子供が5人いるからみんなの家に遊びに行ったり、遊びに来てくれたりするから寂しくないよ、とおっしゃった。

明日はお母さんの仕事がお休みということで、一緒に鹿児島市内の観光をしてくれることになった。
温泉を満喫し、またタクシーで帰って、長時間車に乗って疲れたのですぐに寝させてもらった。

今日も色んな人のお世話になりました。
唐津のお姉さん、FM唐津のみなさま、少年野球のお母さん方、岩根さんご一家、川畑さんご一家、そして川畑お母さん、本当にありがとうございました。