難聴は前音性難聴と感覚性難聴があります。前音性難聴は病院に行って医者に診療していただいて治療しなければなりません。
感音性難聴の原因は以下の三つがあります。
1.老化(老人性難聴)
2.騒音
3.薬物の副作用
老人性難聴の原因は、人が年を取るとその間、騒音に露出されたり、食餌、ストレス、代謝、動脈硬化、遺伝的な要因などがあります。
老人性難聴の特徴は突然聞こえなくなるのではなくて、徐々に聞こえなくなることが多いです。
「高い音が聞こえなくなる。」「両耳が同時に聞こえなくなる。」「何か音が聞こえるけど、何の音か区別がつかない。」「二人以上が話している時は何を言われているかわからない。」「うるさいところでは会話と電話の音がわからない。」「テレビを見ていると家族から音量が大きすぎると言われる。」「特に男性の声より女性の声が聞こえない。」などの声があります。
原因は蝸牛の中の有毛細胞の衰弱、死滅、音を蝸牛から脳に伝達する神経の異常、脳の中で音を判別する所の異常、脳の異常などです。
死滅した有毛細胞は再生できません。しかし、衰弱されている有毛細胞は特別な方法で元気な有毛細胞に戻ることができます。
「私は年をとっているので難聴が改善できないからあきらめている。」「この年になってよく聴こえるようになっても何の楽しみもない。」と言われる方もいらっしゃいますが、80歳以上の方も「よく聴こえるようになって嬉しい。」「よく聴こえるから人と話すのが楽しくなった。」「補聴器を付けたらうるさかったけど、きれいに聞こえるから本当によかった。」という方も多いです。
アメリカでの老人性難聴は65~74歳までは20%位ですが、74歳以上は50%に上ると言われています。
日本でも2015年日本補聴器工業界で調べてら65~74歳は18%、74歳以上は42.65%の方が老人性難聴で苦しんでいることが明らかになりました。
難聴の影響は記憶力を落として、学習力を低下させて、認知力を落とすので認知症になりやすいこともあります。(2015年1月厚生労働省の「新オレンジプラン」により」
老人性難聴はクラクションの音が聞こえなくなって事故の可能性も高くなったり、聞き間違いが起きて人間関係が悪くなることもあります。
次は騒音による難聴です。
私たちは毎日騒音に露出されて生活しています。
バスや電車は80~100dB位、ピアノと工場の中、パチンコ屋の音が90dB位、工事現場は110dB位、飛行機の音が120~150dB位です。毎日このような騒音に露出されている方は騒音性難聴になりやすいです。
特に最近はバスや電車で出退勤、登下校の時にスマートフォンで音楽を聴いている人が多くなり、勉強する時もスマートフォンで音楽を聴きながら勉強している人が多いです。
このような場合は騒音性難聴になりやすいです。
それで、最近、若い人の騒音性難聴が多くなっています。
このような方は、聴力鍛錬機(TSC-i365)で聴力を改善されることができます。