大学院生になって、少し時間ができてようやく気づいたけど、「暮らす」って大変。


医者になって大学院に行くまでの間は毎日、目の前のことに必死で朝から晩まで病院にいて、怒涛のように時間が過ぎて…。


大学院に進学して、決して暇になったわけではないけど、患者さんペースではない自分ペースの時間の使い方ができるような環境になって初めて気づいたけど、暮らすって…大変。


ご飯作って、洗濯して、掃除して、買い物して、他にも家事はたくさん。

やることたくさん。


今までなぁなぁでやってきたことを、いろいろな事情も重なって、ちゃんと暮らしてみたところ、大変。


今までは仕事が忙しいから、時間がないからっておざなりにしてきた「暮らす」を、それなりにちゃんとしてみたら時間が一瞬で溶けていく。


「暮らす」に休日はなくて、毎日暮らさないとだし、暮らしはじめたら暮らしはじめたで、こだわりやら気になることが出てきて、これまた大変…。


無限に時間いるな…と思っています。


でもそれなりにちゃんと暮らしていると、あーご飯美味しいなぁーとか、あーうまく片付けられた!とか、日々の小さな喜びも多い。


大学院生になってから、特に料理をよくするようになったけど、毎日のご飯が美味しいだけで、こんなに毎日幸せなのかーと、ちょっと感動している。


誰かに作ってもらうご飯は美味しいパターンもあるけれど、自分の食べたいものを自分好みに作って、誰かに美味しいと言ってもらえるのが嬉しいパターンもある。


「美味しいは世界を救う」と私は本気で思っているのだけど、また臨床に戻っても、日々の暮らしの中で、自分で自分を救っていきたいなーと思っている今日この頃です。