☆本日のポイント
 口を潤し、食事をゆっくり味わって、血糖改善!

口の乾く薬、加齢による唾液分泌低下に効果的な唾液腺マッサージの方法をお伝えします。
急にめまいがしたり、動悸がしたり、気分が悪くなった場合は、すぐにやめてくださいね。押しすぎも注意です。口の中に唾液がじわ~っと出てきたな、ここがポイントですよ。

●耳下腺への刺激

人差し指から小指までの4本の指を頬にあて、上の奥歯あたりを後ろから前へ向かって回す。(10回)


●顎下腺への刺激

親指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあて、耳の下から顎の下まで5ヶ所くらいを順番に押す。(各5回ずつ)


●舌下腺への刺激

両手の親指をそろえ、顎の真下から手を突き上げるようにグーッと押す。(10回)


食前に行い、唾液分泌を促すことで、美味しい食事を楽しむことができるでしょう。

よく噛んで、飲み込むことで、胃に送り込まれる食事量が少しずつとなり、その結果少しずつ腸へと送り込まれた食物が消化管を刺激して、消化管ホルモンであるインクレチンを分泌します。

インクレチンはインスリン分泌を促したり、適切な量で満腹中枢が働くように調節してくれます。


食事を一気に飲み込んでしまうと、インクレチン分泌ができないため、適切なインスリン分泌もできず、過食になりすぎ、高血糖にもなりすぎる結果となります。


たとえ菓子パンであっても、ゆっくりよくかんで、時間をかけて食べることで、血糖値を上げないようにすることもできるでしょう。災害時にはカップ麺や菓子パンなど糖質優位の食品が配られることが多く、それらの食品を食べないと命が守ることができません。


また、唾液分泌が落ちる薬を内服していたとしても、中止できない場合も多いです。副作用軽減、血糖上昇抑制のために、食前には唾液腺マッサージを行い、ゆっくりよく噛んで食事をして、食後は歯磨きして口腔内を清潔に保つことが大切でしょう。


参考文献
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-08-003.html

 

 


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